毎日が日曜日の私には、仕事始めの日も関係なく朝寝を楽しんだ。ゆっくりと起き、ゆっくりと朝食、ゆっくりと新聞を隅から隅まで読む。
やっと手に入れたこのゆっくりした日々、と言いたいところだが、実は、体に機能がゆっくりとしか動かなくなってきたのだ。
この現実を感じるのがお正月なのだ。何をするにも時間がかかる。
賀状の返事を書いたり、し残した片付けに取り組んだりと、思うことは出来るが、中々手につかない。
掃除は後回しで、頼まれた集金にやっと腰を上げた。本来なら年末に済ますべき事だったのだが、ゆっくり病で年を越してしまったのだ。
後は、ボケーとして、テレビを付ける。能登半島地震と羽田空港飛行機衝突炎上事件を見た。
何か出来ることをと思うも、現地に行けるわけもなく、心で祈りながら、ささやかでも募金に協力する方法を調べることだ。