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ビギンズナイト印象

2011-01-06 23:26:21 | 特撮雑感:W
ものすごく今さらですが…仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイドMOVIE大戦2010を観ました。
劇場版Wの2作目も良かったけど3作目も良かった…!
これまでどうにも踏ん切りが付きませんでしたが、これでとうとう踏ん切りが付きまして、ようやく観たという次第。
が、感想はビギンズナイトオンリーで(苦笑)。
旧作ですが、ざっくりと印象のみにて参ります。

ビギンズナイトが良かったといううわさだけを聞きつつ、ディケイドとセットと聞いて踏ん切りが付かなかったMOVIE大戦2010…ついに観ました。
いや、一応DVDはいろいろ思うところもあったのですが、買っておりましたよ…。
でも、なかなか観ようとは思えなかったのですよ…。
それが今回の劇場版Wfeat.スカルを観たら、とたんに観たくなりました。
おやっさんがかっこいい…!!
結局そこかと言われそうですが、ええ、そこです。

Wでは依頼人が鳴海探偵事務所を訪れることで事件がはじまります。
そう、こういうところをきっちり踏まえて劇場版が作られているというのが良いんですよねえ。
人気歌手アサミから、死んだはずの姉を捜して欲しいという依頼を受ける翔太郎。
ところが、アサミの姉だけでなく他にも死者を見かけたという情報が…?
そして、翔太郎たちの前に現れたのは…なんと死んだはずのおやっさん…!!

おやっさんは仮面ライダースカルに変身し、W=翔太郎を動揺させ翻弄!
父が仮面ライダーであることに驚く亜樹子ちゃんですが、スカルは亜樹子ちゃんにも銃弾を…!
背後に亜樹子ちゃんをかばいつつスカルの凶弾から防ぐWですが、ついに変身解除…!
そして、フィリップが「あれが鳴海壮吉のはずはない…!」と冷静に指摘されつつも、どうしてもおやっさんの死を受け止めきれない翔太郎。
そして、二人の会話から行方不明の父の消息を感じる亜樹子ちゃん…。

かつて…自分の失敗から師である鳴海壮吉を死に追いやったという負い目を持つ翔太郎…。
若気の至りといえばそれまでですが、翔太郎には今も自分の罪が背負いきれずにいる…。
鳴海壮吉は運命の子=フィリップ(ただし当時は名前なし)を救い出して欲しいという依頼を受け、組織の内部に翔太郎をともなって潜入。
しかし、組織にいたのは人間ではなく怪物=ドーパントだった…!
驚く翔太郎の前で、鳴海壮吉は仮面ライダースカルに変身。
「仕事でこれを使いたくなかった」と、変身が不本意な者であることを匂わせるおやっさんが渋い…!
スカルはマスカレードドーパントたちを次々となぎ倒し、タブードーパントとも渡り合う!

しかし、翔太郎のミスから、運命の子=フィリップをおさえることができず、二人は危機を迎えてしまいます。
俺の言いつけをなぜ護らなかったとおやっさんの叱責を受ける翔太郎。
そして、このミスが最終的におやっさんが凶弾に倒れる原因に…!
倒れつつも、鳴海壮吉は後事を翔太郎に託し、帽子とともにその心を翔太郎へと伝える…。
俺にはまだ帽子は早すぎるって言ったのに…と泣き顔の翔太郎に、だったら似合う男になれという遺言を残し、帰らぬ人に…。

そして、フィリップは牢獄のような星の本棚で鳴海壮吉と出会う…。
自分で決断することをフィリップに教え、フィリップという名をつけたのは鳴海壮吉。
ここを出て自分の罪を数えろと言い残した鳴海壮吉の言葉…。
翔太郎の罪は、おやっさん=鳴海壮吉の言いつけを守らなかったこと…。
そして、フィリップはこれまで何も決断しなかったことが己の罪だと…。

