
二日目が終了し、業務自体は折り返し地点を過ぎた。黄色い葉っぱがお日様を反射してキラキラ。そして地面ではこんなかんじ。

会場はというと、こんな感じ。ドイツって古いビルは風情があって素敵なんだけど、近代建築はど~も好きになれないデザインが多い気がする。これもその例(苦笑)。
ところで今回の会議では石炭火力発電が槍玉に挙がっている。2度目標を達成するには、今後排出できる二酸化炭素の量が限られている(地球の温度上昇と二酸化炭素累積排出量は比例するので、逆算してあとどれだけ排出できるかが科学的にある程度わかっている)。
再生エネルギーで発電する技術が存在するにも関わらず、まだ発電で炭素を出そうとする国や企業には厳しい目が注がれている。
日本は今後も「効率的でクリーンな」石炭火力発電所を40ヶ所以上建設する予定。海外にもODAで石炭火力発電所を輸出する。止めろという声は受け入れ国にもある。
日本のロジックは、石炭という安い燃料と日本の高度な石炭火力技術で途上国の経済発展を発電で支援する、というもの。多数派の反対派の意見は、再エネ技術でも必要な電力は供給できるし風力や太陽光発電の方が、着工開始から発電まで工期が圧倒的に短い。今のニーズを早急に満たせるのは再エネ。しかも石炭火力がペイするには40年間操業することがが必要。これから40年も二酸化炭素をだして発電するつもりか、あるいはい巨費を投じた発電所が排出削減のため短期間で閉鎖されたら、途上国の財政負担になるではないか、というもの。
しかも、中国は既に古い石炭火力発電所を閉鎖すると発表しており、最近その閉鎖目標の引き上げを発表して、また電気自動車導入促進のための規制を導入することにしてるので、世界から大歓迎されている。
世界は、日本とではなく中国と価値観を共有できると感じている。
「価値観外交」と称してお金をバラ舞いてお友だちを作るより、世界的懸念事項にきちんと対応する方がよっぽどお友だちが増えると思うんだけど。環境問題で周回遅れになるなんて、マジ恥ずかしい。技術力があるだけにね。
こちらでは、休閑地や木々を伐採して広い土地に建てた太陽光発電のパネルが、何枚も並んだ場所を見かけることが多くなりました。
そして、大好きな近くの山も伐採して、数十機建てられています。その周囲の土肌や回っていない風力発電機をみると、いったいエネルギーを捻出するには、何が良いんだろうと思ってしまいます。
と思いながら、冷え込む今日この頃、エアコンのスイッチを入れてしまいます。
地熱発電がいいんじゃないのかと思ったりします。
景観に配慮した目立たないデザインにして
温泉が困らない発電にして。
天気にも影響されない安定した電力源だ思うんだけどな。
いずれにしても、二酸化炭素を出さないでも発電できるのに
どうしていまだに発電ごときで限られた二酸化炭素排出量を
使うんだい、気温が上がったらこまるっしょ
っていうロジック、ものすごく説得力があります。。。