Ｗ 第10話印象

Ｓの完結編、おもしろかったです。
もしかしなくてもシリアスな亜樹子ちゃんって初めてなのでは…！
シリアスも悪くないけど、いつものノリの亜樹子ちゃんにほっとしたのは内緒です（苦笑）。
というわけで、印象のみにて簡単に参ります。

先週までの復習を丁寧に見せてくれるのがＷの美点ですね。
さて、園咲家に潜入した亜樹子を追い、悲鳴を聞いて飛び込んだ翔太郎＝Ｗ！
婿殿とドーパントがいがみ合う状態の三つどもえの戦闘中、お父様ことテラードーパントの攻撃が！？？
戦闘を休止してそれぞれが自らの身の安全を優先！
というわけで、翔太郎は何とか安全圏に逃れます。
震えが止まらないという翔太郎に、フィリップは真の敵を感じたと告げます。
やはりお父様はもっとも恐ろしい敵という位置づけのようでほっとしました。

使用人に一般のドーパントが混じっていると言いつつも、特に気にしていないお父様。
そのお父様がなぜ自分の邪魔を…と不信感を持つ婿殿。
お姉様は婿殿に今度こそ二人で仮面ライダーを倒しましょうと話をすり替え。
どうやらお姉様は仮面ライダーにお父様が興味を持つ前に捕らえたいようです。
婿殿とは微妙に狙いが違うあたりが恐ろしい（苦笑）。

依頼人のマイさんが化け物におそわれたと聞いて駆けつけた亜樹子ちゃん。
しかし、マイさんは気丈にもあの化け物がきっとお父さんの居場所を知っているはずだと言い、逃げないことを宣言。
その姿に気圧される亜樹子ちゃん。
そのころ、あまりにも危険な場所に亜樹子をおいていることに不安を隠せない翔太郎は、亜樹子ちゃんを呼び出します。
依頼人を危険にさらすのは人間として最低だ、とおやっさんにどやされたことがあるという翔太郎。
おやっさんがあこがれで、おやっさんのようになりたかった…と。
すると…いつになく気弱になった亜樹子ちゃん…自分にはお父さんの記憶がほとんどないことを翔太郎に告白。
翔太郎がうらやましかった…という亜樹子ちゃん。
翔太郎、ついに意を決しておやっさんのことを告白しようとして振り返ると…いない！？？
やってくれますよ亜樹子ちゃん！！

さて、風都博物館でお父様とすれ違った翔太郎。
お父様のただ者ではない気配、そして…博物館の展示品がドーパントと関わる可能性に気がつく…？
そのころフィリップは今回の敵がスイーツドーパントであると断定し、検索を開始。
ドーパントが残したスイーツの形容表現を検索ワードに加えます。
そして亜樹子ちゃんはと言えば、ご主人様＝お父様にスイーツタイムにすべての使用人にもお菓子を…と申し出て許可を取り付けます。
お父様、メイドには寛容なのかと思いましたが、どうやらメイドと言うよりはおもしろそうなことに寛容なようです。

いよいよスイーツタイム、すべての使用人までが食堂に席を設けられ、ともにお菓子を…？
不満そうなお姉様に対して、若菜姫とお父様は上機嫌。
しかし、スイーツタイムの目的がドーパント探しと聞いて興味を失うお父様。
メイド服を脱ぎ捨ててシャーロックホームズ風探偵スタイルに早変わりの亜樹子ちゃん。
どうやら亜樹子ちゃんのコスプレは定番ネタなんですね。
しかも微妙に残念な感じが実に亜樹子ちゃんらしい（苦笑）。
密かにどころかおおっぴらにがっくりくる翔太郎の気持ちがよくわかりますよ。

推理は思いっきり外れますが、実は亜樹子ちゃんの作ったお菓子が出されたことを暴露すると、苦しむメイドが一人。
メイドの佐々木さんがスイーツドーパントだった！
食堂は騒然！
しかしお父様は全く興味がない様子。
ドーパントはマイさんと亜樹子ちゃんをさらって行ってしまいます。

後を追う翔太郎、変身前にダブルドライバーを装着したところをお姉様と婿殿に見られます。
やっと翔太郎＝仮面ライダーであることを知る婿殿…遅いわ！（苦笑）
しかも夫妻がドーパントに変身してライダーを追うも、婿殿の失態で取り逃がす！
お姉様怒り心頭ですよ…どきどき。

スイーツドーパントは実はパティシエランキングの記事を書いた本人だった。
彼女の家（部屋？）には先に行方不明になったパティシエたちが…！
本当はパティシエになりたかったけれど、記事を書くのと食べるのとは大違いという佐々木さん。
それはそうでしょう…お菓子作りは大変な仕事ですよ…。
同情の余地がない上にガイアメモリに浸食されてるのでしょうけれど、ひどい理由でパティシエたちをさらってましたよ…。
そして、まずいお菓子を食べさせた亜樹子を殺そうと迫る…！！
「そんなの聞いてない！」という台詞とともに両断されるフライパン！
まさにそこに駆けつけたのはＷ！！
なぜ…と聞く亜樹子ちゃんの袖には、発信器が取り付けられていました。
さすがですよ翔太郎。

ところが、今度はスイーツドーパントの魔手がマイさんに迫ると、椅子を手にドーパントを防いだのは亜樹子ちゃん！
自分の時には恐怖に震え上がっていたのに…！！
私の依頼人には指一本触れさせない！と啖呵を切る！！
良い、良いですよ亜樹子ちゃん！
そして、スイーツドーパントはＷによって倒されます。
かくしてパティシエ連続失踪事件は無事解決されました。

さて、弱いと見えて実はやはりおやっさんの強さをしっかり受け継いでいる亜樹子ちゃん。
本当に強さを身につけなければならないのは自分の方だ…と自らを戒める翔太郎。
ここで映画の宣伝が入るのが微妙ですが、ストーリーはかなり好きなラインです。
今回はヒロイン亜樹子ちゃんをしっかりと描ききってくれましたよ。
よかったです。

そして…Ｗで初めて共感できる依頼人が登場しましたねえ。
ええ、マイさんの姿にはちょっと感動しましたねえ。
その後の亜樹子ちゃんの活躍も良かったです。
今回は亜樹子ちゃんメインだったから、主役のはずの二人がかすみ気味だったのは致し方なしかなあ。
そして…ますます存在感がかすみつつあるサイクロン…（苦笑）。
たなびくマフラーはサイクロンの特性なので、是非がんばってほしいですわー。
というわけで、待て次回。

思わずＷ－Ｂ－Ｘ（ＤＶＤ付き）のＣＤ買ってしまいました。
ええ、かーなーり良い感じです。
そしてＤＶＤを見て思ったこと…このＤＶＤの真の価値はＷのアクションシーンでは…？
サイクロンジョーカーの蹴り技のみですが、蹴り足のあまりの美しさにくらくらしましたよ。
このシーンだけ思わず繰り返し再生してしまいました（苦笑）。

風水