桂浜ファンクラブ

「龍馬伝」が、2010年に放送するNHKの大河ドラマに決定。福田靖さんのオリジナル脚本に、桂浜の龍馬銅像も大きな期待!

桂浜の人気!土佐闘犬一刀彫は高知の誇りの一つ!!

2008年06月08日 | こだわりの一品です
     
 
土佐闘犬一刀彫の親子に乾杯です!

久しぶりに妻と桂浜へ行った。
駐車場へ車を止めて、直ぐ近くのお土産売り場んで「土佐闘犬一刀彫」の実演が目に留まったので、しばらく見学しました。
2年前に、沖縄の孫を連れて、子ども夫婦が来高したとき、桂浜を案内しました。
そのとき孫の記念に、ここで名前を入れて彫ってもらって、持ち帰らせました。

親子二人で。お父さんはこの道50余年とか、隣の息子は17年になりますと嬉しそうに話してくれました。
親父の話すことを、ノミを使いながら静かに聴いている息子さん。
この伝統技術をしっかりと受け継いでいる姿がうかがわれました。
お父さんに「これ、高知の自慢の一つですよ!」と話したことでした。

彫るときの削り片を「臭うて見てください」とお客さんに渡して、気をひきながら
話し込んでいく、買わなくてもクスノキの強烈な臭いは残るのである。
匂いが良いので、買って帰って部屋に飾って、匂いを楽しんでいますという人も多いです!と話されていました。


         


クスノキは、以前はタンスの中の着物が虫に食われないための、防虫剤「樟脳(ショウノウ)」の原料でした。
土佐にはこのクスノキが沢山あって、土佐藩はこのクスノキから大量の「樟脳」を造って売り、その売ったお金で坂本龍馬も乗ったといわれる土佐藩の軍艦「夕顔」などを買ったと聞いたことがあります・・・。

そのため、高知には神社仏閣以外には大きなクスノキは残っていません。

草や木は、腐敗菌や害虫から身を守るために、フィトンチィット(植物の殺す力)という匂いを出しています。
それが森の中で長く生活してきた人類、森から出た猿である、人間には気持ちを静めたり、すがすがしい気分にさせる作用があるようです。
森の中で深呼吸をすると気持ちが良いように・・・


このクスノキが出す匂い、強い芳香(フィトンチィット)を嗅ぎながら、親子でしっかりと伝統を受け継ぎながら、しかも商売繁盛を心がけている姿に、高知の誇りを感じました。 Tosa龍馬



名刺をいただきましたので連絡先を記します。

  土佐闘犬 一刀彫島田
彫刻師 政   峰 TEL(088)875-9360