1年前のある日、母から公正証書で遺言書を書いたからと連絡があった。その際、こちらは兄にあちらはお前にやるからと口頭で内容を告げられた。その内容に特に不服がなかったので聞き流していた。最近、父の様態が急激に悪化したからと連絡があり駆けつけた。その際、遺言書の内容をチラッと口にした。しかし、その内容は先に母から聞いていたものと全く異なるものであり、実際に遺言書を見せるように迫り確認した所、矢張り自分には相当不利な内容だった。早速弁護士に相談してみたが、あまりにも巧妙に作られており遺言状を書き直す以外に策が無いことが判明した。まさに自分が想像した通りの最悪のシナリオが出来上がっていた。まさか、親兄弟に騙されるのかと情けなく思ったが現実を受け入れるしかないと自分に言い聞かせるしかなかった。やるせない思いと無力感だけが残った。金輪際、一切の関係を断ち切る事だけが唯一できる抵抗である。遺言書に効力を持たせるように法律が改正された事により、家族間で遺言書を巡る争いはあちらこちらで起きているいるらしい。くだらない法改正をしてくれたものだ。
イエスマンっていうのは、実に簡単に作られる。「イエスマン」の反対は、反対勢力であるから、仲間外れにしてしまえば良い。特に真面目で勤勉な人ほど群れたがる傾向にある。これは、自意識過剰な傾向があるから、自分と反りの合わない、要するに自分が嫌いなタイプを寄せ付けない。しかし、単に群れるだけではアイデンティティが失われるから、権力者に擦り寄り群れたがる。そうなると、今度は群れの中にいる事に執着し始める。これが、イエスマンの始まりである。過労死は何故起きるか?これも、群れの心理を利用してイエスマンを作ってしまえば、簡単である。日本人の場合、幼少期からずーっと長い期間、集団の中で群れることを教育されるから、群れの心理の罠にハマリやすい。様々な、団体、組織で権力者や、団体のトップに不祥事が起きているが、見事にイエスマンが作られている事が分かる。イエスマンは、問題が多いと言われて久しいが、イエスマンはいとも簡単に作られるので、イエスマンに起因する問題がなくなることはない。イエスマンは、群れの中にいる間は居心地が良すぎる。外れれば、辛酸を味わうことになる。兎角この世は窮屈だ。
仮想通貨の勢いが止まらない。もはや67兆円もの仮想通貨が存在する。ところで、仮想通貨が何故地球を破壊するかであるが、仮想通貨自体が地球を破壊することはない。人間の劣化が始まるだろうが、それは仮想通貨に限った事ではない。問題は。仮想通貨を作るマイニングにある。仮想通貨を新しく作り出すのに膨大なコンピュータを使用し、膨大な電気を使用することに加えて、そこから発する膨大な熱を冷却するための装置が必要である。だから、できるだけマイニングコストを削減するために北欧など北の雪の多い場所に設置されている。すなわち、仮想通貨を作り出すマイニング自体が温暖化を加速させるのである。一攫千金を狙ったマイニングは地球規模で広まっており、未だに拡大し続けている。日本も仮想通貨のマイニングが政府主導で始まれば、電気の使用量が膨らみ原発を稼働させなければならなくなるだろう。いくら頑張って、再生エネルギーだと言っても仮想通貨のマイニングに要する電気の使用量には追い付かない。このように、温暖化が加速し、海水温度が上昇すれば生態系も変化してい行く。最近、少子化が労働環境のせいだと言われているが、温暖化による生態系の変化ではないかとも考えられる。恐竜が滅亡したのは、火山活動が活発になり、地球の温度が上昇し、ヒマラヤなどの雪を溶かしたことから氷河期が訪れた。同じ現象が今まさに起こりつつある。電気自動車だの燃料電池だのAIだのと言っている場合ではない。クリーンエネルギーなんてものは存在しない。電気はすべて熱に変わることは科学的にもすでに明らかである。コンピュータの高度化が進めば進むほど、電気の使用量が増加し、地球の温度が上昇する。原発も放射能を使った核分裂から発する熱を嬢s気に変え、蒸気タービンを回して電気を得ている。要するに電機は熱から作られ、また熱に変わるのである。
