ディケイド 第３話印象

ディケイドは先週までの流れをＯＰ前にきっちり説明してくれるのでわかりやすくて良いですねえ。
先週のおさらいでやっぱり八代刑事が思いっきり殴られるシーンが登場するあたり、狙っているとしか思えません。
普通にさらっとこれをおさらいするところがディケイドなのね…。

先週ラストに突然出現した地獄兄弟ことキックホッパーとパンチホッパー…何のために登場したんだ…。
まあ、ディケイドの邪魔に来たんでしょうけど、いきなり「今、笑ったな」と逆ギレしてクウガに襲いかかるアニキ…ひさしぶりにやさぐれまくった姿を見てそうだったよなあ…と懐かしく思い出しました。
桜井さんもどきが舌打ちしてますから、打ち合わせになかったんでしょう(苦笑)。
結局邪魔者としてあっという間に消滅…何だったんだ…。
というか、このノリだとあの桜井さんもどきがこれからもサブのライダーを次々と繰り出してきそうですよねえ…。

今回最も「よし！」と思ったシーンの一つが、夏みかんちゃんに目標を見失っている！と叱られまくるツカサと、敵はグロンギなのに何で人間に仕掛けたのかと八代刑事に叱りつけられるユウスケでした。
ディケイド、女性キャラがしっかり者で男性キャラがお子ちゃまばかりなのはなぜ？
おかげで先週のツカサのパンチも「普通にガキなのかアホなのかも…」と映りそうですよ…。
ユウスケのお子様ぶりもある意味微笑ましくなってきました。
完全にしっかり者のお姉ちゃんとだめっ子の弟…だから「姉(あね)さん」なのね（苦笑）。
どうやらユウスケに「ディケイドは悪魔だ」と教えたのは、桜井さんもどきのようです。
ものすごくディケイドを恨んでいるようでしたからねえ…。
でも何者なのかは全く不明…どうやらあらゆるライダーの世界に先回りしてディケイド＝悪魔説を流し、メインじゃないライダーを召還してディケイドを襲わせる方法というか力を持っている模様。
とりあえずは八代刑事、グロンギの聖なる儀式は阻止されたらしいことをツカサに確認して、今なら警察で何とかできるのでは…と写真館を飛び出していきます。

見直しなしで書いてますのでシーンの順番が狂ってたらごめんなさい。
おじいちゃんのポトフを食べるツカサとユウスケと夏みかんちゃん。
おじいちゃん、コーヒーだけじゃなくて料理も自信があるんですね！
ますます良い感じです。
一方、どうやら人参が嫌いらしく、お互いの皿に人参を押しつけようとするツカサとユウスケ…幼稚園児か！
もちろんこれを夏みかんちゃんがきっちり叱るあたり、良い感じです。
ヒロインは幼稚園の先生かお姉ちゃんかという感じですよディケイド…。
ところが、おじいちゃんの見ているテレビで、八代刑事が向かった灯溶山？でしたっけに異変が起こったとニュースが伝えます。
驚いたユウスケ、すぐさま八代刑事の元へ…！

