All's Right with the World!

~なべて世はこともなし~
日曜朝の英雄時間感想
日々雑想、習作絵など

※禁無断複製転載

電王 第46話印象

2007-12-24 22:20:58 | 特撮雑感:電王
涙が止まりませんでした、愛理さん素敵すぎです。
少しずつ記憶を積み重ね、作り上げるこの一瞬が時間となる…。
それを守るのが、電王であり、ゼロノスであること、そして、守るべき者が愛理さんであることが語られましたねえ。

2007年1月10日、過去の世界で起こった壮絶な破壊に巻き込まれ、ゼロノス=桜井さん(大)と愛理さんが消滅するのを見る良太郎と侑斗(小)。
動揺を隠せない良太郎に、あれは過去で実際にあったことだと告げる侑斗(小)、しかし、侑斗(小)もそんなことが起こっていたという事実を初めて知ったとのこと。
デンライナーではリュウタが動揺を見せますが、もちろん愛理さんは現在も存在します。
おそらくその後、特異点である良太郎の記憶を始点として修復したのだろうと考えられます。
しかし、ハナちゃんの時間が消失したように、何事にも絶対はありません。
1月10日の破壊は、それほど深刻だったのです。
ところが、良太郎にはどうにも腑に落ちません。
良太郎の記憶と事実が違いすぎるのです。

一方、カイは桜井侑斗(大)が分岐点の鍵ではないことを知って、良太郎の記憶を調べなければ…と考えます。
どうやらカイは忘れっぽいと言うよりは、カイ自身にこそ時間がない…?
カイが憶えていられないことには何か理由がある模様。
「おまえ、ひどくなってるな」というセリフへの反応が微妙だったのは伏線ですよね、たぶん。

そしてデネブと侑斗がなぜか水辺で…?
過去であんなことがあったなんて聞いてないという侑斗(小)。
桜井さん(大)にはまだ何か隠していることがあるのかも知れない…。
そこで侑斗(小)が、未来の自分がちょっとやな奴じゃないか、彼女はどこが良かったんだと聞いちゃうところが可愛いです。
デネブの語る桜井さん(大)は、愛理さんも過去も未来も良太郎も大切に思い、必死で戦ってきた…。
その桜井さん(大)の力になりたくて、カイを裏切って桜井さん(大)に憑いたというデネブ。
しかし、桜井さん(大)の望みは侑斗(小)をゼロノスとして戦わせること…。
デネブに謝られて、だったらずっと一緒に戦えという侑斗(小)!
デネブの返事に何とも言えない表情を見せてくれます、かわいいぞ!
照れ隠しのデネブの「なついちゃおっかな」と侑斗(小)の反応がまた、転げましたねえ。

一方、デンライナーでは一人ツリーの短冊を見るナオミさん。
「食堂車がずっと満員でありますように」の裏には…「ずっとクライマックス!」って、モモ、どうしてナオミさんの裏に書くか!?
カメのスケベ!もモモに違いないと踏んでます。
そこに現れた4タロスがパーティをやろうと言い出して、ナオミさんにごちそうするというのですが…。
太鼓を叩くリュウタ…ちんどん屋か!?
そして泡立て器で何かをかき混ぜながらモモが登場、ねじりやちまき姿がキュート!
でも、その格好はどう見てもクリスマスというより夏祭り!?
なのにつくろうとしているのはケーキじゃないかと…?
ギャルソンスタイルのウラの手料理は何?
最後に登場したのは鯛を一匹持ったキンちゃん!?
ちょっとすごいかも…男料理って…それ、さばいて刺身にでもするのでしょうか?
この統一感のなさがデンライナー劇場ですね~。
この姿に、ナオミさんも気分を盛り上げてきます。
飲み物を用意するというナオミさん、食堂車の満員がいつまでも続いて欲しいです。

そして、ミルクディッパーではクリスマスパーティが行われてます。
そこでコハナちゃんと良太郎が届いた懐中時計について考えます。
この時間差がたぶん後につながるのでしょう。
8月に届けてもらうつもりだった懐中時計、しかし結婚式の予定は良太郎の卒業を待って…だったので4月か5月の予定だったという良太郎。
しかし、桜井さん(大)の行方不明は結婚式の1ヶ月前、1月10日。
コハナちゃんは結婚式の予定は2月ではないかと考えます。
一体何が抜け落ちているのか。

