goo blog サービス終了のお知らせ 

kazさんの日々彩々2

どうして花は咲くのだろう?どうして小鳥はさえずるの?
やさしい想いや言葉にふれて、どうして人は泣くのかな?

高曇り下の芙蓉花

2009年09月24日 | 「想」の彩り
カミさんの実家、伊佐市大口へ。
親戚一同が集い、酒を飲み交わす・・。

こんな時、話題となるのは互いの近況、そして地元話が主なところだが、
この日は少し違っていた。
それは一言で言えば時の流れに対する焦燥感・・。
そんなものが、それぞれの話題の端々に感じられたからだ。

それはたとえば、目前に控えた定年退職後の自身の暮らしに対する焦りであったり、
また、幼かった子供達が、次々と自分の手を離れ、やがて男女の出会いを経て
結婚していくことへの期待と喜びの裏側にある、親としての戸惑い、孤独感であったりだ。
それらの事は、娘を持つ僕自身もまた、いつか受け止めねばならない事なのであろう・・。
酒宴の最後には、今はまだ気強く矍鑠としてはいるものの、
もう高齢となったカミさんの父親の、今後の事なども語られ案じられた・・。

止めようの無い時の流れの中で、多くのことが否応無しに変化していく・・。
この夏にも、車椅子に乗る、僕の腹違いの弟の、
突然の離婚騒動が有ったばかりだ・・。
その時も、ただ僕は彼の先行きを案じ、「そんな面倒臭いことはやめろ!」としか
言えず、結局はそれを踏み止ませることは出来なかった・・。

夫婦として過ごした時の流れは、いとも簡単にどこか暗闇の中に葬られ、
過去をかえりみる余裕すら時は与えようとせず、また流れ去って行く・・。
なんだかそういった事が、とてつも無く恐ろしいことのように思え、
カミさんの運転する車で自宅に戻ると、僕はそのまますぐに倒れ込むように眠った・・。

翌朝、気だるい思いと身体を引きずったまま庭先へ出てみると、
いつの間に咲いたのか、今年も高曇りの空下に芙蓉の花が!

「救われたな・・。」

同じ時の流れの中で、ただ黙々と大いなる自然の力に身をゆだね、
こうして優しく咲いてくれたその花を見て、僕は一人でそう思った。




いつもありがとう!→ブログランキング・にほんブログ村へ

“猫に小判”、“kazに畑”

2009年09月15日 | 「畑」の彩り
ま、というワケで、カトリックの墓地整備の方は順調に
はかどっているのだが、まったくはかどらないのが、
荒れ果ててしまった我が家の畑の整備・・。
最早その荒れ様は、ちょっと草取りをすれば済むでしょう、
なんてものではなく、この辺で本腰を入れて全面耕し直さなければ、
畑と呼べるものには、もう二度となりそうにない・・。
「よし、今日こそは!」と思いつつ、クワを一二度振るっては
みるものの、生い茂る草の抵抗、甚だしく、
「あ~、やっぱりダメ~、もういいや~。」と、
すぐにあきらめてしまう始末・・。

今の時期は野菜の植え時で、
ジャガイモ、ハクサイ、大根、ニンジンと、ほとんどの物が
栽培できるというのに・・。
“猫に小判”、“kazに畑”か?
下に、その荒れ果てた畑の写真を貼っておくので、
見ていただきたい。
この畑の写真を見れば、誰もが「あ~あ、こりゃホントにひで~や!
kazの野郎は、猫にも劣る、物の有り難みのわからね~恥知らず野郎だ!」と
思うことだろう。
遠慮は要りませぬ、どんどんそう思ってくれたまえ。
そう思われることの悔しさをバネに、一日も早く
リッパな畑に復活させようという我が魂胆なり。
恥は知っているのだ・・。



恥じは転じて力と化す!
が、恥だけかいて終わってしまえば、本当の阿呆なり。
写真はやっぱ、やめておいた方が良かったかな・・??(汗)

ポチっとよろしく!→ブログランキング・にほんブログ村へ

真夏の墓地の怪談・・いや、“快談”!

