インラック元首相が息子を連れてドバイに海外逃亡したと、記事に出ているが、
日本の記事の中に注目する記事が有ったのだ。
インラック元首相があのまま裁判で、判決を受けていれば、
ミャンマーのスーチー女史の様に、タイの政治をリードする人間になっていたのにと書いて有ったが。
兄のタクシン氏の身代わりで選挙に立ったのに、兄が逃亡生活を送っているのに、
軟禁生活や刑務所暮らしが出来る訳はなく、又支持者はミャンマーの民主化の為に戦った人々とは違い、
利権でのむつび過ぎでの支援者が多いので、ミャンマーとは根本的に違うと思う。
軍事政権では海外逃亡は一番望んだシナリオで、逃亡を軍が手助けしたと言うニュースもある。
タクシン政権は王党派の人でも、一部の政策で評価する人は多い、
医療費の無料化や麻薬の撲滅に厳しい政策を行った事などで有る。
題の反タクシン派は彼女のタクシン嫌いから付けたのであるが。
彼女が怒っているのは、携帯電話会社を独占化して、自分一人が大儲けをした事で有る。
昔は携帯電話機自体も値段も高く、田舎では電話線も殆ど設置されておらず。
家族の連絡は携帯電話に頼っていたのだが、携帯電話料も高く。
毎月の支払額が高額であったので、その恨みがタクシン氏の嫌いの原点と思うし。
携帯電話の自由化後は、さっさとシンガポールの会社に携帯電話会社売り払い。
大儲けをしていたのであるから、国を利用して賢く稼いでいたのである。
田舎町でもその頃はタクシン氏の人気は高く、彼女は度々私に悪口を言っていた物である。
田舎町の住人は電話を使う機会も少なく、目先の利益優先で、
選挙の時には布団を貰って喜んで帰って行く姿を見た事も有る。