Ｔ＆Ｂ 第14～25話（最終話）視聴しました！

あさい嬢の猛烈プッシュを受けて、TIGER&BUNNYを視聴…このたびようやく最終話まで視聴完了しました。
実は…うちのHDD-DVDの調子が悪く…再生しようとしたら何度もローディング点滅→再起動を繰り返し…正直いよいよやばいかと本気で焦りましたよ…。
が、なんとかかんとか視聴しましたよ…どきどき。
残念ながら…こういう事情で全話視聴は１回のみです。
簡単に印象のみにて参ります。

あまりにも何度も落ちたため、実は第14話と第15話は細切れにしか見られませんでした（泣）。
が、スカイハイさんメイン回…泣けました。
シスのことをまだ目覚めたばかりのＮＥＸＴだと思って話しかけるスカイハイさん。
次第にシスに惹かれていくのに、どうしても触れることができない純情っぷりにハラハラ。
そして…まさかまさかのシスの正体、さらには…。
スカイハイさんがその後どう思ってどういう行動を取ったのかがわからないのですが…天然のスカイハイさんはやっぱりシスがアンドロイドであることには気がついていなかった…んですよねえ、たぶん。
彼女は自分を助けるために現れた天使だった…と思ったりしてそう…。
いろんな意味で泣けました。

２クールは１クールではあまり触れなかったＮＥＸＴ差別問題と虎徹さんの家庭問題がクローズアップ。
そして、ヒーローたちの真の敵の姿が見えてくるという展開が…。
１クール見終わったとき、マーベリックさんが悪役だったら嫌だなあ…と思ったのがまんま展開されて、こう来たか…とかなり後味の悪い展開に…。
１クールのジェイクの派手にやってくれるぜ、という敵役とは打って変わり、陰で立ち回る陰湿勝つ狡猾な動きは、見ていて何ともいえないものがありましたねえ…。
それに引き替え、ヒーローたちの何という人の良さ…！
狙って対比させていると分かりつつも、ヒーローたちの王道を外さない姿にほっとしました。
それだけにラストのこう来るか！という斎藤さん！ベンさん！そして…アニエス！！
いやあ、思いっきりツボでしたとも！！
特に斎藤さんのかっこよさに転げ回りましたわー！！
すぐには難しいけれど、真面目に斎藤さんアイコン作ろう！と思いましたよ！
惚れ直しましたよ斎藤さん！！！

それにしてもタイバニってほんとに王道展開ですよねえ。
王道を行きつつ、きっちり視聴者の予想をひっくり返すこの楽しさ！
当たり前だけど、これが本当に面白いんですよねえ。
それなりに予想はできる、でも、そこを上手くかわしつつ…でも王道を外さない！
過去に登場したキャラクターをきっちり活かす構成も、見ていて気持ちよかったです。
バニーの両親のラストエピソードには、不覚にもテレビの前で号泣しましたよ…やられました！！


では、気になったポイントなど…。

ヒーローたちの中で唯一、牛角さんメイン回はついになし…！！
もしかして、姿を消すＮＥＸＴの楽屋泥棒逮捕が唯一の活躍だったと…！？
しかも、ヒーローたちが捕まっているとき、何度も首輪に手をかけて悩むのが牛角さんだったあたり…（泣）。
牛角さんに挽回のチャンスがあるとはとても思えなくて、いろんな意味で泣けました。
どうやら新たな展開が今後用意されるようですから、ぜひ今度こそ牛角さんメインエピソードを！！

マーベリックさんが敵だったら…は、１クールでついつい考えずにはいられないくらいいい人位置でした。
問題はではなぜマーベリックさんが敵に回るのか。
１クールの前振りをしておいて、実は敵、だったら…マーベリックさんの目的が露見したとき、いろんな意味で視聴者の想像のはるか高みにあってほしい…と願っておりました。
当初は差別されるＮＥＸＴの能力に目覚め、ＮＥＸＴの権利向上のため…ＮＥＸＴ差別に対して、ＮＥＸＴをヒーローとして売り出すことで啓発活動をするのが目的だったのに…といった理由を想像しておりました。
が、フタを開けてみると…ＮＥＸＴ差別主義者のアンドロイド研究者と結託して、ヒーローをアンドロイドに…！？？
やっかいな人間ではなく、思い通りになるアンドロイドの方が良い…？？？
えーと…ヒーローたちがヒーローＴＶの視聴率に貢献し、グラビアに登場したりして「ヒーロー」として人気を博すのは…まさに犯人逮捕のために奔走する「ヒーローの仮面」とオフタイムの「ヒーローの素顔」の狭間にある姿＝人間性を見たいという視聴者の思いにかなうからなのでは…？
アンドロイドがヒーローになったとき、単に強いだけのヒーローでは人間性から来る人気につながらないことはどこから考えても明白な気が…。
バーナビーを「もう少し役に立つと思っていたが…」と切り捨てたマーベリックさん、次はどこを目指してたんだろう…？？？
少なくとも、視聴率アップを狙っていたなら、この選択はまずくないんでしょうか？？？
ロトワングを非常に切り捨てる堂々たる悪役っぷりはいいけど、ちょーっとひっかかりました。
視聴率アップのために初代ヒーローであるレジェンドを、能力が減退してからもヒーローに祭り上げることでユーリ・ペトロフの悲劇的過去を導いたのもマーベリック…。
バーナビーを使えると踏んで、ヒーローに祭り上げたのもマーベリック…。
あれは私のＮＥＸＴだ…とアンドロイドをヒーローに祭り上げようとしたのは…どうも違うように思うのは私がマーベリックを買いかぶりすぎただけなんでしょうかねえ…残念です。



