「甲賀忍法帖・改」の表紙の弦之介。まんまオダジョーって感じ。
てか、映画版の原作がこっちの「改」の方かと思ってた。
でも、イイ時代になったなぁ、と。
私が中学生の時代、ほぼ18年くらい前だけど、山田風太郎小説読んでる人って
全然同世代に居なかったから結構寂しかったり。
よく解らない忍者ブームはあったけど、エログロ痛快ナンセンスな山風作品が
受け入れられるにはまだちょっと、「重たい感じ」だったというか。
角川作品では幾つか映画化とかなったけど(「魔界転生」「伊賀忍法帖」)
今みたいに漫画化されたり、あっちこっちからキレイなイラストで文庫化なんて
そんな雰囲気じゃなかったし。(「魔界転生」は昔、石川賢が漫画化したけど)
夜店で売ってる流行の漫画絵の袋に入ってるワタアメのような「ライトノベル」よりも、
大衆デパ地下でちょっと奮発して買う高級菓子のような「山田風太郎」の方が私は好き。
滝沢馬琴センセイの作風の直系が山田風太郎センセイ。
山風先生の系列になるような作品書く人ってまだいない感じ。
しいて挙げるなら、京極夏彦センセイ辺りとか。
弁当箱本というか、レンガ本というかあの辺りのシリーズが一番良かったな。
栗本薫とかもどっかで候補に挙がってたけど、それだけは勘弁。
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