二週間ほど前のある日の昼、自宅に一本の留守電有り。
「こちらは鹿児島県焼酎PR事務局と申します。
あなた様は沢山のご応募をいただいた中から、見事ご当選されました!
おめでとうございます!では、また改めてお電話させていただきます・・」
え?なにこれ?どいういうこと??と思いながらも、
焼酎・応募・当選のキーワードでおおよそのことはわかった。
おそらくカミさんが、なんの気まぐれか、そんな懸賞に応募してたのだろう。
カミさんはビール党で焼酎はあまり好まないので、僕を喜ばせようと考え、
秘かに応募してたに違いない!
そうかそうか、ウイ奴め!、ところで当選商品って、どんなんだろう??
もしかして、お好きな焼酎一年分を進呈!とか???
いやいや、ひょっとしたら一生分だったりして????と、
期待に胸をドキドキ弾ませつつ、その日のカミさんのパート先からの帰りを待つ。
夕方、帰って来たカミさんに、さり気無く聞いてみた。
「あ、そういえば、留守電が有ったよ。焼酎PRなんとかって所から・・。
何か当選したんだってさ・・。」
カミさんは、すぐにはなんだかピンと来ない様子で、少ししてから
「あ、それは妹が私の名前で応募してた懸賞だわ!えっ!それが当たったの~!?」と
初めて事の次第に気づいた様子・・。
カミさんの応募では無かったにせよ、もはや僕にとってはそんな事はどうでもよく、
(いや、むしろ、義妹が応募してくれたのか?と思えば尚更嬉しくはあったのだけれど・・)
「でさ!・・、なんなのさ?その当選商品!?もしかして一年分好きな焼酎進呈とか??」と、真顔で問いただす。
「それも良かったかも知れないけれど、当選商品は〇〇ホテルで行われる、
焼酎試飲パーティーへの二人組での招待券!有名シェフのディナー付きのね!」
「・・あ、そう・・。そういう商品?。・・うん、でもそれはいい!嬉しいことだ!!
せっかく当たったんだから行かねばな!!義妹の気持ちをムダにしてはならんことだし!」
「あ、それねえ、女性限定のパーティーなのよ~!
そうね、ムダにするのは勿体ないから、妹と二人で行って来るわ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
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その焼酎試飲パーティーが今夜・・
今頃二人は、出された飲み物と料理に舌鼓を打ちつつだろう。
僕はこれから飯を炊き、ネコと二人でいただくところ。
「でもまあ、こんな日が、たまには有っていいのかもな。ご当選、おめでとう!」と、
二人の笑顔を思い浮かべながら、そう思う。
さてさて、ご飯のおかずは何にしよう?
kazシェフが、自らのために腕をふるう手料理といくか~!(笑)
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