フォーゼ 第８話印象

ものすごーく久方ぶりにフォーゼの録画をチェックしました。
どんだけ遅れているのか考えたくないくらいですが、色々あってなかなか録画チェックができませんでした。
まだまるまる２話分遅れてますが、千里の道も一歩から。
大文字先輩編というか猟犬座ゾディアーツ編の後編です。
というわけで、簡単に印象のみにて参ります。

前回の続きから…猟犬座＝ハウンドゾディアーツとの戦闘中に大文字隼に邪魔され、逃げられてしまったフォーゼ＝弦太朗。
学園のキングである自分が不快を感じる部活は認めないという大文字。
しかし、弦太朗はまた三浦のような奴を出して良いのかと大文字を問いただします。
かつてスイッチを悪用してしまったアメフト部の使いっ走りだった三浦は、今も入院中とのこと…。
大文字の返事は、あいつはアメフトがへたくそだったんだと…。
大文字先輩との関係はどんどん悪くなってます。
一足先に補習教室に戻れた大文字先輩ですが、お父さんから携帯電話で厳しい叱責を受けます。
そこに佐竹先生が現れ、弦太朗たちが戻って来ますが…。

ラビットハッチでは、弦太朗をフォローするパワータイザーが戦闘には不可欠だと美羽が眉をひそめます。
しかし…賢吾は限界、ほかに操れるものもないのが悩みのタネ…。
悩める部長を残して、ＪＫはネタ集めに出かけてしまいます。

佐竹先生、黒に染まれば白も黒くなる…と、大文字先輩にも容赦なし。
筋金入りの不良嫌いらしい佐竹先生は、他の先生からの手伝いも断って、唯一人で補習を行っています。
佐竹先生の命令で、アマゾン友達子ちゃんことノゾマちゃん以外は全員グランド整備に…。

弦太朗・賢吾・ユウキの３人でローラーを押しますが、重すぎてろくに動かない…！
その様子を見ていた大文字先輩ですが、父の言葉を思い出してローラーを一人で押しはじめます。
そのパワーに驚く賢吾たちですが、弦太朗は対抗心を燃やして自分もローラーに…。
ローラーの奪い合いの末にとうとう殴り合いになってしまう弦太朗と大文字隼。
大文字のこともアメフトのことも分からない、ラグビーとどう違うんだという弦太朗。
その言葉に、自分と父の名誉のスポーツであるアメフトをバカにされたと激高します。
ううーん、相性が悪いというか何というか…（苦笑）。

ところが、そんなところでハウンドゾディアーツが出現！
美羽からの連絡を受けて現場に駆けつける弦太朗！
フォーゼに変身して戦いますが、そこにスコーピオンゾディアーツが出現！
敵が二人だとやはりフォーゼは本来の力を発揮できず、ハウンドゾディアーツを追い詰めることができません。
逆に追い詰められてしまうフォーゼ＝弦太朗を、危機一髪で救ったのはパワーダイザー！

ゾディアーツには逃げられましたが、危機を脱した弦太朗が礼を言うと…賢吾・ユウキ・大文字先輩が駆けつけます。
驚く弦太朗の前で、パワーダイザーから現れたのは…風城美羽！！
賢吾が限界なのを見て取り、自ら登場した美羽ですが、やはりチアリーダーには荷が重かった…！
倒れ込む美羽を助け起こす弦太朗！
その姿に、大文字隼は愕然とします。
誰かのために、こんなに一所懸命になる美羽を初めて見たという大文字。

保健室に美羽を寝かせた弦太朗たち。
思わぬ美羽の姿に言葉を失う大文字…。
「付き合ってたんだろう？」と言われますが、大文字の答えは…父がそう命じたから…。
学園のキングである大文字にふさわしいのはクイーンである風城美羽だと父が言うから付き合っていたというのですが…。
大文字を縛り、大文字の人生を決め続ける父の存在のこの重さ…！

