世の中は「毒」に満ちている。 . . . 本文を読む
横山秀夫・著 (文春文庫)
2003年に発表された小説なのですが、
兎に角、熱い男のドラマでありました。
舞台は、日航機墜落事故が発生した群馬県の新聞社。
事故報道の全権を任された1人の記者が、
社内の軋轢、部下からの厳しい追及、
そして、不仲な息子への気遣い…。
墜落事故が起きた当日、
社内の親友と山登りに行く予定だったが、友は病に倒れた。
「下りるために登るんさ」。友の残したメッセージ。
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『CUT』発売日。書店に平積みされた表紙を見て度肝抜かされました。
兎に角、エロすぎ!!
『マッチポイント』の時もそうでしたけど、
ここ最近のスカーレット・ヨハンソンの艶っぽさと言ったら…。
普段読んでなくても、この表紙見ただけで買っただろうな。
中身はこれから読んでいきます。 . . . 本文を読む
今日発売の「CUT」5月号の特集は、
「続・世界の映画オタクが選んだ史上最高の映画ベスト150!」
前回は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』が1位で首を傾げた企画。
今回は、イギリス『EMPIRE』誌と連携して、
お題目にある通りで映画好きが選んだマニアックとは言わないが、
なかなか興味深い150本が出揃っている。
では、150本を紹介!!
…したい所ですが、面倒なのでベストテンのみ紹介。
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野村克也・著 (角川Oneテーマ21・角川書店)
私は巨人ファンであると本の中でも語っているのだが、
今年から楽天イーグルス監督となった野村克也氏の巨人軍論。
川上哲治監督時代の巨人は、長嶋・王を率いてV9を達成。
憎らしいほど強い巨人軍はどのような組織だったのか。
その組織は如何に作られてたのかを分析しています。
個々人の資質が高かったからではなく、
選手を適材適所に活かすこと、選手を人間 . . . 本文を読む
小川洋子・著 (新潮文庫)
今年1月公開された映画の原作でもあり、
第1回本屋大賞にも輝く作品でもあります。
原作を読んで、いいエッセンスを抜き出し、映画化したことを痛感。
また、映画は原作を1つも踏み外していないこともよく分かりました。
博士、家政婦、家政婦の息子√との絆が詳細に伝わってくる内容でした。
映画を観た時もそうでしたが、
原作を読み終えても爽やかさで満ちていましたね。
映画の . . . 本文を読む
書店店員さんが、
「これを読んで欲しい!!」という作品をセレクトする本屋大賞。
第1回は、私も通読中の小川洋子著『博士を愛した数式』。
昨年の第2回は、恩田陸著『夜のピクニック』。
そして、今年第3回は、
リリー・フランキー著
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(扶桑社)
泣けると評判の『東京タワー』が選ばれました。
『夜のピクニック』も読んでいないんですが、
『東京タワー』 . . . 本文を読む
東野圭吾・著 (文芸春秋)
05年のミステリーベストテン三冠。
更には、直木賞まで獲得してしまった本作であります。
私が東野さんの作品を読むのは5年ぶり。
前に読んだのが、今ドラマでやっている『白夜行』でした。
『白夜行』は非常に重々しい内容であるのだけど、
『名探偵の掟』のようにライトで笑える作品もあって、
この作家さんの懐の深さがよく分かるような気がします。
で、今回の作品。ラストは不覚 . . . 本文を読む