一人考え込む良太郎の前に現れたカイは、良太郎を開けて記憶を探ります。
そしてカイはイマジンを過去へと飛ばします、行き先は2007年1月10日。
駆けつける侑斗(小)をいとも簡単に、蹴りで退けるカイ、やっぱり人間離れした力がある人です。
過去を逃げ回っている桜井さん(大)は、本当の分岐点の鍵を隠すための囮でした。
本当の分岐点の鍵は、野上愛理、お姉さんだったのです!

1月10日、愛理さんの前に現れたカイ、そしてイマジン!
しかし、愛理さんは動揺する様子もありません。
そこへ駆けつけるデンライナー&ゼロライナー、降り立った良太郎と侑斗(小)に、野上愛理を出せというイマジン、ヤイバ様良いお声です。
良太郎&侑斗(小)のダブル変身、ものすごく燃えました!
愛理さんを守るという同じ目的のために戦う二人!しかし、イマジンめちゃめちゃ強し!
全く歯が立たない二人の所に駆けつけたのは、桜井さん(大)!
そして桜井さん(大)もまた変身し、緑色のゼロノスに…!
赤と緑のゼロノスの共闘シーンは純粋に燃える!!
そして、3人の協力でついに強敵を倒すことに成功します!
聞きたいことがあるという良太郎に、結局桜井さん(大)は何も告げずに去ってしまいます。

デンライナーに招待された愛理さん、オーナーの無言の演技がさすが!
そして、愛理さんはすべてを知っていました。
目の前の良太郎が、少し未来の良太郎であること、そして、侑斗(小)が過去の桜井さん(大)であることも。
もしかしたら、会えるかも知れないと思っていたという愛理さん。
驚くドアの外の3タロス!
驚いたのは良太郎&侑斗(小)もご同様。
愛理さんと桜井さん(大)の前に、時の列車ゼロライナーが現れ、未来を守るための戦いが始まっていたということを、良太郎ははじめて知るのです。
侑斗(小)にたくさん辛い思いをさせていると心配する愛理さん、なんて美しい…!
侑斗(小)が迷わず首を横に振ったのに納得!
このシーンを見て、侑斗(小)の初恋の人が愛理さんで、後に桜井さん(大)は出会う前からきっときっと愛理さんが好きだったに違いない…と思ってしまいました。
そして、良太郎が戦っていることにも「大丈夫?」と尋ねる愛理さん。
ここの良太郎の衣服を整える仕草が、ケンカの後の浴衣を整える仕草と重なります!
弟を思いやるとき、言葉ではなく仕草で見せる愛理さんの愛情が何とも言えません。
「仲間がいるから」という良太郎の言葉に、思わず3タロスが涙!
時間は人がちょっとづつ積み重ねた記憶がつくる…だからこそ、守らなければならない…。
そして、愛理さんは湖でおろして欲しいと…。
止める良太郎に、これはあったことだから、そして、必要なことなのだという愛理さん。
「侑斗(大)が待っている」という愛理さん。
桜井さん(大)は愛理さんを守り、過去を守り、失われた未来に今の時間をつなぐために戦っている…。
そして、すべてを承知で桜井さん(大)を信じて、未来での再会を信じて、あの湖に行くという愛理さん。
たまらずに白い花を差し出す侑斗(小)、それを受け取る愛理さんの表情がまた美しい!
いつか、未来できっと…!
未来が守られたなら、いつか未来で…。
そして、愛理さんは湖の畔で桜井さん(大)の記憶のすべてを失うのです。
ボートの上には、文字の彫られた懐中時計…。
そして、愛理さんに駆け寄る良太郎を見届けるのは桜井さん(大)…。

ミルクディッパーでは、現在の愛理さんがしずかに祈るように見上げています。
美しさに震えました。

いよいよカイは愛理さんに狙いを定めて、大量のイマジンを実体化させて大攻勢を…!
待て次回、は年明けの1月6日…遠すぎる!!
でも、もう最終3話なんだと思うと辛すぎます!

