暇人のぐうたら日記

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新時代の日本列島改造論

2018-07-01 20:26:41 | 時事
日本列島改造論は、田中角栄が唱えた公共事業により、日本の景気を上げ、生活レベルを向上させようと言う政策である。新幹線が走り、高速道路は全国へと伸びて行った。しかし、この政策は功を奏し、最近まで続けられた。ここに来て、その副作用が出始めた。多額の借金と最早、小手先の経済政策ては何の効果も得られなくなった。そして、新たに政府が打ち出したのがブルジョワ政策である。
ブルジョワは資本家のことである。簡単に言うと貧乏人に金をバラまいても経済効果は得られない。だから、資本家にカネをばら撒き、カジノで遊んで地方でもカネを使ってもらう事により、地方財政は地方で賄えるようにしようと言うことである。これまでの中央集権的構造の変換である。また、高齢化に伴う社会保障財源は削減され、自助努力、自己責任の時代が訪れる。まさに、ブルジョワ政策とは歴史的回帰を意味する身分制度の復活である。これには、憲法の平等主義、基本的人権、平和主義が邪魔になることが容易に想像出来よう。資本家に自由はあるが、社会的弱者に自由はない。働いて稼ぐ能力の無い人間はお国のために、資本家の為に働けと言うこととなり、
軍隊での兵役が課される。これで、今起きている内政変化がハッキリと繋がる。過労死はなくなるのである。なぜなら、高プロは能力の高いホワイトカラーであり、高待遇が保障される。それ以外の能力の低い人は必要ないから、働いて過労死することはない。野垂れ死にするか、軍隊に入れられて密かに葬り去られることになる。では、この副作用は無いのか?副作用としては、国民の人口減が加速するだろう。しかし、これは外国人を代用すれば済む事である。欧米に比較して日本の外国人比率は低い。これまで日本列島は純血過ぎた。今後は国際色豊かな富める国になるだろう。一部ては。その過程でスラム化する所も出て来るだろうし、人種感の価値観の違いによる衝突は避けられない。7月4日は米国がイギリスの統治下から独立を果たした意義深い日である。こうして米国は他人種国家として生まれかわった。ただ、独立に際しては、多くの血が流れた。日本の場合は何処かの国から独立するわけてはないので独立戦争のようなことにはならないが、社会からハズレた弱者が簡単に大人しくしているとは到底思えない。新しいパンドラの箱は開いた。何が出て来るか、壮大な社会実験が行われようとしている。検証もされる事なく。

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