日曜日に法要を終えほっとしたところで、久しぶりに八橋のかきつばたを見に行く。
知立市八橋町の無量寿寺境内、古くから知られるかきつばたの名勝地がある。
ここは平安時代の歌人 在原業平 が、旅の途中ここみかわの国へ訪れた折、
「かきつばた」の五文字を句頭に入れて歌を詠んだ。
からころも
きつつなれにし
つましあれば
はるばるきぬる
たびをしぞおもふ
着慣れた唐衣のように親しんだ妻を都に置いてきたので、
この美しい花を見るとそれが思い出され、
はるばる来た旅路の遠さをしみじみと感じる
臨済宗 無量寿寺
かきつばた園
茶室 燕子庵