次回予告、年明けはお正月ねとおもっていたら…キンタロスが!?
お正月はまだ来なくていい!!
いけません、この予告は出来るだけ考えないようにしようと思います。
みんなで幸せに笑って最終回を迎えて欲しい!これだけを祈ってます。

風水



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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
まだ良太郎の記憶は謎のままなのか! (たいちょお)
2007-12-24 22:46:27
良太郎の記憶の食い違いとコハナちゃんの時間の謎。
ここも重要なキーでしたね。
中の人のアクシデントとはいえ、愛理お姉さんに完全にヒロインを持ってかれちゃったんで、すっかり忘れてました(え)。
ごめんねコハナちゃん。

あと3話なんだ……。
最終回は1時間スペシャルとかでやってくんないかなー。
枠はほら、前倒しにして(毒)。
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まだ謎はけっこう残ってますよね (風水)
2007-12-25 00:46:38
たいちょおさま

良太郎に関しては、けっこう謎が残されてますよね。
桜井さん(大)も、まだ隠していることがあるようですし。
よく考えたら、自分の時間が消滅した衝撃の記憶を持つハナちゃんは、本来悲劇のヒロインの立ち位置なんですよね。
コハナちゃんにチェンジして、その色合いがすっかり失せましたが、本当は愛理さんとのダブルヒロインだったんですよね。
コハナちゃんは可愛いけれど、ハナちゃんだったらどんな展開だったんだろう…というのも気になりますよね。

>最終回は1時間スペシャルとかでやってくんないかなー。
>枠はほら、前倒しにして(毒)。

きゃーっ、たいちょおさんったらいきなり毒を仕込みますか!
いや、一瞬それも良いかもと思ったのは私です。
でもダメですよ、そんなコトしたらりょうさんが嘆き悲しみますから!
でも、あと3話なんですねえ…ああ、切ない。
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泣かされる~ (SB)
2007-12-25 06:57:26
「仲間がいるんだ」



ウラまでが泣いてる…



湖畔で発見される愛理さんのシーンに舞うのはイメージ的な羽ではなく、侑斗がデンライナーの中で渡してあった花だったとは…。



でも全てを知っている愛理さんは消されてしまい、現在の愛理さんは良太郎(とその他の特異点?)の記憶から再生されたということなのですかね?



桜井さん(大)も再生された?



良太郎は記憶にないというがカイが真実に気づいたのは良太郎の中を読んだから…ということは何らかの形では良太郎の中に痕跡が残ってたということか。



次回予告でもまた泣けた。

いかん、ココからは毎回泣かされそうです。
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風水さん、こんにちは (honey)
2007-12-25 08:27:05
愛理さん、美しかったですね。
天然で最強かと思ったら
別の意味でも最強ヒロインでした。
ハナさんがいたらまた違った展開になっていたのかもだけど
侑斗と(桜井さんと)カップルなのは愛理さんだから
やっぱり最初からそうだったのかな。

予告は・・いやですねえ。あんなのは。。。
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愛ってやつですね! (けろりん)
2007-12-25 10:26:52
風水さん、こんにちは。

侑斗の初恋の相手が愛理さんだとして、時間を経て愛理さんとちゃんと出会って、恋に堕ちたのだとしたら、すごい壮大というか、ドラマチックなラブストーリーですよねえ!
タイムパラドックスってやつかな?と疑問が残らなくもないのですが、電王ってそういう疑問も「いっか!」と思えてしまうくらい、他の部分がしっかりしていますよね。

ゲキだとそういう疑問を突っ込まずにはいられないのですがね。
あまり深く考えて作られていないような気がしてしまって(笑)。

あの湖で降っているものが侑斗が渡した花の花びらだったなんて、想像もつかなかったです。
本当、深いですね!

そして、愛理さんの美しかったこと!
もう見ほれちゃいました^^

再来週は観たいけど観たくないし、観終わりたくないですね。
次の放送が終わったら、もう最終回目前という感じで…。
それに内容が怖すぎます!
キンちゃんがまさか!って感じで。
今までみたいに、ミスリードで終わってくれると信じてはいるのですがね…年越しなのにこんな予告するなー!って感じですね。
返信する
予告ーっ(涙 (sorcerer)
2007-12-25 12:13:35
風水さんこんにちは!めりーくりすます♪

愛理さんと侑斗に運命を感じますよね!

