ポセイドンに着いた頃は、汗が滲んでいた。
階段を上がると、部屋にコンチアが案内してくれるが、上の階に行くとスーパスターと、言われる嬢が居ると聞いているが、
そこを見学したいと思っていたが、そんな事は忘れてコンチアに付行って、
嬢が良く見える席に案内される。
コンチアにサービスの良い子はと、何時もの言葉で聞いて見る。
本当はそんな答えは、余り参考にはならないのだが、
大体当たりを引く回数は少ないが、何時までも粘る事が出来ない私は、
何か適当に嬢を決めてしまうのである。
自分の理想の相手を、長時間粘って待っている人には感心するし、
酒が弱い私にはビールと食事をしながら、待つことは出来ない。
コーラを頼み10数人の嬢の中から、髪が長い何方かというと目が切れ長の嬢を指名し、
代金を支払い、嬢が手を繋いでエレベータ迄案内してくれる。
ここ当分手なんか繋いで貰った事が無いので、照れくさい気がする。
エレベータでは店の従業員も乗り込み、3人であるが、途中でエレベータが止まり、
従業員が下りたので私も降りたら、嬢が笑いながらこの階では無いと言う。
どうもせっかちな性格は治らない。
部屋に行き例のごとく嬢の飲み物を注文して、バスタブの湯が増えるのを待っている間に、
嬢の出身地を聞くと、チェンマイ出身と言う何方にしても田舎町で有ろう。
私の服まで脱がしてくれる、買い物好きとか、色々話しているので湯が溜まる迄話をする。
その後はバスタブで洗って貰って、ベットに移るのだが、
時間まで色々話をしていると、私が2人目の客と言う、
私の来た時間を逆算すると、4時前には客が入ったと言う事になる。
この嬢にはサービス代としていくら欲しいかと話すが、
いくら欲しいとは言わない、からかってやろうと思って相場位を言うと、
普通の顔で有ったが、出したお金が多かったので、嬉しそうで有った。
私が店を出て直ぐに、2人連れの日本人が店に向かって歩いていた。
物の価値と言うのは、支払った額が相場より高くても低くても、
私がその物に対して満足していれば、それで良いと思っています。