EigenWolf

今度の東北大震災がきっかけでBlogを始めました.

原発の収束の可能性

2011年04月16日 20時25分04秒 | 日記
福島原発には2通りのシナリオしか残されていない。

1 原子炉の冷却に成功し安全に収束させる。
2 冷却に失敗し大災害を引き起こす。

云うまでもなく、日本の取るべき道は1の道しかない。しかしこれは難航を極めている。「大災害を防ぐには冷却しなければならない」。一方「漏れた冷却水が放射能に汚染され地下水となり復旧を妨げる」。この悪循環である。単なる繰り返しではなく、事態はゆっくりと悪い方向へ落ちている。汚染水の回収と保管能力には限界があるからだ。現在の対応状況はどう考えても望みがあるようには見えない。

福島原発の冷却システムを復旧し安定化させるという考えは無理があるように思われる。燃料棒の冷却、漏れた汚染水の回収と保管という作業が悪循環に陥っているからだ。そこで提案なのだが、使用中及び使用済み核燃料を既存のあるいは新たな冷却システムへと移管出来ないのかということである。新たな冷却システムの建設に多少時間はかかったとしても、確実に収束出来る方法を目指すべきである。最早我々に多くの時間は残されていないのである。

極めて深刻な事態

2011年04月06日 20時55分05秒 | 日記
最新の情報によると、格納容器内の放射線量は1号機が毎時31・1シーベルト、2号機31・3シーベルトとされている。これが事実なら福島原発は極めて深刻な事態に直面していることになる。これまではミリシーベルトが脅威の対象であった。しかし、シーベルトはその千倍の単位であって、この放射線を浴びた全ての人間が即座に死に至る恐るべき大量の放射能である(http://ja.wikipedia.org/wiki/シーベルト)。

燃料棒の冷却に失敗すれば、日本は一刻の猶予もならない恐るべき事態に直面することになる。最早、ピットの水漏れ修理などというのんびりしたことをやっている状況ではないのかもしれない。最悪の事態を想定し総力を挙げて対処してもらいたい。

追伸:
私は原発の専門家でも、また放射能の専門家でもないので過大な憂慮があるかもしれない。違った意見の人がいたらコメントして下さい。

試練のとき

2011年04月03日 18時47分37秒 | 日記
原発の復旧は長期化の様相を呈している。復旧が可能かどうかもはっきりしない。世界の日本製品への疑いと放射能汚染への警戒は一層強まると思われる。これは我々日本人に与えられた今後長く続く試練である。しかし、試練は大きければ大きいほどやりがいもあるものである。我々は復旧と復興という共通の目標へ向かって力強く前進しなければならない。

最も苦しい試練に打ち克つ人間こそが最も強い人間なのである。我々日本人は、再び日本人の強さを証明する絶好の機会を与えられたのである。それならば、不退転の決意でそれを証明してみようではないか。