2009年09月11日 | 「想」の彩り
今年6月より、鹿児島市内にあるカトリックの墓地整備に
ボランティアで参加している。
他所に新しく墓地が出来、もう訪れる人も無くなり、
すっかり荒れ果ててしまっていた墓地を、
何とか復元し残して行こう!というもので、
毎日曜日の昼過ぎから夕方近くまで、
雨の日以外は欠かさず行われている。

問題はこの暑さ!
6、7月はまだ良かったが、
南国鹿児島の猛暑は未だに衰えることを知らず、
外に立っているだけでもクラクラとメマイがしそうなくらいだ。

にも関わらず、毎週10人前後の参加者が集まり、額に汗、いや、
全身汗だくになって作業を行っている。
しかも実に楽しそうにだ!
“フツーじゃね~よな、この人達・・”と、内心、僕はそう思ったりする。
この人達をここに足を運ばせる力は信仰のなせる技なのか、
いったい何なのか・・?





こんなことを書くと、一部の方たちから批判を受けるかも
知れないけれど、僕がこのボランティアに参加しているのは、
信仰のためでも無ければ、また、鹿児島司教様の号令に応えたいからという
思いなどからでも無い。
炎天下、汗水流して作業をしているその参加者のほとんどが、
僕よりも10も20も年配の方々だからだ。
そのことに対して、非力ながらも自分が参加することで、
少しでもその労働の負担が軽くなればと思って参加しているだけのことだ。

いや、待てよ・・。
もしかしたら、このボランティアに参加している全員が、
そんな思いで集って来てるのかも知れないなあ?
「一人でも多く参加できれば、それだけ作業は早く進み、
みんなの手助けになる!」と・・。
そうかも知れない。
そして結局のところは、その思いこそが、
信仰のなせる技であり、力!ということなのだろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この墓地整備初日の時、散乱していた石柱などの移動中、
思わず嬉しくなるような物を見つけた。
それは一つの石面に刻まれた“とっくりとお猪口”の絵だ!
多分、ここに葬られた方の中に、お酒好きの方がいて、
誰かが刻んであげたのだろう。



刻んだその人の、その優しさと粋な計らいが
何だかとても嬉しく思え、それと同時に
この先人達に負けぬほど酒好きの僕は、
“この作業が終了した暁には、慰労会なる名目での
酒宴は有りや無しや?”などと、
ふと考えてしまったのだった。

この作業は、10月一杯まで続くのだが、
もう工程半ばまで来ている。あともう一頑張りだ!
頑張るための原動力として密かに考えていた慰労会なるものも、
どうやら作業完了後行われるらしいということも今日わかった!

こうやって、神様は僕たちの行ないに対して必ず応えて下さる。
それは良い行ないに対しても、悪い行ないに対してもだ・・。
整備後の酒宴に胸を張って参加できるよう、
やはり日曜日だけは“悪魔の趣味、魚つり”は慎むこととしよう。(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このボランティアに参加してみようと思って下さる、
“フツーじゃ無い方”が他にもいらっしゃいましたら、
その旨、コメントでお知らせ下さいませ。
一日だけでも助かります!

いつもありがとう!今日もポチっとよろしく!→ブログランキング・にほんブログ村へ


感謝と喜び、“いただきま~す!”

