お腹がいっぱいになったけど、最初の予約13:00からの大徳寺三玄院の特別公開にはまだ時間がある。今年お正月にうちの近所の今宮神社に詣りした時に、京都の今宮神社にお参りできるかもしれないと神主さんにお伝えしたら、喜んでくださり気をつけてお参りしてくださいと言っていただいてたので、お参り実現だ〜と今宮神社を目指す。最初の写真は、北大路通をちょっと入ったところにある大鳥居。
今宮門前通の特徴的な壁は大徳寺の塔頭の壁
大正時代の創建の大きな総門
拝殿
本社
疫社の前の梅の花はあとちょっとで満開
樹齢の高そうな松林もあった
脇の方から境内を出ると、道の両脇にはあぶり餅のお店
今宮通を適当なところで右に曲がり、大徳寺の三玄院を目指す。途中細川三斎・ガラシャ夫人の墓所がある、竹林に囲まれた高貴な雰囲気の漂う高桐院を右手に眺めつつ進み、途中で行きすぎたことに気づき軌道修正。なのになぜだか予定の時刻に到着(苦笑)。ちなみに、特別拝観が許されたお寺やお庭は撮影禁止のものが多くて残念。ただ、説明してくださる方が配置されていて、何人か集まったらお話を聞く、あるいは「質問があったらいつでもどうぞ」と待機している、という対応がとても良かった。
石田三成のお墓がある三玄院
京都観光オフィシャルサイトの説明によると、浅野幸長(あさのよしなが)、石田三成、森忠政ら三武将が創建した塔頭寺院。黒田長政や古田織部など、多くの人々が開祖・春屋宗園和尚(大宝円鑑国師)に禅を学んだ。方丈には、江戸期の絵師・原在中が各室ごとに異なる技法を用いて描いた襖絵が残り、とくに「八方睨みの虎」はどこから見ても視線の合うように描かれた秀逸な作品である。大徳寺の法堂や松を借景とした枯山水庭園「昨雲庭」もみどころ。とあった。内部は撮影ができない、が説明はたっぷり伺える。
ここは入り口に人が並んでいて遅れちゃったかしらん?と焦ったけど、予約したのですがとスマホ画面を見せたら「どうぞどうぞ」と入れていただけた。事前に予約して行った6箇所の特別拝観のうち、並んでるのを見たのはここだけ。石田三成人気なのかな?などと言いながら拝観を終えて、次のアポまで時間があることに気づいた。大徳寺は歴史ある大きなお寺なので、歩けば歴史に触れることができる。
仏殿が再建された時に植えられたイブキなどあるし
ここには12月の京都旅で写真を掲載した山門(金毛閣)もあり
時間を潰すのにも苦労しない。そろそろ次の芳春院に向かおうかと歩き始めて、大仙院も公開していることに気づいた。ではちょっくら・・・と拝観。十分欲張りな予定を立てたと思っていたのに、どれだけ強欲なんだか。。。
予定に入れていなかったのに行ってみたくなった理由は
古岳宗亘の作庭と伝えられる枯山水は特別名勝であり史跡、龍安寺の石庭とともに天下無双の名園と言われている、という説明書を読んだからには素通りはできない。おまけに、本堂は我が国最古の方丈建築ですと。また、お茶をいただける(けど、時間の都合からお庭を拝見するだけにとどめた)ともあった。
国宝の玄関
たっぷり寄り道して、14:00-14:30の間に到着する予定で予約していた芳春院へ。同じく京都観光オフィシャルサイトの情報だと、加賀藩主・前田利家の正室まつ(芳春院)が創建した前田家の菩提寺。「呑湖閣(どんこかく)」(内部は非公開)は、「金閣」「銀閣」「飛雲閣」と並んで「京の四閣」の一つに数えられる優美な二重楼閣。小堀遠州が建てたといわれ、「飽雲池」とそこに架かる「打月橋」とともに楼閣山水庭園を作り上げている。芳春院の木像を祀る本堂の前庭「花岸庭」は、造園家・中根金作が復元した端正な枯山水庭園である。今冬は、日本画家・竹内浩一氏が手がけた本堂襖絵も公開。とのこと。