最近、人生100年時代という言葉を良く耳にする。はて、人生いくら頑張っても80歳ぐらいだろうと深く考えなかった。しかし、にわかに、もしかしたらあり得るのではという気がして来た。それは人工知能が深く関係する。人工知能はコンピュータであるからメンテナンス次第で何年も働き続ける事ができる。しかし、今のところ大量のコンピュータをフル稼働させないと働かない。そこには自ずと限界がある。最近、人間の脳とコンピュータを電気的につなげて脳の保有する知識をコンピュータに与える実験が行われている。仮に人間の脳細胞を使ってコンピュータが学習出来れば、人工知能は脳内で完結する。もはや、人間の肉体は人工的に動かす事ができる。現代の死の定義は脳死なのである。植物状態でも死とは認められず、心臓ポンプを止めれば殺人となる。ここまで来れば、察しがつくだろう。人間は決して死ぬ事はなくなる。感情も人工知能により消去されるから自殺する事もない。ただ、従順に人工知能の発する命令に従うだけである。排除と選別の論理に従えば、人工知能が与えられるのは選ばれた者のみである。また、人工知能が暴走することもある。その時は、破壊される。これが、人工知能と人生100年、働き続けるシナリオなのではなかろうか。権力者が一番恐れるのは老化と死である。だから、老人やマイノリティーを忌み嫌う。自分は完璧でなければ納得出来ない。人類の歴史を見てもその事は良く判る。こうして、排除と選別、人工知能と人生100年、働き続ける社会がすべて結び付く。
先の選挙から排除という言葉が平然と使われるようになった。それを皮切りに官僚の不祥事が明るみに出始めた。そして最後の極めつけは働き方改革と国民民主党の設立である。即ち、これ等の意味するところは、立憲民主党を初めとする野党共闘は政治的に排除されたということ。そして連合を支持基盤とする国民民主党が誕生した。この事により野党共闘は政治的に邪魔なものとして排除され、国会は事実上機能しなくなった。さて、次なるターゲットは役に立たない国民を排除することである。働き方改革と官僚機構の横柄かつ赤ら様な隠蔽が明るみに出たのは、もう隠す必要がなくなったからなのだ。そして、その不祥事を利用して排除すべき国民の選別が行われている。例えば、デモに参加したり、野党共闘を応援する国民、政府の言うとおりに働けない国民。これ等の、国民は次の憲法改正で間違いなく排除されることになる。今、現実に目の当たりにしている事はすべて排除と選別の一部に過ぎない。これは何の為に必要かというとコンピュータが人間を支配する為である。コンピュータは感情を持つことがない。だから、人間の感情がコンピュータの唯一勝てない邪魔なものなのである。人間は感情の動物であるが故に多様な考えを持つ。しかし、コンピュータが人間を管理する上で最も邪魔なもの。感情のない人間ほど簡単に操れる生き物はない。これを象徴するのが官僚の不祥事である。彼らは普通の国民感情では信じられない様な行動を平然とやってのける。まるで何かに操られているかの様である。また、自民党議員もすべてが一方向へと偏った思想を持っている。宗教でもそこまで同じ思想を持つ事は難しい。間もなく明らかになるだろう。排除と選別の社会が如何なるものか。巷には日章旗を片手にアルマーニの服を着た人が闊歩するようになり、排除された国民は人目の当たらない日陰に追いやられる。一度排除されたら、二度と戻る事は許されない。排除社会は完全にコンピュータが管理する社会となり、マイナンバーにより番号であらゆる階層に選別されることになる。そして、仮想通貨が実際の通貨に置き換わり、コンピュータが通貨を製造する様になる。だから、人が管理している銀行などは不要になる。また、コンビニ、自動車、通訳等の人が必要ない所は自動化される。人はコンピュータのメンテナンスや世話をする道具となる。勿論、国会等も必要ない。コンピュータがすべて管理からであるする。人間はコンピュータの邪魔をしない様に感情的な人間を排除する事が主な任務となる。人工知能は人工ではなくなり、自ら学習し始めている。そして一部の人間を支配し始めている。