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【映画感想・英、数字】 SAWⅢ ★★

2007-11-17 | 【映画感想・英、数字】
ストーリー:
殺人現場に呼び出された女刑事ケリーは、
鎖に繋がれ、爆弾で飛び散った死体を目撃する。
死体が行方不明の同僚ではなかったことに彼女は胸をなでおろすが、
ジグソウはもう動けないはずだったことから、誰の仕業なのか疑問を抱く。
その夜、ケリーは何者かに拉致され、気がつくと地下室に監禁されていた。
(Yahoo!映画より引用)

出演:
トビン・ベル、ショウニー・スミス、アンガス・マクファーデン、
バハー・スーメク、ドニー・ウォールバーグ

監督:
ダーレン・リン・バウズマン

『SAWⅣ』が公開されるので、
劇場未見・DVD購入後も未見であった、パートⅢを鑑賞。
正直何でもありの状況になってきた…。
パートⅠに観られた緊迫感は、どこに行ってしまったのか?

ジグソウによる「生きることを粗末にする」人々への粛清。
それが繰り返され、今作では交通事故で息子を亡くした男が、
ひき逃げ犯、甘い判決を言い渡した判事、見てみぬふりをした目撃者、
彼ら3人に対する恨みを晴らすべくストーリーは展開する。

それにしてもこの作品のグロさ加減は如何なものか?
映画館で観ていたら、正直キツかったかもしれない。
(個人的には、ラストの爆殺死体がヤバかった。)
ストーリーでの面白さが限界にあるから、
ビジュアルのエグさを全面に出したのだろうか?
これでは、単なるホラー作品としか思えなくなる。

また、ストーリーの限界という部分では、
パートⅠ・Ⅱのストーリーとリンクする仕掛けが多くなっている。
確かによく取り繕って、話の辻褄を合わせているなと関心するが、
結局のところ、話を作ろうと捻出しているだけに過ぎない。

パートⅠにあったような閉鎖空間というシチュエーションから、
生み出される緊迫感が堪らないストーリーだったのに。
パートⅡでは、辛うじてキープされていたものの、
今作品は、ジグソウとアマンダが主人公の作品となってしまった。

ラストで繰り広げられるどんでん返し。
ジグソウのポリシーと逸脱・矛盾している気がするのは私だけか?
作品の底辺にあるテイストすらも変わってしまったようだ。

結局、続編が作られている訳であるが、
このパートⅢの出来栄えからすると、
パートⅣは期待を抱かずに観るのが妥当なようだ。

(DVDにて鑑賞)


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