灯溶山で黒煙に巻かれて次々と倒れる警察官、そのなかにはピアノマン(違う)の姿が…！
「早く逃げろ、八代！」と叫んで倒れた刑事さん、なんと命が尽きると次々とグロンギ化…！？
煙を吸って苦しげな八代刑事が愕然と見守るところに駆けつけたのはユウスケ！
人間(リント)がグロンギにかわるとは一体…？？？
そこにツカサも駆けつけます。
救ったはずの世界が、実は救えてはいなかった。
聖なる儀式を止めたと言うだけで、グロンギが消えたわけではなかったんですね。
そして、現れた最強のグロンギ…誰？？？
目覚めるべきではなかったと普通にグロンギ語からご丁寧に日本語で言い直してくれる存在…頭髪の乱れ具合からどうやらクウガ本編第１話にシルエットのみで登場し、最終決戦では真っ白い別の姿になってしまっていたダグバこと０号が、改めてこんな形で登場したということですか…！！！
クウガ本編では０号とダグバのシルエットが違うのはなぜなのかをずっと不思議に思ってましたが、こんな形で本体を拝める日が来るとは思ってなかったなあ…。
　※ご指摘いただきこれは全くの勘違いであることがわかりました。
　　ディケイドのためにデザインされた新怪人なのだそうです(苦笑)。
　　というわけで、以下勘違い部分を訂正しました。
日本語をしゃべるグロンギの王というのは最初猛烈な違和感でしたが、ま、いいでしょう。
ツカサにはグロンギ語が通じるんだから無理にリントの言葉を話さなくても良いとは思いますが、まあ、ディケイドなので。
なんだか「目覚めるべきではない存在」というのに「自分もそうだ」と思っちゃうツカサ…自分はいるべきではないところにいるというのがグロンギの王との共通点なんですね。
つまり、グロンギの王から「対等の存在」「究極の闇」と見られてるのはディケイドであると…？
このあたりは何ともいえませんが、まあ、いいでしょう…ディケイドですから。

病院ではユウスケが八代刑事についています。
しかし、死んだらグロンギになる！というので、運び込まれた患者を拒否しようとする医者に「まだかすかでも息があります！」と食い下がる救急隊員…これってかなりとんでもない構図では…。
いや、意図するところはわかるけど、すさまじすぎる…。
そして目を覚ました八代刑事に、自分はもうすぐ死ぬと言われて動揺しまくるユウスケ。
戦ったら八代刑事が褒めてくれるのが嬉しくて、八代刑事の笑顔のために戦ってきたというユウスケ。
ダメな弟丸出しのユウスケに、八代刑事が問いかけます。
「私は死んだらグロンギになる、おまえに私が倒せるか？」という言葉にユウスケが絶句…！
私の笑顔のためであんなに強いなら、みんなのためならもっと強くなれるという八代刑事。
「それは命令か？」というユウスケに「命令だ」と告げる八代刑事。
ユウスケはついに戦いの場へと走り出します。
八代刑事、なんてやさしいんだ…。
本当なら自分がグロンギになったら殺せと迫るところで、ユウスケを追い詰めずに励ましてますよ。
自分が死んだとき、そばにいたら選択の余地なんてなくなってしまう。
だから、戦うことを自分で選び取らせる…。
命令だと言いつつも、ちゃんとユウスケを信じてるんだなあ。
そばにいる夏みかんちゃんに、八代刑事はずっと雄介を弟のように思っていたと告げます…やっぱりか！
そして、心配だったとも…あれではさぞや心配だったことでしょう(苦笑)。
ユウスケの気持ちを利用してきた罰があたったという八代刑事。
いや、ユウスケには本望だったと思いますから問題ないかと…。

グロンギの王率いるグロンギの大群の前に、なんと変身解除してしまって絶体絶命のツカサ。
ここで死ぬのか…と本気で思うほどの危機に、駆けつけたのはユウスケ！
初めてユウスケがかっこいいと思いましたよ。
クウガに変身する姿に、ユウスケとクウガがきっちり一致しました。
ああ、走り方がね、五代くんとすごく重なりますねえ。
そうそう蹴った後の足がもつれそうなこの走り方、印象がすごく近くてビックリしました。
で、よくわからないけど何だか仲良くなってるツカサとユウスケ、幼稚園児の仲直りか！(苦笑)
いいんです、これはこれで。
再度変身して戦うディケイドとクウガ、やっぱりこの方が断然良いですねえ…。
ライダー同士の戦いは正直言って見たくないので、実は先週まではディケイドの戦闘シーンはかなりテンション低めでした。
そしてなぜかカードが復活している？
どうやらディケイドが「この世界にいる理由」を見つけるとカードが復活というか…使える状態になるってコトでしょうか。
カードが何枚あるのかわかりませんが、必殺技を出すたびにカードをいちいち…というのは大変そうですねえ。
で、使えるカードの中にクウガのカードが！
ちょっとくすぐったいけど我慢しろよって…ディケイドがいきなりクウガの背中を開いたのには、過去へ飛ぶのかと思いましたよ！
いや、違ってたけどビックリしました。
で、いきなりクウガがゴウラムになったのには…失礼、爆笑しました！
こうくるわけ？？？
ゴウラムって「馬のヨロイとなるしもべ」なんだから、クウガとは別の存在のはずなのに！
しかもゴウラムになったりクウガになったりで忙しい…なんか…ものすごく笑えるんですけど…なぜ？？？
なんだかねえ、先週までの引っかかりがこの爆笑で一気に吹っ飛びましたねえ。
ディケイドのクウガはほんとに別ものというか完全パラレルなんだと納得いきました。
だからグロンギの王があっさり目に倒されても「まあ、ディケイドだからね」と思えましたよ。
納得できるって大事ですねえ(苦笑)。
無敵のフレーズになりそうですよ「ディケイドだから」って。

