
水曜日の朝のぞみで京都へ。今回は新幹線では最小限の水分補給を、それ以外は常時サージカルマスクの上に布マスクをしたまま感染予防&体力温存で移動。最初の写真は相国寺の庫裏、禅宗のお寺のザ・庫裏って感じの切妻妻入、美しい。
今回の最大の目的は福田美術館で開催中の「京のファンタジスタ〜若冲と同時代の画家たち」。公式オンラインでチケットを事前に購入してあった。入館時刻は二日目12:00-12:30指定だったので、初日到着後からの半日と、二日目の出発前までの半日の計画を練った。
ちょっと前に夫婦でテレビを見てて南禅寺の水路閣をやっていた時に「次に行った時は行きたいね」などと話していたのを思い出し、初日は南禅寺も目的地に加えた。出発2日前の月曜日に、前もって美味しいお店を予約せねば、ってことでもう少し旅程を固めることにした。
その過程で、相国寺113世だった梅荘顕常(大典禅師)が伊藤若冲の最大のパトロンだったんだから、やっぱり相国寺に行かないなんてないよなぁ〜とホームページを見ると、相国寺承天閣美術館で8月1日から「若冲と近世絵画」のII期が始まっていることを知り、小躍り。若冲の作品だけでも、相国寺が所蔵する釈迦三尊像、鹿苑寺の第書院障壁画50画が展示される、それ以外にも18世紀の京都画壇を彩る画師である池大雅や円山応挙の作品も合わせて見ることができる、とあった。ラッキーである、一体どれだけ日頃の行いがいいのだろう(笑)と、相国寺を目的地に加えた。
というわけで、京都駅に到着。地下鉄バス共通の1日券を購入、その後地下鉄で四条のホテルへ。荷物を預けてからバスで向かったのは、京大病院向かいのビィヤントというカレーの店。主人の大学時代の思い出の店だけど、去年の秋に来た時は定休日で来ることができなかった。今回はロケーション的に無理がなかったので、一食犠牲にして(苦笑)こちらへ。
お腹がいっぱいになった後、バスで相国寺へ。

相国寺は仕事で同志社大学に来た時に、なんの事前の知識もなく時間を潰すのにちょうどいいからってだけでお参りした、罰当たりな経験がある。法堂の狩野光信の蟠龍図(鳴き龍)を観たという記事があって、でもあの頃ちょうど両親のことがいろいろあって大変だったなぁと思い出される。ちなみに今は法堂お特別公開の期間外。
美術館内部は写真NGなので建物の写真しかないけれど、最初の部屋の一番奥に釈迦三尊が展示してあり、その周囲の壁の展示ケースは、廃仏毀釈で荒れ果てた時に皇室に奉納した若冲の30枚の作品が返還されたときのためにと設計されたとのこと。返還されたらどんなに素敵だろう。
奥の部屋に一挙公開されていた、鹿苑寺大書院の障壁画には圧倒された。どんな表現をしても陳腐になってしまう。いきなり満たされた気持ちになって「じゃあ頭を冷やしに水路閣に行きますか」とタクシーで南禅寺に移動。


方丈の奥にある水路閣へ

琵琶湖から京都市内に向けて引かれた疏水、現役

南禅院を拝見して

水路閣を再びくぐり

天寿庵を拝見

美しいお庭を拝見し、初日は終了
夕食は南禅寺の参道に面した、近代日本庭園の祖といわれる小川治兵衛の庭を眺めながら湯豆腐を、という予定にしていた。しばらく時間があるので一日券もあることだし、と一旦ホテルに撤収じゃ〜ということにした。

蹴上駅に行く途中にあった「ねじりまんぼ」というトンネル
上を通るのはインクライン(鉄道)。水路っぽいのでパチリ。この後ホテルに戻って、チェックインしてシャワー浴びて再び蹴上まで地下鉄で戻ってきて夕食を取りバスでホテルまで戻り初日は終了。2万歩近く歩いたのであった。
何度でも 行くたびに 声をあげる感動があり うれしくなります。
蹴上・・・に 昔 勤めていた会社の研修センター兼 保養施設があったので
京都の中でも 特によくこの辺りは 公私ともに 歩いたものです。
「相国寺はんでも 見られまっせ」って教えてくれました
いやぁ こんなに素敵なところとは 知りませんでした
たしか 若冲さんのパトロンだったんですね
疏水の源まで 散策したことあります
水路閣を歩くと 頭の中で ”2時間サスペンスのテーマ”が 鳴ります
カレーのお味も気になります😋
若冲さんの作品、本物をいつか拝見したいです💕
閉店後の錦小路の何枚ものシャッターには若冲の絵画が一面に描かれていて壮観でした。
出身地なんですよね?
それを見れただけでも嬉しかったです😊
ちょっと涼しくなったら考えます。
日頃の行いが奏功して良い物たくさん見られた旅行だったんですね。
美味しい物も食べられたし。
南禅寺近くの湯豆腐店、私も若い頃一度食べて、ほんと、美味しかったわー。
蹴上のあたりは散策に向いてますよね。仕事で京都で研修、役得ですね〜
若冲は相国寺で生前葬を上げ、大典禅師が墓碑を書いた、この世でもあの世でも絆を結んだ関係のようです。
カウンターに全部で10人くらい座ったらいっぱい、コロナ対策で5人くらいしか入れない、親子3人で切り盛りする普通の街のカレー屋さんでした。
錦市場の裕福な八百屋さんでしたよね、シャッター見てみたいなぁ
お出かけ是非。福田美術館は京都在住の先輩ですら「まだ行けてない」ようでしたし、写真撮り放題が話題になったけどそうでしたか?と2日目の夕食をとったお店の女将に聞かれました。
二日目もそのうち書きますね