さて、いよいよ補習の教室に戻った弦太朗たちですが…。
待ち構えていた佐竹先生は、弦太朗たちに今後毎週の補習を命じるという事態に…！
絶望の大文字隼…。
その大文字の前に、なんとエセアメフト姿で現れた弦太朗！
驚く補習メンバーの前で大文字隼のプロフィールの知る限りを披露します。
大文字はクオーターバック、って何をするんだと尋ねる弦太朗に、賢吾が作戦を立てるのだとおしえてくれます。
しかし、弦太朗は大文字隼はそうは見えない、何も自分では決めていないように見えると痛いところを突いてくる！！

ついに弦太朗の言葉に我慢できなくなった大文字隼！
弦太朗の言うとおり、隼は父の言うとおりに生き、父の望み通りアメフトをやり、父の作戦で試合に勝ってきた。
しかし…部長の戦術では面白くないとチームメイトに言われ、激高して殴ってしまった…と。
自分は父の期待に応えるべくがんばって来た。
なのに…ちっとも楽しくない、楽しくてやっていると思っていたのかと涙ながらに問いかける大文字。
自分はがんばってもがんばっても苦しいのに、仮面ライダー部は楽しそうに互いを支え合っている。
自分もそんなアメフト部をつくりたかった、俺の生き方は間違っていたのかと問いかける大文字…。

その大文字の言葉に号泣する弦太朗！！
はじめておまえの気持ちが分かる、お父さんの期待に応えたいと思うおまえは間違っていないという弦太朗。
そうだろう、と問われて頷く賢吾が良いですねえ。
涙を流しつつ弦太朗は大文字の生き方を受け入れる…これこそが弦太朗ですよ。
弦太朗のすごいところは、このバカが付くくらい素直なところなんですねえ。

さて、これでわかったというユウキに、あんたがここにいる理由だけが分からないと指摘するノゾマちゃん。
ここで聞くか！？というユウキ…なんと図書室でそのかぶり物は一体何！？
図書室の本を乱暴に扱ったところを先生に見つかって補習に…って！
ここで盛大に吹き出した弦太朗、そして大文字先輩もさっき泣いた烏が笑っています。
いやあ、ノゾマちゃんが良いところを突いてくれましたねえ。

ところが、ここに現れた佐竹先生、補習の最後を締めくくる小テストをはじめると…！
これで50点以上取れなかったら毎週補習が確定します！
学善の面々のところに、さらりと顔を出したのは情報収集に回っていたＪＫ！
もう一人、この補習に来るはずだった人物がいると指摘します。
その男こそが佐竹テルヒコ…佐竹先生の息子！
なんと息子のテルヒコは仮面優等生で、学校ではおとなしい優等生を装い、学校の外では相当な悪であると…！！
あんたの息子がバッドボーイだったのかという弦太朗に、だから不良は嫌いなんだという佐竹先生。

そして、制服姿では一瞬見違える佐竹テルヒコ、ついにスイッチがラストワンを迎えます！
そのスイッチを押すな、といわれて押さなかったゾディアーツはいません。
テルヒコは蜘蛛の巣に包まれて倒れ、ゾディアーツだけが飛び出して言ってしまいます。
息子を助け起こして愕然とする佐竹先生に、弦太朗はこう言います。
あんた風に言うと、あいつの黒を白く洗い直してやる…と。
飛び出した弦太朗を追いかける大文字の前に現れたのは、迎えに来たという父親！
迎えに来てみればあんな奴と付き合っているのかと責める父に、大文字はとうとう自分の意見を口にする。
友達は自分で選ぶ…と！
そして、父を残して走り出す大文字隼！

フォーゼに変身した弦太朗はハウンドゾディアーツを追いかけますが、すでに装甲は最高レベル。
おいそれとは破れません。
それでもやるしかないとエレキスイッチを起動したフォーゼですが、ここにスコーピオンゾディアーツが現れます。
二体のゾディアーツを相手に不利な戦いを強いられるフォーゼ！
やはりスコーピオンゾディアーツを押さえなければスイッチを破壊してテルヒコを救うことはできません！
やるしかない、とパワーダイザーを呼び出す賢吾。
しかし…虚弱体質の賢吾にはすでに力が残っているはずもなし…。