最後は、個人的ツボポイントなど…。

虎徹さん、言い出せないままにずるずると…。
いや、たぶんヒーローやめるって言うの…難しいだろうなあと思ってたらやっぱり！
想像していても、次々と起こる問題の前に言い出せない虎徹！
そして、無情にもどんどん減退する能力持続時間…！
このハラハラ展開ととぼけた味で危機感をそらし続ける虎徹さん。
そして、土壇場になって…こう来るか！！という展開。
ええ、ええ、盛り上げはこうこないといけません。
来るぞ来るぞと視聴者を煽ってるときはじれったいけれど、王道展開は分かっていてもぐっときますねえ。
ラストの持って行き方も、王道展開であり、視聴者が望む姿をしっかり見せてくれる…！
この、期待に応えるところがヒーローの所以なんだと思いました。

楓ちゃんの能力が逆転劇のきっかけに…！！
これはいろんな意味で爽快でしたねえ、カタルシスとはまさにこれ！！
上手く制御できないからこその意外性が良い感じに生きてました。
もちろんネタの仕込み段階で「もしかして…」と思わせる→やっぱりそう来ますか！！というのがポイントでした。
何気にスカイハイさんの天然ぶりがアダになるのもツボでした！
さらに…「あ、ブルーローズさんが楓ちゃんを慰めてる」と思ったら、これが活かされる！！
こういう見せておいてきっちり伏線を披露展開が何より楽しかった！

やっぱりバーナビーには虎徹さんの「バニー」が鍵に！！
１クールでしつこいまでに「バニーちゃん」呼びに反応していたのが、ここにつながる！！
分かっていても、期待していても、こう来ますか！！と思う爽快感がありましたねえ。
やっぱりか、と思っても、これが見たい！
そういうポイントをきっちり押さえてくれるのがタイバニの楽しいところです。

こう来ますかルナティック！
いや、ルナティックって…いろんな意味でヒーローの負の側面なんですねえ。
正義を司るべき司法局にあって、犯罪者に死の裁きを…タナトスの声を聞けという言葉とともに下すのが、いろんな意味で寓意的です。
ヒーローが太陽なら、ルナティックは月…。
ヒーローの生き方は理想ではあるけれど、死刑の存在しないシュテルンビルトで涸れに人気があるのは…やはりルナティックに共感するものが少なからずいると言うことなのでしょう。
これは、死刑制度を存置している日本でも同じであるわけですが。

決めてくれるのはアニエス！！
いやあ、最終話のアニエスの視聴率の鬼ぶりにはもう、拍手ですよ！！
ええ、ええ、仕事の鬼はこうでなければ！
１クールでジェイクを言いくるめたアニエスが、こう来ますよ、最高！！
アニエスのキャラクター性の勝利に酔いましたねえ。

でも、でも、最高なのはやっぱり斎藤さん！！
最後の最後を決めたのは我らが斎藤さんでしたねえ、最高ですよ斎藤さん！！
24話から25話にかけての斎藤さんとベンさんのコンビネーションはいろんな意味でツボでした！
カメラアイのバッタ！！
すぐにお役に立たなくなる！？
さらには…斎藤さんがさりげなく大活躍するところも、ワイルドタイガーの反応がなかった真の理由ももう最高！！
でも、やっぱりなんと言っても涙腺が崩壊したのは、斎藤さんがバーナビーに渡したあのアクセスワード！
いろんな意味でやっぱり斎藤さんが一番好きかも…と思いましたねえ。

さて、最終話まで見終わったとき、１クールでは嫌いじゃないけど大好きと言うほどでもなかったバニーちゃんがすっかりお気に入りに…。
いや、バニーちゃんが炒飯を作る姿を想像するだけで笑えるくらいに大好きになってしまいましたよ。
なんだかんだいいつつ、最後は視聴者が最も望む位置に立ってくれるバニーちゃんは、やっぱりヒーローなんだと思いました。
いや、だからバーナビーを描こう…とはまだ思っていませんが（苦笑）。
うん、あの外ハネスタイルはねえ…描くには大変そうなんですよねえ…。
次の展開までには一度は挑戦してみたいと思いますが、いつになるかは未定ですわー。

というわけで、まったくまとまっていませんが、タイバニ２クール視聴の感想でした！
強烈にプッシュしてくれたあさい嬢に感謝です！！
こんなに楽しい作品との出会いがあろうとは…！
タイバニは時間を見てもうちょっと絵を描いてみたいと思いますわー。

風水