フォーゼ 第15・16話印象

間もなくフォーゼが最終話を迎えようというのに、なんと未だに新ライダー登場編ですよ。というわけで、久しぶりにやっと録画チェックしました。ごくごく簡単に２話分の印象など。

ユウキがグリークラブにスカウトされ、保育園児（幼稚園児でしたっけ？）たちのために歌うことに。
どうやらグリークラブや美術部が毎年歌声と絵のプレゼントをしているようです。
ところが、今年は女子部員がいないということでユウキに白羽の矢が。
弦太朗はグリークラブの面々、そして美術部部長のモトヤマと友人になるのですが…。

新たに現れたゾディアーツはペルセウス！
ギリシア神話のペルセウスは左手にメデューサの盾を持ち、敵を石に変えることができる。
ペルセウスゾディアーツは人間やものを石に変える能力を持つ強敵。
そして、石に変えられたものたちには今ひとつ共通点がない…？

今回最大のポイントは、ゾディアーツのなかの幹部＝ホロスコープスはラストワンを越えることでなれる！
というわけでリブラ＝校長はスコーピオン＝園田先生（元小犬座のゾディアーツだから子犬ちゃんなのね）にいかにしてゾディアーツを導くかをレクチャーしつつモトヤマくん＝ペルセウスをホロスコープスに育て上げようとがんばります。
完璧を目指し、人間を越えようとするモトヤマくんに対して、幼稚な絵で勝負を挑む弦太朗！！
いや、それはない…と思いつつも、幼稚園児たちの喜ぶ顔や弦太朗の思いを軸に人間と人間ではないものとの間で揺れる心を描くところにこう来たか！！と思いましたねえ。
フォーゼはなんだかんだいいつつもテーマが普遍的というか、ある意味べたなんですよねえ。

今回も友子ちゃんが良い仕事してます！
誰もから役に立たないと思われたペンスイッチの特性を直感的に見抜く！！
お役に立たないと思われるペンスイッチから、弦太朗は戦う意外の方法での説得を思いつく！
そして、致命的と思われたユウキの歌声までもがモトヤマくんを人間に引き止めようとする展開に、これが良いと思わせてくれるのが嬉しい！
石にされてしまったはずの弦太朗ですが、ペルセウス＝モトヤマくんが最後の最後まで弦太朗に対して非情になれなかったために、医師にはなりきらなかったというのも、ベタですが良いですねえ。
ゾディアーツの姿で弦太朗と友情を確認するシーンはぐっと来ました。

もちろんこれを邪魔するのは校長＝リブラ！
ここに新ライダー登場！！
誰かは明かされないものの、新ライダーがリブラを引きつけてくれている間に、弦太朗＝フォーゼはペルセウスを仕留めることに成功！
何も言わずに立ち去る新ライダー…毎年こんなに早い登場でしたっけ。
いや、クリスマス前後に登場して、映画に出るのが定番でしたっけね。
仮面ライダー部のクリスマスには、美羽の自宅のシェフのケーキが登場！
全員を表すキャンドルを立てるところがなかなか心憎いですよ。
で、月面で早速ペンスイッチを使いますか弦太朗！！
いつもながら楽しい仮面ライダー部のメンバーに心和みます。

というわけで、今回のストーリーはいろんな意味で良かったです。
ラストにさりげなくモトヤマくんとグリークラブの部長アベくんが友情を温めているのもほっとしました。
フォーゼはこういうところが好きですねえ。

風水