公的資金

スガ政権以降、公金が入っている活動に対する締め付けが、今まで以上に強化されていると感じる。

写真はBBCのサイトから。スポーツマンとして相応しくない行動が、水泳連盟の規則に反していると判断され、年内活動停止となったとあった。

まあ瀬戸選手に関しては自業自得であり、強化対象選手として公的資金で育成されたという自覚が欠如していたんだろうなぁ、税金だよそれ、と思う。BBCが引用した本人の反省の弁を信じて、桃田選手のように復活して欲しいなと思う。

が、日本学術会議に10億円の公的資金が使われていることを以て、会員構成に口も手もだし、問題を指摘されたら行革対象にすると逆ギレしたり、フェイク(学士院会員に自動的になれるとか、年金もらえるとか、スーパーの袋の有料化は彼らが言い出しっぺとか)を垂れ流しする政治家とそのお友達は、自分たちが誰のお金でその活動をしているのか、もうちょっとよく考えたほうがいいと思う。

その後プロセスに何する問題が噴出し、日本学術会議法違反の可能性が出て、名だたる学者が反対の声を上げて、随分劣勢に立たされておるのぉ〜と思ってた。

それで懲りたかと思いきや、今度は批判を無視して多額の資金を投じて断行する中曽根元首相の合同葬(お亡くなりになって一体どれだけ経つんだよ)、国立大学に対し葬儀の日に弔旗の掲揚と黙祷を求める通知を送り、各都道府県教育委員会にも参考として送ったとな。

中曽根元首相はご自身の手記にも記載があるように、第二次世界大戦の時に慰安所を作った張本人。そんな人に対して学生たちに黙祷しろって、頭おかしいんじゃないの？個人崇拝って戦前かよ。

国民のために働くとかいう、え？じゃあ今までは違ったんかい？っていうスローガンでバカだと思わせて国民を安心させといて、こっそり戦前に先祖返りしようとしてんのかしら。

税金で賄われていたり、税金で助成されている組織や活動は、遍く政権の道具として政権にご奉仕せねばならないのか？だからそれで科学者を戦争に使った反省が学術会議に繋がったってゆうとるやん。サルでも失敗から学ぶらしいよ。

案の定、教育委員会や大学からは異論の声が上がっている。公務員に求められる政治的中立性にも抵触するよね。

有権者にご奉仕してない政治家こそ、自分の存在意義と国民にとっての「対費用効果」をよおぉ〜く考えていただきたい。研究の中身を判断する知性もないのに学術会議人事に私利私欲で介入したりなんかせず、技術立国としての立場を危うくし、研究者の100人に1人が米中に流出している現状を憂いて、研究者の惨状を改めて優遇すべき。あたしは、そのために必要な費用は無能で無駄な政治家を減らせば、楽勝で捻出できると思ってる。科学者の方が政治家より日本国民にとってはコスパが高いはず。

それから、前首相が詳らかではなかったポツダム宣言(A4用紙1枚のペラペラの文書ですけどね)と、前首相が読んでるとは到底思えなかった日本国憲法くらいは暗記できるくらい読んでから公職について欲しい。