goo blog サービス終了のお知らせ 

kebaneco日記

日々の出来事、考えたこと、行った場所、見たもの、なんかを記録してます

謎のお屋敷の正体

2020年02月17日 | お友達&近所&散歩
いつも閉まってる蕉雨園。

永青文庫の向かい、関口芭蕉庵の北、に位置する大きなお屋敷。神田川方面から胸突坂を上がってくると、右側に延々と塀が続く。その大きなお屋敷がここ。田中光顕伯爵が明治30年に建造した日本家屋。漢学者の諸橋轍次博士が来訪した際、素晴らしい庭園を見て「芭蕉葉上孤村の雨 蟋蟀聲中驛路の塵」と詠み、そこから芭蕉庵の五月雨庵にちなんだ「蕉」と「雨」のふた文字をとって蕉雨園とした、明治の史跡。今は講談社グループが所有、一般には非公開らしい。だからいつも閉まってんのね。


1984年3月27日にリヒテルが限られた招待者だけを招いて行った、「幻の東京リサイタル」の会場だったらしい(驚)。NHKの名演奏家幻のライブ・シリーズとして、キング・インターナショナルから発売。キングレコードもうちの近所なんで、これまたびっくり〜

最新の画像もっと見る

4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (クラリス)
2020-02-17 16:11:44
kebaさま。貴重な情報をいつもありがとうございます
どんなところだろうと興味が湧き、グーグルで画像検索してちゃっかりお散歩を楽しんできちゃいました。
紅葉が特に素晴らしかったです。

こんなところで聴くピアノってどんなふうに感じるのでしょうか?
実際に聴いた方々は生涯の宝物を手に入れた気持ちになられたのかもしれないですね。
返信する
Unknown (kebaneco)
2020-02-17 17:52:08
クラリスさま

足で稼ぎました〜(笑)
グーグル便利ですよね。
確かに紅葉の時期は美しいと思います。

あえて日本家屋でドビュッシーって、不思議〜
でもご本人たっての希望であの場所が使われたそうなので
リヒテルさんには「!」と感じるものがあったんでしょうね。
あんな場所で聴けたら、生涯に宝物、そうですよ
きっとリヒテルの息遣いもペダルの音も聞こえるはずだもん。
返信する
ご近所 (みどり)
2020-02-17 21:03:25
kebaさんちのご近所って由緒のあるお家ばかり。凄いですね。
幻のリサイタル、一体どんな方々が招待されたのかしら。
弾いたのはドビュッシーだったのですか。
私も聞けば生涯の宝物になったでしょうね。

返信する
みどりさま (kebaneco)
2020-02-17 21:26:15
そうですね、音羽通りの突き当たりには
綱吉の母の桂昌院が建ててもらった
護国寺があるくらいですからね、由緒正しいです。
所々に、江戸や明治の香りがします。

リヒテルは、以下の作品を演奏したようですよ。
個人的にはハイドンに興味があります。

【収録情報】
・ハイドン:ピアノ・ソナタ第24番ニ長調 Hob.XIV.52
・ハイドン:ピアノ・ソナタ第32番ロ短調 Hob.XIV.32
・ドビュッシー:前奏曲集第1巻より(デルフィの舞姫たち/帆/野を渡る風/音とかおりは夕暮れの大気に漂う/アナカプリの丘/雪の上の足跡/西風の見たもの/とだえたセレナード/沈める寺/パックの踊り)
・ドビュッシー:映像第1集~水に映る影

 スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)

 録音時期:1984年3月27日
 録音場所:東京都文京区、蕉雨園
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。