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泡盛なかゆくい

第一期・泡盛マイスターがお届けする、沖縄やアルコールに関する日々雑感。

昭和にトリップ?! 赤羽トロ函

2008年01月06日 | スピリッツ/リキュール/ウイスキー/焼酎
隅田川が見える職場を離れてしまったものの、会社のご近所にあった大衆酒場にすっかりはまってしまっていたので恋しい気持ちでいっぱいの日々を過ごしています。そんな最近、埼玉と東京を結ぶ通勤路で実に好みな大衆酒場を発見しました。東京都北区の赤羽駅からちょっと歩いたところにある浜焼き酒場「赤羽トロ函」です。

私の父から彼が社会人になりたての頃の話をよく聞かされましたが、赤羽と言えば戦後の焼け跡から復興した街で「いけます」「まるます」「八起」などの酒場が並んでいて、いつも誰かがどこかで飲んでいる酒文化が特徴とのこと。若かりし父は、会社帰りに「今日はどのコースにする?」と夜な夜な仲間たちとこれらの店をハシゴしていたそうです。私の父は団塊世代よりも少し年上ですが、「赤羽トロ函」はきっと団塊世代にはたまらない雰囲気なのでしょうね。客層はバラバラですが、どことなく団塊世代の人口が多いように思います。店内を見渡せば、ひねってチャンネルを切り替えるようなテレビ(しかもちゃんと映ってます)や、古びた金庫が堂々と置いてあったりと、まさに昭和にトリップしたかのようです。

「赤羽トロ函」は、グルメキャリーネオサポートがプロデュースする「鱗」シリーズの店舗のひとつ。FCではないのですが、「深川 山憲」「浪○ 松憲」「蒲田 鈴正」「小岩 トロ函」の仲間になります。トロ函というだけあって、トロ箱を積んだテーブルや天井から下がる裸電球とか、まさに町の魚屋さんが居酒屋を始めたかのような装飾になっています。

目の前に置かれる炭火の入った七輪で、大きなマグロのカマ、ホタテ貝、生エイヒレなどの魚介類を自分であぶって食べるというスタイルです。店員さんが網の上の品を焼きすぎないように目を配ってくれているのもありがたく、マグロのカマなどは焼くのに時間がかかるわけですが、ちゃんと食べごろになると教えてくれます。さらにマグロの骨付き中落ち、イカとワタのホイル焼きなども実に豪快で美味です。最高の酒のアテがリーズナブルな値段で食べられるのですが、酒もビールならヱビスですし、ホッピーもホイスなども揃っています。日本酒を熱燗で頼めば、小さいヤカンに入れられた日本酒を七輪で温めながら好みの温度で呑めるのもステキです。

私が「赤羽トロ函」で飲みまくる酒は「天羽焼酎ハイボール」です。もう絶対にオススメ。
天羽飲料の「天羽の梅」という謎のエキスと甲類焼酎と炭酸を、1:2:3でブレンドしてレモンのスライスを浮かべるだけの飲み物ですが、このハイボールがやたら旨いのはやはり「天羽の梅」が原因でしょうか。「天羽の梅」は、いつか手にいれて家でも気軽に味わいたいものです。店の外看板には、キンミヤ焼酎の称号が掲げられているところを見ると、甲類焼酎はキンミヤを使っているのだろうと思います。

値段もユニークです。ほとんどのメニューが、下二桁が99円だったりします。軽く飲みながら、たらふく食べても一人あたり3,000円程度じゃないでしょうか。ひとりでも気軽に入れる店ですし、軽くつまむ程度ならもっと安上がりでしょう。会社帰りにフラリと立ち寄りたくなるようなお店です。

赤羽駅北口を東側にでて、赤羽一番街商店街に入って数十メートルの左手。「まるます家」の手前にあります。いつも混んでいるみたいなので、開店時間に行けないのなら店の前で待つのも覚悟で!
また、美味しく飲んで食べてるうちに衣服がたっぷり煙を吸ってしまうので、それも覚悟の上で!

◎浜焼き酒場「赤羽 トロ函」
住所:東京都北区赤羽1-17-7
TEL:03-3903-7175 
営業時間:17:00~23:00(月~金)
16:00~23:00(土・日・祝)
年中無休(←しっかりお正月三が日も開いてましたヨ!)

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