【八犬伝 ~東方八犬異聞~】の第14話「人形」を見ました。
本日より第二期アニメ開始です。
若き人形師・犬村大角の死から物語の再開です。
ちなみに第一期の開始は死に掛け信乃の場面からでした。
生きている信乃は肉さえあれば元気一杯。
「高級特選霜降り牛の歌」を歌いながら、荘介と現八の2人を保護者に
西北の山奥の小さな村に住んでいる人形師の元へ。
フェネガン枢機卿から頼まれた「おつかい」です。
現八が同行しているのは、古那屋の女将からの紹介状を持っているから。
沼藺の内裏雛のエピソードは削られたっぽい?
私、沼藺の現八への愛情というか、散文的な性格の一遍が見られる
内裏雛の話好きなんですが。
”―それでお内裏さまの右頬にはね、花のような痣を―――”
秋の紅葉の中を歩いていたはずが、いつの間にか満開の桜の森に。
うさんくさい青年に道を聞く。この青年は実は。
犬村の家で快く3人を迎え入れる大角の義妹・雛衣ちゃん。
フェネガン枢機卿からの伝言とその人形を引き渡しを頼むが、肝心の人形師の犬村氏は
一ヶ月程前から行方不明となっていた為、人形は未完成。だから渡せない。
なら、息子である大角がその人形を仕上げることは出来ないのか?と問うも
出来ないの一点張り。信乃達はとにかく完成まで犬村の屋敷に滞在することになる。
造りたくても、人形の命である顔の表情が大角には造れない。
葛藤場面なのだけど、原作のいろんな部分が省かれ過ぎて
何に対して苛立ちと葛藤を抱えているのかが判りにくいかも。
信乃は離れに迷い込み、多数の人形と共に置かれていた一体の人形を見つけてしまう。
過去に大塚村で四白と荘介と自分を殺した女。忘れられないその顔。
OP冒頭で、「伏姫」の伝説が語られてましたが、元本の「八犬伝」のように
伏姫=善と言い切れないのが「東方八犬異聞」の奥深い伏線のひとつ。
割烹着姿の雛衣ちゃん。なんかホッとします。
とあるトラウマから絶対に着物を着ようとしない浜路と対照的に
着物姿しか出てこない家庭的な雛衣ちゃんは、浜路と同じく「義妹」という
立場なのに「母性」のイメージが強いです。
…サザエさんのフネさんみたいというか。
拾った鞠を手に再び、大角に人形の仕上げを頼みに行った信乃は、
女装させられ、人形のモデルとなることに。
うろたえながらも喜びを隠し切れない現八。
この場面だけなんだか「ガラスの仮面ですが?」みたいな…。
桜の木の下で信乃を襲ったのは、大角が飼っていた猫。
信乃達を大角から引き離そうとするも、
信乃命の現八が雷鬼になるとあっさり退散。
化け猫を庇った二本尻尾の黒猫の「楓」と共に、獣憑き四家最後のひとり
「緋ノ塚那智」が登場し、来週に続く。
来週の話を見てみないとなんともいえないのですが、原作の端折られ感が半端なく。
でも、原作の入り組んだそれぞれの心情を出し切るのはアニメでは無理なのも
判っているので、第一期と同様に「アニメはアニメ」で見ていこうと思います。
那智は「伏姫」と「村雨」のことを知っているのか、
人形芝居の話の九重と毛野のエピは出てくるのか、
「朔の日」の荘介の件は省かないで欲しいなとか。
アニメでは「八犬伝」というバックボーンを押し出しているせいか、「伏姫」絡みのエピソードが
押し出されて判りやすい話になっているのは確か。
予告のこの場面はアレですか。「にいに」。
(上記画像全てアニメ「八犬伝~東方八犬異聞~」より抜粋)
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