桂浜ファンクラブ

「龍馬伝」が、2010年に放送するNHKの大河ドラマに決定。福田靖さんのオリジナル脚本に、桂浜の龍馬銅像も大きな期待!

根木勢介さんの「龍馬十景」 ②

2009年04月07日 | 公開・会員の意見交換サロン
竹林・・・土佐の仲間
根 木 勢 介


「雨後の筍」とは、次々に続いて出てくることのたとえ。筍は、地下茎より芽を出し仲間を増やす。

モウソウチクの地下茎の長さは、一万平方メートルあたり十一万平方メートルにもなるそう。

龍馬につながる「土佐の地下茎」は長大で、多彩な人物が幕末から明治にかけてそれこそ、雨後の筍のように輩出した。竜馬の土佐の仲間は、しかし、竹の子のまえ、つまり志し半ばで死んで行った者が多い。



土佐での竜馬の最大の理解者は、「飛潜誰か織るあらん。偏に龍名に恥じず。」の武市半平太でなかったか。「土佐にあだたぬ」脱藩までの龍馬については、資料が少なく余り語られないが、土佐勤王党に土佐での筆頭署名した意味を考えると既に土佐では「声望」ある存在だったのでは、と私は思う。

筍、竹が伸びるためには降水量、土壌水分が重要だが、明治以降の土佐は、水分が足りないせいか「筍」の不作が続いている。

龍馬のハタチごろには、「坊さんかんざし」で有名な五台山竹林寺の僧純信とお馬の事件が起きた。当時、すでに「おかしなことよな播磨屋橋で」という俗謡が流行していたらしい。後に、いろは丸事件で龍馬が考えたと言われる俗謡は、この事件がヒントなのだろうか。

龍馬が遊んだ浦戸湾や五台山を自宅マンションから眺めながら龍馬の青春を考えている。
   龍馬研究会発行 「龍馬研究」No.157 より転載



根木勢介さんの「龍馬十景」 シリーズ

根木勢介さんの「龍馬十景」 ①

2009年04月05日 | 公開・会員の意見交換サロン
イチョウの木・・・福井の人々

                                  根 木 勢 介


生きている化石と言われるイチョウの精子を発見(明治29年)した平瀬作五郎は、越前福井の人。

イチョウは雌雄を持っている植物で有名。「種子の中の海」での精子と卵子の出会い・邂逅は、一年の内、9月某日の一日にだけ行われ、大変神秘的だと言われている。



脱藩浪人龍馬と松平春嶽の出会い・邂逅も「身分を考えれば」イチョウの場合と同じように神秘的・奇跡的に思われる。

おそらく有力者の紹介状などなかっただろう。当時では常識はずれの「意表をついた」龍馬の訪問。まことに武市半平太の龍馬評「肝胆もとより雄大、奇機おのずから湧出す」だ。松平春嶽の進取の気性が面会を許したのだろう。

土佐出身者で何度も松平春嶽と会っているのは、ただ一人龍馬だけだ。一介の浪士の龍馬と何度も会ったのはなぜか。



平瀬作五郎の父・儀作は、松平侯の家臣。肥後から招聘された「横井小楠」の世話役だった。小楠と親しかった龍馬と面識があっただろう。

長崎でも越前福井藩の交易などの仕事もしている。当然、亀山社中時代の龍馬との交流もあったと思われる。

龍馬と越前福井の人々との交流も大変多い。

有名なところでは、松平春嶽/越前福井の顧問横井小楠/由利公正、など。龍馬の人生に大きな影響を与えている。土佐研究家の広谷喜十郎氏は、「越前福井は、龍馬の心の故郷」ではないかと言われる。

                          龍馬研究会発行 「龍馬研究」No.156 より転載



根木勢介さんの「龍馬十景」 シリーズ

1月1日の桂浜について思うこと

2008年10月07日 | 公開・会員の意見交換サロン
初日の出。
ご来光を見に行こう!と桂浜へ行かれる方は
多いのではないでしょうか?

私が感じるのは、
初日の出を桂浜の浜辺で見たときの感動を
もっと多くの県民・市民のみなさんにも知っていただくべき
と思います。

現在の状態では
花海道で車に乗って見る若者が多く
浜辺に行っても、寒くて
あるのは自販機の缶コーヒーのみ。
薪があっても、それは空手の方らのものです。

もっともっと、桂浜での初日の出を
アピールしてもよろしいかと思います。

龍王さんへの参拝も出来るし
年初めに龍馬さんにも会える。
アピールすべきポイントはたくさんあるように
思えます。


素人考えではありますが、いくつか元日のイベントを起案してみました。
ご参考になるかわかりませんが。。。

龍王さんのお札やお守りなどの販売。
水族館さんの早朝入館で新年初ジャンプのカウントダウン。
浜辺の特設ステージで土佐闘犬の試合。
もちろんたくさんのお土産の浜辺での販売。
食べ物なども、お茶屋風にだしてみてはいかがですか?
かつおラーメンやイカ焼き。(お土産センターの各店の逸品を提供)
龍馬グッズの販売。
浜辺での記念撮影。(これはフレームに龍馬や龍王さんの写真入り)
駐車料金は1月1日は終日無料もしくは高知県民だけでも無料!!
(免許証提示で確認)
それがダメなら語呂あわせで110円など。

NHKの龍馬伝が決まった今!
桂浜地区は、一丸となり盛り上げていくべきではないでしょうか?

高知市屈指の観光スポットでありながら
なぜか盛り上がらないのが残念でありません。

この景勝は、高知市民が自慢できるものだと感じます。
昭和の桂浜(20数年前)はもっと観光地として活気あふれていたように
記憶しております。
浜辺のお土産屋でくつろぎ、桂浜で1日中
老若男女とわず遊べた桂浜を取り戻せないものでしょうか?



桂浜を応援する市民より