門の脇の看板が、特別公開ですえ〜とおっしゃっておられました
境内に入って写真OKの部分だけ撮影
この先右手に入り口があり正面奥には小堀遠州作庭(中根金作が修復)のお庭
ボランティアが説明してくれたまつさんの人生にため息つきながら、でてきて白梅をパチリ
ここから大徳寺を散策しながら北大路通に出て、千本通と交わったあたりのバス停まで。次に予約していた仁和寺のある御室にはバスで向かう。16:00-16:30の間に到着すればいい予約。芳春院は早めに到着したけど「どうぞどうぞ」と入れていただけた。なので仁和寺もそうかもしれないよね、ダメだったら大きなお寺だから時間を潰す場所には苦労しないし、というわけできたバスに乗った。
京の三大門ともいわれる二王門
京都観光オフィシャルサイトによると、真言宗御室派の総本山で、世界文化遺産。代々皇室から住職を迎えた門跡(もんぜき)寺院で、日本画家・原在泉や福永晴帆の襖絵が残る「宸殿」「白書院」(いずれも国登録有形文化財)などの「御殿」は、回廊で結ばれ御所に似た風情が漂う。七代目小川治兵衛作の「北庭」と白砂敷きの「南庭」からなる庭園(名勝)は、通常は建物内から拝観するが、「京の冬の旅」期間中は庭園に下りて特別回遊ルートで拝観。かつては皇族のみが通った門から入る南庭のルートや、北庭の石橋を渡り滝近くの場所から望める御殿建築群もみどころ。とのことざます。
白書院
御室流という生花があることを初めて知った
黒書院からみた霊明殿
建物を見た後は庭を散策、勅使門の立派なこと
透かし彫りが美しく、お庭の素晴らしさを忘れそうになった
白砂の美しい南庭には、宸殿に向かって右近の橘(手前)左近の桜(左上)
北庭には池があり、茶室が配置されている
白砂お手入れするグッズを「これをつかうのかぁ〜」とパチリ
中門をくぐってさらに奥へ、御室桜にはまだまだだったけど
すっきりと美しい五重塔を眺めつつ
金堂を拝見したあと、境内をゆっくり散策
よかったぁ〜と感想を口にしつつ、歩いて嵐電の御室仁和寺駅まで行き、地下鉄の東西線と烏丸線を乗り継いでホテル最寄りの駅へ。観光客が戻ってきたと聞いて、どれだけ混雑しているんだろうと身構えて行ったものの、特別拝観の予約はあってないようなもので(苦笑)、洛北の大徳寺はマニアックだとしても、金閣寺や龍安寺からもそう遠くない仁和寺がこんなに空いているとは、とナイスなサプライズであった。というわけで2万歩弱歩いた初日はかくして終了したのでありました。この夜食べたのはイタリアン。
おまけ:鮎さまが細川ガラシャ夫人の辞世の句がお好きとのことなので、墓所のある高桐院あたりの写真をば
いいですね。。起用と巡りも3年たつ私にも
新たな想いがよみがっり懐かしく拝読させていただいておれます。
散りぬへき とき知りてこそ世の中の
花も花なれ 人も人なれ・
細川ガラシャのこの時世の句が大好きで、
墓所で数分でたたずんだことを思ひ出しており間。まだまだ楽しめるのかな・・
ありがとう・・・
細川ガラシャ夫人の墓所に佇まれたということでしたので、
その墓所のある高桐院あたりの写真を2枚加えました。
思い出していただければ
やはりこの辺散策は歴史を知ってこそですね。予習必要だわ。
京都で食べるイタリアンもいいですね。
あたし以外の観光客はしっかり歴史の予習をしてきたことでしょう、あはは。
京都は実はフレンチ・イタリアンの激戦区です。
いつも、予約の電話を満席ですって断られてばかりのところが何箇所かあります。
京都だから和食、って、日本画家の住んだうちとか超有名どころとか、
何度か高い授業料を払ったのでもう卒業させていただき、フレンチとイタリアンには入学もさせていただけてないので
お手軽ビストロに宗旨替えしてるところです。