こらっワールドカップ

Coração da copa do mundo - ワールドカップ期間限定感想文

話題の負け逃げ

2018-06-29 21:19:29 | 2018ロシア
話題の「負け逃げ」ですが、監督としては「自軍が攻めて更に失点してしまう」リスクと、「コロンビアが追いつかれる」リスクを天秤にかけたものでした。
選んだのは「他力本願」でした。サッカーは確率のゲームだったりもするので、あり得る選択ではありましたが、残り10分以上あったのです。
この状況を事前にどれだけシミュレーションしていたかは興味深いので、メディアは取材してほしいです。例えば、一点リードがセネガルだったらどうしていたか?とか。
あの状況では、自軍の得点力より、コロンビアの守備を信じてました(笑)
この微妙な選択を他ならぬ攻めの西野がしたのが最大の驚きだったのですか、決断後はキッパリしたもので、長谷部を入れて、守備を整えると同時に、方針を極めて明確にピッチに伝えました。こういうのは、中途半端は失敗するので、この不退転は見事でした。ちなみにこの手はめちゃくちゃ不退転で、もしプランが狂った場合、武藤と長谷部を入れ替えたので、再度攻め直す手は残されていませんでした。
次にフェアプレーポイントですが、まずは多くのJリーグファンは「槙野もうカードもらうな」(笑)と考えていたはず。それにしても、あれのプレー自体が「フェアプレーでないよね」という指摘は全く正しく、それには「サッカーだから」としか答えようがありません(汗)。今朝、とある大学の先生と話していて、「フェアプレーポイントは、不祥事が少なかっただけで、(大学の業績)評価とは関係ないよね」という話に。
色々ありましたが、今回は結果として「戦力温存して最小限の努力で勝ち抜け」した事実でもあるのですごいことです。

M45. 日本夢のような結果をゴミのような試合で手にする

2018-06-29 07:21:50 | 2018ロシア
6/28 日本 0-1 ポーランド

日本がベスト16の切符を手にしました。

6人替えで望んだ試合ですが、攻撃が機能せず、また守備もよかったかというとポーランドが来なかっただけだったという立ち上がり。正直、退屈な試合でした。
徐々にポーランドが押し込んで来、それによく耐えてはいたのですが、がちでポーランドとやったらどうなったことか。

後半15分に失点。この時点で、コロンビアvセネガルが0−0なので、日本は3位に。残り時間30分。
このやばい状況で試合が「楽しく」なってしまいました。

残り時間15分のところでセネガルが失点。これで日本が「FPPの差で」2位に。

ここからの西野監督の決断が最大の見所でした。
残り10分で「このまま」を選択し、それを明確にするために武藤を外して長谷部をイン。
そのまま、観客のすごいブーイングを受けながら時計を進め、結果を手にしました。

10分で攻撃放棄はすごい決断だったと思います。たとえば、セネガルリードだったら、この選択をしなかったのではないか?とか。私も日本の試合を放棄して、コロンビア戦にチャンネルを変えてしまっていました。

西野監督も全く想定外だったと思いますが、この決断が結果を掴み取ることになりました。
おめでとう!!