石破政権が苦境に立っている。3度も選挙で敗北し責任を認めないのだから非難されて当然である。他人のミスは苛酷に責めるが自分の失敗は決して認めない。総理大臣としての自覚も責任もなく、苦境は当然の帰結である。この観点からすれば国民の一人として、できるだけ早期に辞任してもらいたい気分である。しかし、歴代総理は石破茂以上に立派に日本を導いたと断言出来るであろうか?小泉前総理や、総理の鏡のように崇拝される安倍前総理も、やらなくてもいい立皇嗣の令を遂行して取り返しのつかない大失敗を犯してしまった。立皇嗣の令の大失敗に比べれば石破総理の選挙の敗北など枝葉末節の一出来事に過ぎない。直ぐに歴史の中に埋没し忘れ去られてゆくだろう。今危険な勢力が台頭しつつある。雨後のタケノコのように威勢のいい政党が乱立している。これらの政党は例外なく「男系皇統」を声高に叫び、この国を国民の希望とは真逆の方向に導こうとしている。耳をすませて聞いているとどうやら戦争を企んでいるふしがある。なるほど、ウ-ロ戦争はロシア不利に傾きつつあり、どさくさにまぎれて宣戦布告し且つ運が良ければ(そして米国の核の傘があれば)千島・樺太を取り返せるかもしれない。戦争となれば決断力と論理思考に勝る男が采配を振るわなければならない。女の将軍のもとで勝った戦争はまれである。しかしこの国では既に長い間象徴天皇制が深く根付いており、戦争の指揮は総理以下の幹部及び自衛隊のトップが指揮を執ることになるので、女性皇族が障害になることは全くない。ましてや今後長い間今上天皇が印を押すことになっているのだから、近い将来の可能な戦争を憂える必要は全くない。愛子様の立太子の令の背後にある懸念は皆無である。
石破政権に大逆転の可能性がひとつだけあるかもしれない。皇室典範を書き換え、愛子様の立太子に不可逆的な道筋をつけることである。そうすれば権力に飢えた政治家連中がどんなに騒ごうと1億の国民が背後にいるのだから政権は安定する。次の衆院選は自民党の圧勝で終わり長い石破政権が発足するだろう。口は達者だが内容のないタケノコ新党のアジテーションは無視してよい。そのためには総理の椅子を決して、そして断固として明け渡さないことだ。皇室典範の書き換えをスローガンにあげれば国民の意識はガラッと変わる。国民にののしられ軽蔑されて辞任し汚名を残すのか、偉大な総理として尊敬され永遠に名を残すか重大な岐路に立っている。
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