今年の春は、なんだか“う~む・・”の春なのだ。
梅の花が急いで散ったかと思いきや、桜の花も、遅れてはならじ!と言わんばかりに
パッと咲き、そしてパッと散ってしまった・・。
春の訪れを待ちかねていた皆が、
「さあ、桜が咲いたぞ!花見の予定を立てねば!」と歓喜してる間に、
「そんなニンゲンの都合なんて知ったこっちゃない!」とばかりに、さっさと散ってしまったのだ・・。
僕も教会のお仲間たちと“桜の花、咲くころに・・”ちょっとした春の宴が行えたらと
思っていたのだけれども、足早に去って行った桜のために、その機を逃してしまった・・。
う~む・・。
我が国において、サクラというものは、やはり神から与えられたその使命に従って、
もっとタダシク咲いて見せ、タダシク散って見せるべきだったのでは有るまいか?
おまえの所為で、ウグイスだって慌てて鳴いて、いや、“泣いて”たぞ!
畑のアスパラガスだってそうだ。
おまえの落ち着きの無い素ぶりを見て、
その芽を伸ばしていいものか、どうなのか?と困惑したために、
まるで怯えきったかのような、か細き小さな姿のまま、
食卓にのぼって来てしまった・・
う~む・・。
こういった点について、今、サクラはどう考えているのか?と、
ワタシは声を大にして問いたい!
「そうだよな~・・やっぱマズかったよな~・・。パッと咲いてパッと散っちゃって・・・・
マズいかもな~って気もしてたんだけど・・」と、
果たして、多少の反省の意志などは有るのか無いのか??
ま、無くたって別に僕は構わないのだ。
おまえなど咲いていなくたって、愉快な仲間たちとの宴はできるのさ!
愉快な優しい仲間たち・・
あの人、この人、そしてあの人も・・。
そうそう!
今度、グァテラマにしばらくの間行かれる
“あの人”にも声をかけなくちゃ!(笑)
そんな皆の顔に咲いた笑顔の花を見ることこそが・・
僕にとっては、ホントの花見。