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~なべて世はこともなし~
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交通事故…その後

2006-08-18 21:14:11 | 日々雑想
今日は仕事を早めに切り上げて、お見舞いに行ってきました。
悪夢のような事故から今日で35日、そして今夜は亡くなった子の法要の日でもあります。
(うちの地元では三十五日の法要が他の地域よりも重視されていて、彼岸に向かう人にとっては四十九日に仏になる前の大きな試練となる重要行事です)
九死に一生を得た子たちも、全員が何とか退院しました。
私がお見舞いに行ったのは、事故に遭った中では最も重症と伝えられていた子でしたが、幸いにも手術にいたらずに治療できたため、退院は入院した子たちの中では一番早かったのでした。
とはいえ、退院数日前までは記憶と意識はかなり混濁状態だったということですから、多分きっちり意識を取りもどしたのは一番最後のはずです。
体のあちこちにまだ生々しい傷跡が残り、折れた肋骨はまだ治っていないといいながら、すさまじい縫合の跡のある足をひきずって歩く姿には胸が痛みました。
事故当時の記憶は、全員ほぼない状態だそうです。
それだけ激しい事故から生還しただけでも僥倖というべきでしょうか。
本人によると「俺は不死身の男やし」って、あんたは風見志郎か!
いや、あの事故から短期間でここまで快復したことは確かに驚異的なのですが。
とはいえ、こんなことを言えるのも、生きていればこそ。
入院していた子たちは、全員、亡くなった友達のお葬式に出ることが出来ませんでした。
彼ら自身が生死の境にいて、はっきりと意識を取りもどしたのはそのずいぶん後だったからです。
やっと退院できた彼らが、友達に別れを告げる最初の機会が今日の法要のはずです。
亡くなった子のご冥福を心からお祈りするとともに、生還した彼らが友達の分までしっかりと生き抜いてくれることを願ってやみません。
彼らの前途が、少しでも明るかれと祈るばかりです。

風水

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