ストーリー:
独裁国家と化した近未来の英国。
夜間外出禁止令を破ったイヴィーは、
街角で危険に見舞われたところをVと名乗る仮面の男に救われる。
不正と暴虐にまみれた政府転覆をはかるVは、
手始めに中央刑事裁判所を爆破。
国の圧制を糾弾し、11月5日の“ガイ・フォークス・デー”に
国会議事堂前に集結するよう市民に呼びかける。
その一方で自分自身の怨念を晴らすため、有力者を次々と殺していくV。
そんな彼と出会ったことで、イヴィーは人生を大きく変えていく。
(goo映画より引用)
出演:
ナタリー・ポートマン、ヒューゴ・ウィービング、
ジョン・ハート
監督:
ジェイムズ・マクティーグ
独裁政権に相対する革命家。1年後に国民が決起するまでの過程。
「V」と呼ばれる革命家が起こした行動の数々によって国民が鼓舞され、
その過程がVの暗躍と共に描かれる。
とまぁ、こういう展開を予期していたのですが、全く違ってまして、
Vの革命に対する思いだとか独裁政権の暗部だとかを喋り倒す。
つまり、講釈(=セリフ)が非常多い映画であった。
ウォシャウスキー兄弟のスクリプトは、
(兄ラリーが性転換したから、ウォシャウスキー姉弟になるらしい)
『マトリックス』の冒頭の仮想現実とリアルワールドの講釈と同じく、
動機付けをした上で、ストーリーを構築していた。
『マトリックス』と同じように、
何故革命を起こすのかというイデオロギーについて、懇々と語り明かしていく。
この講釈に付き合えるか否かで、映画の面白さが変わってくるに違いない。
正直、今回は全くストーリーに乗れなかった。面白く感じなかった。
確かに彼の有言実行する行動力だとか、
政府のバイオ兵器の実験台であったという悲しみだとか、
まぁ、革命を起こさんとする真の理由も見えていたのだが。
更に、ナタリー・ポートマン扮するイヴィーが、
革命魂の変化という場面もあるのですが…。
革命のイデオロギーを覚醒させることに重きを置いているせいか、
配給会社の宣伝で語られているような映像的刺激は殆どなく、
Vのナイフアクションに妙味を感じた程度で、それ以上のものはなし。
ラストの国会議事堂の爆破のシークエンスや、
Vの仮面を被った連中の更新のインパクトはあったけれども。
情報統制されるニュースや市民の会話を盗聴されるといった、
独裁政権の狂気や管理された市民生活の描写はあるものの、
その暗さを市民の表情から掴み取れない点も辛いところだ。
あくまでVの行動と生き様そのものを捉えた作品だ。
革命という大枠ではなく、V自身を見つめる視点でもう一度鑑賞してみたい。
独裁国家と化した近未来の英国。
夜間外出禁止令を破ったイヴィーは、
街角で危険に見舞われたところをVと名乗る仮面の男に救われる。
不正と暴虐にまみれた政府転覆をはかるVは、
手始めに中央刑事裁判所を爆破。
国の圧制を糾弾し、11月5日の“ガイ・フォークス・デー”に
国会議事堂前に集結するよう市民に呼びかける。
その一方で自分自身の怨念を晴らすため、有力者を次々と殺していくV。
そんな彼と出会ったことで、イヴィーは人生を大きく変えていく。
(goo映画より引用)
出演:
ナタリー・ポートマン、ヒューゴ・ウィービング、
ジョン・ハート
監督:
ジェイムズ・マクティーグ
独裁政権に相対する革命家。1年後に国民が決起するまでの過程。
「V」と呼ばれる革命家が起こした行動の数々によって国民が鼓舞され、
その過程がVの暗躍と共に描かれる。
とまぁ、こういう展開を予期していたのですが、全く違ってまして、
Vの革命に対する思いだとか独裁政権の暗部だとかを喋り倒す。
つまり、講釈(=セリフ)が非常多い映画であった。
ウォシャウスキー兄弟のスクリプトは、
(兄ラリーが性転換したから、ウォシャウスキー姉弟になるらしい)
『マトリックス』の冒頭の仮想現実とリアルワールドの講釈と同じく、
動機付けをした上で、ストーリーを構築していた。
『マトリックス』と同じように、
何故革命を起こすのかというイデオロギーについて、懇々と語り明かしていく。
この講釈に付き合えるか否かで、映画の面白さが変わってくるに違いない。
正直、今回は全くストーリーに乗れなかった。面白く感じなかった。
確かに彼の有言実行する行動力だとか、
政府のバイオ兵器の実験台であったという悲しみだとか、
まぁ、革命を起こさんとする真の理由も見えていたのだが。
更に、ナタリー・ポートマン扮するイヴィーが、
革命魂の変化という場面もあるのですが…。
革命のイデオロギーを覚醒させることに重きを置いているせいか、
配給会社の宣伝で語られているような映像的刺激は殆どなく、
Vのナイフアクションに妙味を感じた程度で、それ以上のものはなし。
ラストの国会議事堂の爆破のシークエンスや、
Vの仮面を被った連中の更新のインパクトはあったけれども。
情報統制されるニュースや市民の会話を盗聴されるといった、
独裁政権の狂気や管理された市民生活の描写はあるものの、
その暗さを市民の表情から掴み取れない点も辛いところだ。
あくまでVの行動と生き様そのものを捉えた作品だ。
革命という大枠ではなく、V自身を見つめる視点でもう一度鑑賞してみたい。
2時間中画面に釘付けの映画でした。
いろんな理由が考えられますが、やはりVの魅力が一番でしょうか。
イデオロギー的なことになるとVは「私怨」で動いていたような気がして、いまひとつだと思います。
民衆もよく考えて行動したわけでもないような・・・。
あのカオスの後のほうが気になっております。
捕まるのがバカらしいからとりあえず政府の
いうこと聞いとこうかという程度のニュアンス。
抑圧された感じはしませんでしたね。
でも守ってる・・ことによって一応はコワイのかなと。
その反面でニュースのウソもわかってる。
一人じゃいやだ、そんなしんどいことやりたくない。でも不満はいっぱいだから
風刺の効いたゴードンの番組には大いに笑う。
きっかけがほしかっただけ。
その1個めのドミノがVだったという話。
Vは革命と称して必殺仕事人のごとく
うらみを晴らしていく、
かなり個人的な動機なんだけど
革命の理由にすえることで利害が一致し
最後の仮面の行進へつながっていく。
・・と解釈したのですがいかがでしょうか?
どうもイデオロギーが全面に出ていまして、
映画には全く入り込めなかったんです。残念ながら。
カオスを狙っていくVの方向性は嫌いじゃないですが。
>Agehaさん
イギリスの置かれている民衆心理、納得です。
自分ではできないから、誰かがというのは理解できます。
Vはその道標的存在だったんですよね。
それは、ラストの仮面の行進が象徴していると思います。
仮面の表情とヒューゴの演技が同期していましたね。内容については、なぜこれほど大評判になったのか、いまいち判りませんね。
ヒューゴ・ウィービング、素顔なしは可愛そう…。
ずっと仮面での芝居だった訳で、
本当に彼だったの?だなんて思ってます。
内容は、世間では評価されているようですね。
私もウンチクばかりで面白味を感じませんでした。