戦い終わって病院に駆けつけたユウスケ、しかし、すでに八代刑事は息を引き取った後でした。
口元に微笑みをたたえて。
「最後まで笑顔だった」という夏みかんちゃん。
このシーン、泣けました。
そして、涙ぐむ夏みかんちゃんに「この世界でやることは終わった」と言うやユウスケを残して病院を後にするツカサ。
夏みかんちゃん、説明も何もされてないんだから、怒る気持ちはよくわかります。
そのころ、写真館ではおじいちゃんが「この写真は良く撮れている」とツカサに写真を額に入れることに…いいんですか！？？
写真館に戻ったツカサと夏みかんちゃん、額に入れようとした写真に写っていたのは…ピンぼけの八代刑事とぼけてないユウスケ…これ、めっちゃこわいんですけど！！
そういえば第１話でこんな写真に金が払えるか！と怒ってた人たちはみんな死んでませんでしたか？
もしかしてツカサが上手く撮れなかった人はみんな死んでません？
これってどういうことなんでしょうか…どきどき。
いや、ミスリードだと信じますが…。
とりあえずは、きちんと撮れてるユウスケは、ツカサと同じ存在だと言うことなのでしょう…たぶん。

ユウスケ、いきなり八代刑事の墓参り…って、まだその中には入ってない気が…(苦笑)。
まあ、ユウスケがダメな弟からようやく戦士として立つには、この儀式が必要なんですね。
八代刑事…ご冥福をお祈りします。
そして、写真館ではまたしても次の世界が提示されますが…キバか！
というか…キャッスルドランの絵が現れたのを見て、キバの世界の象徴がキャッスルドランなのにちょっと受けました。
そうか、キャッスルドランがキバの世界を表す記号なんだ…(苦笑)。
というわけで、待て次回。

次回はキバの世界のようですが…ようですが…渡がまだ子供？？？
オリジナルの渡はツカサの元いた世界の崩壊を止めてるから、この子は別ものってコトですよね。
で、次は私が５５５で挫折した原因…カイザが登場なんですね…。
キックホッパーとパンチホッパーがオリジナルだったから、こちらもオリジナルの可能性大？
ディケイド、こういうライダーの使い方をするってコトは、これからもイロモノライダーがゲストでちょいちょいと出てくる可能性が高そうですねえ…。
というわけで、本日の印象でした。
今回はディケイドを見始めて一番すっきり見られましたねえ。
ようやくディケイドの「やるべきコト」が見え隠れしてきましたし、クウガ＝ユウスケのドラマが泣かせました。
いや、爆笑もしましたが。
やっぱりクウガが試金石だったなあ(苦笑)。
ツカサはまだ微妙ですが、ユウスケの成長ぶりにかなり好感度が上がりました。
昨年は第３話で最初の挫折を見たけれど、今年は大丈夫そうです。
今回はいろんな意味でホッとしました(苦笑)。
まあ、平成ライダーには信用をおいてないので、まだまだ先はわかりませんが、来週も楽しみです。

風水