2009年09月07日 | 「想」の彩り
土曜日の午後、娘(小5)が突然ピザを食べたい!と言い出した。

急きょ、錆びついたまま放っておいたダッチオーブンの手入れ。
枯れ枝を集め、火を起こす・・。



時間と空間、そして食材、薪、炎と道具・・
それらはみんな神様からの贈り物。
できあがった物を「おいしい、おいしい!感謝、感謝!」と頂く、
この命もまたそうだ。





家族とだけじゃなく、これからは色んな方達の命と、
感謝と喜びを分かち合いたいなあ。





ポチっとよろしく!→ブログランキング・にほんブログ村へ


逃れられたか?“悪魔の趣味”・・

2009年09月05日 | 「釣」の彩り
いやはや、この夏はとんでもないものに魅入られてしまってた・・。

海へ出かけての、“魚釣り”がそれだ。
ヒマさえ有れば、釣りへと出向き、
小銭さえ有れば、釣りの小道具を買い漁る・・。
(おぉ~、“あさる”の漢字は“漁”と書くのであったか~。)
のみならず、今日は仕事もヒマそうだからと平日昼間にも
釣りへ行ってしまう始末・・。まさに魚を漁る、だ。
まあ、自営業だから、日祝日に必ずしも仕事が休めるというものでも
無かったりするので、それはそれで許されることだろうと
勝手に思ったりしてたのだ。




釣りは、ハマッてしまうと確かに楽しい。
それはもう言い様が無いぐらいに!
けれども一方で、「このままハマッてて、ホントにいいのだろうか?」という
思いが付きまとっていた。
24時間、頭の中は釣りのことだらけ。今度はいつ行こうか、
仕掛けはどうしようか?エサを今度は変えてみようか?
あの釣り道具が欲しいが、お金有ったっけ?などなど・・。
朝から晩まで頭にモヤ~っと霞みがかかったような状態になり、
ついには、「もう、仕事なんかどうなっちゃってもいいんだもね~!」
といったような自滅的な気分にまでなってしまう・・。

魚釣りは“悪魔の趣味!”と言われるらしい。
上に書いたようなことなどが、しだいにエスカレートし、
遂には家庭崩壊!なんてことにもなり兼ねないからのようだ。
そして、そんなことは百も承知のくせに、数日前にも
悪魔にすっかり魅入られてしまった僕は、ふらふらと
また半日かけての釣りに出かけてしまった。
心の中じゃ、「あ~、神様、どうかこの誘惑から、
悪から私をお救い下さい。」という思いで・・。

そして奇蹟は起きました!(笑)

その日何匹か釣ったあと、根掛かり(ハリや糸が海の中の岩などに掛かって
取れなくなってしまうこと)になった。
釣りに、多少の根掛かりは付き物で、たいがいは慌てずに、
うまく処理することができるのだが、この時はそうはいかなかった。
どうやっても外れてくれないのだ。
あきらめて、もう、糸を切ってしまおうとそう思った瞬間、
突然、パキン!!と鋭い音がして、竿先がものの見事に折れてしまった。
「あ~あ、やってしまった。」と思ったけれど、その残念さよりも、
「今この瞬間、これで解放された!」という気がして、
何だか気分がすっきりとした。
ス~っと、憑き物が体から離れて行ってくれたように感じたのだ。
「さらば!悪魔よ、誘惑よ!」だ!

帰ってから、畑のまん中に立ち空を見上げると、
もうすっかり自分の心が軽くなっているのがわかった。
そして急に、些細なことでは有っても今までほったらかしにしておいた
日常のいろんな事や、そして大切な事などが目の前に迫って来たようにも
感じた。取りあえず、畑は草茫々!仕事場は、仕事場なんてもんじゃ無く、
ゴミ捨て場のような燦々たる有り様だ。パソコンのディスクトップ画面も同様。
そしてそして、思えばこのブログもそうでありました。
ずっと更新してなかったな・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

釣りは決して悪い趣味だとは思いません。
ただ、度を超すのはよくない。
そうなっては“悪魔の趣味”だ。
気負わず、のめり込まず、自然と戯れる時間として
釣りを楽しむことができれば、それは“天使の趣味”と呼べるのかも。
これからは、そんな釣りをして行きます。(やめるとは言いません。)
ま、何ごともほどほどにが一番。

さてさて、今日はセミの声を聞きながら、荒れた畑の草取りでもして、
釣りのことは少し忘れた頭で、夜は一杯晩酌でもするか。
もちろん、酒の量もほどほどに。

釣りに惚けていた間にも、またまたたくさんのポチっとを頂いておりました!
頑張りますので、これからもポチっとよろしく!→
ブログランキング・にほんブログ村へ