その賢吾の肩に手を置いたのは、大文字隼！
運動部の力を見習え、と自らパワーダイザーに登場すると名乗りを上げます。
「頼む」と賢吾が素直に大文字に任せたのは、大文字の苦悩と大文字が父の期待に応えようと苦労していたことを知ったからでしょうか。
パワーダイザーは大文字の底なしのパワーによって、見事なタックルでゾディアーツを吹っ飛ばします。
中から聞こえる声に、大文字が助けに来てくれたことを知る弦太朗！

パワーダイザーのバックアップでスコーピオンゾディアーツを気にせず戦えるようになったフォーゼ！
一方のパワーダイザーはスピーディーな動きと圧倒的なパワーでスコーピオンゾディアーツの動きを見事に押さえます！
そして、フォーゼに戦闘の指示を出すのはもちろん賢吾！
エレキスイッチにドリルスイッチを併用するように指示します。
賢吾のアドバイスで見事ハウンドゾディアーツを破ったフォーゼ！
パワーダイザーもまたスコーピオンゾディアーツを退けますが、こちらには逃げられてしまいます。

おきまりとは言いながら、例の拳を使っての友情の証しをパワーダイザーでやっちゃう大文字隼！
しかも弦太朗と名前呼びですよ！
まあ、弦太朗も先輩に「隼」と名前呼び出し、「美羽」にも名前呼び名のではありますが。
この2人の距離が一気に近づき、むしろ悪友という漢字になったのは良いですねえ。
このあと、やり残したことがある…とパワーダイザーで学園に戻った大文字は、父が自分のために建てた銅像を粉砕、満足げな笑顔を見せます。

さて、ハウンドゾディアーツが倒され、佐竹先生の息子は目をさましました。
佐竹先生、何だかんだ言いつつも息子を心配する姿にほっとしましたよ。
そして…その佐竹先生の配慮で、なんと弦太朗はギリギリ50点を獲得！？
来週からの補習は免除された模様。
そのころラビットハッチでは…大文字隼と風城美羽が宇宙服で月面に…。
もう一度付き合わないかという大文字に、私はムードには酔わないとぴしゃり。
ただし、仮面ライダー部には歓迎するという美羽に、ラビットハッチ内からそんな部活はないという賢吾！
どうやら仮面ライダー部にはなくてはならない男が加わったようです。

というわけで…面白かった！！
いやあ、大文字先輩の新たな一面を見せつける…予想通りのへたれっぷりもいいけど、そのへたれっぷりを否定しない弦太朗がいろいろすごかった。
大文字が、最後に父が自分のために立てた銅像＝父の理想を具現する偶像を破壊するというのも良いですねえ。
すぐには無理かもしれないけれど、大文字が自分の頭で考えて起こした最初の行動がこれなのは、いろいろ示唆的だと思います。
破壊行為そのものはどうかと思いますが、父親に対する反抗をスイッチの悪用に転化していった佐竹テルヒコと対照的です。
父に反抗した息子の転落と、父の期待に応えようとつぶれそうになりつつも、自分なりの一歩を踏み出した大文字。
テルヒコがこれで救われるとまでは思いませんが、きっと佐竹先生と新たな親子の絆を結んでくれると信じたいですねえ。
そして…大文字先輩にも、自分の人生を勝ち取るための陰の活動に励んで、自信をつけて欲しいと思いますねえ。

今回、前回につづいてさりげなく大活躍だったのが美羽とＪＫ！
自称部長は本当に部長として全力を尽くしてくれてますよ。
あんな風にがんばる姿を見せつけられたら、大文字の心が大きく動くのも頷けます。
そして、ＪＫがなかなか良い働きを見せてくれるのも良いですねえ。
相変わらずノリは軽いけれど、ＪＫが生き生きと動いてる姿が観ていて楽しいです。
仮面ライダー部、ますます良い感じですよねえ。

さて、次回からはいよいよノゾマちゃんが…？
なにげにユウキちゃん大好きな彼女がどんな風に関わってくるか楽しみです。
クイーンフェスでもユウキちゃんに一票を投じ、図書室でのユウキの奇行にも大喜びしてましたからねえ。
というわけで、早めに次もチェックしたいと思います。

風水