それに、愛理さん、侑斗、良太郎達が背負っているようなものが本当の「宿命」っていうもんじゃないかって思います!

その前の番組で宿命宿命と言ってる方達がいますが、
アレは私怨ですよねぇ。勝手に宿命って言ってるだけで!

予告ですよ!予告!
なんなんだー!アレはー(涙

ミスリードだといいのですが・・・そう信じたいです!
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こころが震えました。 (あんじー)
2007-12-25 14:57:08
風水さん、こんにちは。

愛理さんの透明な美しさにはやられました。
もちろん侑斗のかわいさにも(笑)
今回はゼロノス祭りで、桜井さんの謎が明らかにされましたが、おそらく、良太郎とカイの記憶を巡る謎こそが要だと思いますね。
ラストが近づくと総力戦、消耗戦になってくるのはしかたがないと思いますが、そこのところは早々にきりをつけて、謎解きと話の納まりに時間を費やしてほしいものです。クウガの最終話のように、この作品の余韻が味わえるようにしてほしい・・・

今回の監督さんは好きです。
カット割とか構図とか。
特に戦闘シーンは好きですね。
スピード感があってドキドキします。
特にカットが細かいような気もしますね。
おかげで、ダブルゼロノスには燃えまくりました!!

次回が待ち遠しいものの・・・複雑です(涙)
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嘆かないもん (りょう)
2007-12-25 15:58:01
風水さん、こんにちは。

あの、こちらの印象についてコメントをしようかと思っていたのですが、↑のコメントで爆笑してしまいました。ふふん、嘆かないもん(ただの意地っ張り)。

で、なんでしたっけ、ほら忘れちゃったじゃないですか。とうとう私はカイになってきました(笑)。そうそう

>太鼓を叩くリュウタ…ちんどん屋か!?
これ、ウケちゃいました。ちんどん屋という言葉が懐かしいですよね。今は見ないですよね。あのちんどん屋の哀愁あるメロディまで脳裏をかすめました。

しかし、年末にこの予告を持って来るって、あんまりですよね。そちらに嘆きます。
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涙なしには見られません (風水)
2007-12-25 19:03:25
SBさま

今回は涙なしになんて見られませんでした。
ひそかに3回リピートして、3回とも泣いてしまいました。

愛理さんの湖畔のシーンで舞うのが、侑斗(小)の渡した花びらだったのには目から鱗が落ちました。
電王はこんな風にピースが綺麗にはまるところがたまりません。
きっと今足りないピースも、あと3話の間に埋まっていくのだろうと思います。

カイが良太郎の記憶の中に見たものは何か、これは…カイ本人は忘れそうですねえ。
でも、良太郎の失われた記憶は、最後の謎としてストーリーの要になりそうです。

ふと思ったのですが、特異点の記憶から修復された時間では、特異点の記憶にあるもの→特異点によって修復された人の記憶にあるもの→さらに修復された人の記憶にあるもの、という順番に修復されていくようですが、修復された時間から取りこぼされる人が出るように、事実にも取りこぼしが出るのでしょうか?
このあたりは謎ですね。

それにしても…次回予告が辛すぎて、今忘れようとしてるところです。
年明けからも涙無しには見られない可能性大ですよね。
それも辛すぎます。
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素晴らしいです愛理さん (風水)
2007-12-25 19:09:08
honeyさま

今回の愛理さんには、改めてその美しさと素晴らしさに打たれました。
本当に最強ヒロインですよね。
今までは良太郎がひそかに守る天然なごみ系ヒロインだと思ってましたが、全く違った部分を見事に見せてくれました。
侑斗(小)の辛さや苦しさをあんな風に受け止めてくれて、それだけで涙が出ました。
桜井さん(大)が、自分の存在をかけても愛理さんとその時間を守りたいと思う気持ちがものすごくわかりましたねえ。
電王は、時間を守るために戦うヒロイン=ハナちゃんと、別の意味で世界を守るヒロイン=愛理さんのダブルヒロインなのですね。

それにしても…次回予告が辛すぎて考えられません。
こんなのでは年が越せないので、予告は忘れることにします。
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