フィリップに、悪魔と相乗りする気はあるかと問われ、初めて変身した翔太郎。
しかし、翔太郎では戦い方の勝手がわからず、フィリップが交代してファングジョーカーに変身。
フィリップは追っ手を振り切って翔太郎とともについに組織の手を逃れることに成功。
かくして…時は現代へ…。
再び、おやっさんを失った現場で、翔太郎に悪魔と相乗りする勇気はあるかと問うフィリップ。
フィリップの差し出した帽子を無言で受け取る翔太郎。

再び鳴海探偵事務所は捜査を開始。
フィリップの検索ではまだ絞り込めないが、翔太郎は死者の目撃が常に19日であることに気がつきます。
そして、19日は依頼人アサミが死んだはずの姐を目撃したまさにその日!
なんと19日はアサミの姉の墓のある教会で、神父が会を開く日であると…!
そこに亜樹子ちゃんから神父の目撃情報が!!

くだんの神父、やはりドーパントでした!
死者を操るデス・ドーパントかと目された神父、再び翔太郎の前に仮面ライダースカル=おやっさんを現出させて惑わせます。
しかし、もう翔太郎はこれには惑わされない!
フィリップ、そして亜樹子ちゃんの声を受け、自らの罪をしっかりと見据えた翔太郎は変身!
スカルの化けの皮をはがしてダミー・ドーパントの正体を暴きます!

ところが、そこに園咲家の冴子様・婿殿・若菜姫登場!
加勢を受けたダミー・ドーパントは、なんと園咲ファミリーの恩に報いるどころか一人逃げ去ってしまいます。
その後を追う鳴海探偵事務所メンバー!

MOVIE大戦2010パートは省略。

戦い終わって、ライダーたちがそれぞれの世界へと帰って行く中、翔太郎たちの前には仮面ライダースカルが…!
ディケイド世界のスカルは、翔太郎たちの世界ではなく別の世界のスカルです。
しかし、顔部分の変身を説いたスカル=鳴海壮吉は、翔太郎にこう言います。
帽子が似合うようになったら男は一人前だ、よく似合っている、と。
走り去るスカルを見送って、その言葉をかみしめる翔太郎…。
そして、そんな翔太郎を見守るフィリップと亜樹子ちゃん。
おまけで照井竜が一瞬顔を見せるのはご愛敬。

やっぱりWで独立させても十分だった気が…!
いや、MOVIE大戦2010パートでディケイドが登場するからこそ、ラストのスカル登場が可能だったのではありますが(苦笑)。
良かったです。
なまじWfeat.スカルのあとなので、鳴海壮吉がなぜそうしたかが見える部分もあり、いろんな意味でぐっと来ます。
大人のライダーの魅力をたっぷりと見せてくれるスカル。
そして、半人前のハーフボイルドで、迷いつつ悩みつつ一歩一歩おやっさんへと近づこうと努力する翔太郎が何とも言えずいとおしい。

後のWの展開を考えると、ビギンズナイトにはいろんな含みがすでに隠されていることがわかって目からウロコが落ちます。
死者がよみがえるわけがないというフィリップのセリフは、後にそのままフィリップ自身の過去につながってきます。
そして、「おまえの罪を数えろ」というおやっっさんのセリフは、Wfeat.スカルでも重要なシーンで登場します。
テレビシリーズだけでももちろん十分楽しい。
けれど、劇場版を観るとテレビシリーズに加えてさらに面白い!
わざわざ劇場まで出向いて、お金を払ってまで観る価値をきっちりとおさえたこの作りが心憎い!!

というわけで、ビギンズナイトの印象でした。
これを観るともう一度Wfeat.スカルが観たくなりますねえ。
そして、今月には劇場版第2作運命のガイアメモリもDVDが発売!
改めてWの面白さにしびれます。
MOVIE大戦2010…かーなーり迷いましたが、ビギンズナイトのためなら観る価値ありでした。
劇場に足を運ぶには、あのときの私は割り切れなかったけれど(苦笑)。
このラストシーンのためなら、ディケイドも…今もやっぱり割り切れないながらも…アリだったと思えます。

風水


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