2010年8月にアートサークル卒業生会で実施したアートサークル・イベント「夜のピクニック」。
コロナ禍の現在では、実施不可能なイベントですが、おさまればまた参加したい声が多いですね。
イラストコース2年生グループ展会場(原宿)を出発し、都内の夜の名所をオールナイトでめぐり歩いて、
とりこわされる前の旧校舎屋上で、日の出を見ようというイベントでした。
サークルについてはサークルブログをご覧ください中美サークル・チュービアーツ
以下は過去記事の再録です。
なぜ、夜のピクニック
と聞く人もいますが、恩田陸の超人気青春小説で映画化もされた「夜のピクニック」(新潮文庫)なんですね。ある高校の伝統行事で、朝8時に出発して翌朝の8時にゴールするというもの。
この本、以前にある卒業生からすすめられて読んで、とても感動しました。
「みんなで、夜歩く。
ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう。
並んで一緒に歩く。
ただそれだけのことなのに、不思議だね。
たったそれだけのことがこんなに難しくて、こんなに凄いことだったなんて」
~夜のピクニックの414ページより~
この文章を読んだとき、ああ、そうなんだと思ったんですね。
これって、学校生活そのものじゃあないかと。
春夏秋冬の季節の一日。
みんなで毎日 並んで 一緒に絵を描くこと。
それだけのことなのに、とても不思議で、なにか特別な感じがします。
最後まで歩くことで、世界が明るく、きっとまわりの友達だちが今よりまぶしい存在に感じるはず。
生きることの楽しさ。
夜から朝へ向かって、光が空気を満たしていくあのまばゆい感覚知。
そしてなにより、
安心できるみんなで
わいわいお話しながら歩くよろこび。
みんなで夜を歩いていこう。
中美に向かって。
朝の光に向かって。
みんなが歩いたその後に、まっすぐな一本道がのびているはずさ。
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昨年、中美アートサークル卒業生会で 集まるイベントを考えましたが、コロナ感染がまた流行のきざし・・なかなかできないですね。
みなさんが卒業後も夏はアートフリマ、展覧会、デザフェス、新島ガラス工房研修旅行などなどさまざまなイベントを企画引率してきましたが コロナ感染にはかないませんね。
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