こらっワールドカップ

Coração da copa do mundo - ワールドカップ期間限定感想文

M9. スピードとパワーか、セルビアが押し切る

2018-06-17 23:01:59 | 2018ロシア
6/17 コスタリア 0-1 セルビア(サマラ)

両者まさにぶつかり合う、力強い試合でした。
基本的に中が固くて、外に押し出される、それをどのように突破するのかが見ものでした。中で詰まって得点に至らないパターンはJリーグでも同じなのですが、点にならないにしても、力強さや正確さで魅せる度合いが違います。

結局セルビアがすばらしい長めのフリーキックを沈めて勝利。

あと、気になるVARですが、終了間際にセルビアの選手の後ろ手がコスタリカのディフェンダーを引っぱたいたとして「Red Card Review」。結果はイエロー。無難な判定でしたが、ビデオにちくられてカードと受け取るか、神は見ていると受け取るか。


M8. クロアチアがナイジェリアを退ける

2018-06-17 12:52:28 | 2018ロシア
6/16 クロアチア 2-0 ナイジェリア(カリーニングラード)

クロアチアが実力を発揮し、ナイジェリアを押し切りました。クロアチアはタレントの宝庫なのですが、組織で勝っています。

他の試合も同様なのですが、どちらも組織がしっかりしていて、あまり穴がありません。またプレスをかけられても、やすやすとボールを失わないのでおもしろく、そして結果として外に押し出されて外勝負になっていくという、国が違ってもかなり均質化された試合が多いです。

どうでもいいことですが、クロアチアサポのかなり多くの人がクロアチア印の水球帽をかぶっているのはなんでだろう。


M7. VARが役に立ったがペルーを助けず

2018-06-17 12:25:19 | 2018ロシア
6/16 ペルー 0-1 デンマーク(モルドビア・サランスク)

ともにしまった良い試合でしたが、デンマークが一つの隙をついてカウンターで得点し、それを守りきりました。
シュマイケル、さまさまでしたね。

前半、ペルーへのペナルティーエリア内の反則を主審が認めませんでしたが、VARで差し戻しPK認定となったシーン。正直、あまり上手くない主審だったのですが、それをVARが完全に「補う」ことになりました。

主審とVARどちらが偉いのか?これに興味を抱いているものですが、この結果は完全に主審の失敗を神の目(VAR)が上書きすることになりました。
(ビデオ判定の先達である)ラグビーは「主審が自分の判断で疑問のありうるプレーを検証するのにビデオを使う」位置付けですが、この試合はその逆の使われ方が鮮明になりました。サッカーではピッチ上のレフェリーは将来単なる「進行役」になるのかな?(フランス戦から)



なお、フジの試合開始前番組が、ペルーと現監督の苦労の道のりをドラマ仕立てで説明していましたが、面白かったです。

M6. 勇敢なアイスランドに心うたれました

2018-06-17 12:24:59 | 2018ロシア
6/16 アルゼンチン 1-1 アイスランド(スパルタク・モスクワ)

アイスランドがアルゼンチンになんと引き分けました。

序盤、アイスランドがカウンターからチャンスを作り、これを決められなかった。唯一のチャンスを逃したのかと思ったのです。
その後、筋書き通りアルゼンチンがアグエロで先制(ゴール自体は超美技)、しかし勇敢なアイスランドはなにもへこたれずアルゼンチン陣内に押し込みすぐに同点。その後も堂々と渡り合います。日本もこういう精神で戦いたい。一つは身体的優位がアイスランドにはあるのですが、これがどこまで事の本質か。とにかく自分たちのやることを忘れず、安定しているのです。

後半はメッシのPK止められにつきます。ルミ子が怒ろうがなぐさめようが決めないといけなかったのですが、メッシとCロナウドの違いを考えてしまいます。ワールドカップはもはや「スーパースター」に依存するようでは勝てないはずなのですが。



M5. GLTとVARがフランスを助ける

2018-06-17 06:00:00 | 2018ロシア

6/16 フランス 2-1 オーストラリア(カザン)

PK PK GLT判定という3点が動いた試合でした。

最初のフランスのPKは審判が取れなかったもので、VAR判定からリスエストがあり、プレーが切れてからさかのぼってPKとなったもの。そもそも微妙なプレーで、人目であれば見過ごされても仕方のないレベル、かつもし反則をとったとしても「エリア外だからFK」となっていたかと思われるプレーでした。VARが正確な判定を導いたといえます。

主審とVARどちらが偉いのか?これに興味を抱いているものですが、この試合の結果は主審では難しかった判断を神の目(VAR)が上書きすることになりました。
(ビデオ判定の先達である)ラグビーは「主審が自分の判断で疑問のありうるプレーを検証するのにビデオを使う」位置付けですが、この試合はそうでない使われ方が鮮明になりました。より正確な結果がもたらされたといえますが、サッカーではピッチ上のレフェリーは将来単なる「進行役」になるのかな?(ペルー戦に続く)

また、フランスの2点目は、いわゆるクロスバ、真下、跳ね返りというショットで、これもGLT(ゴールライン判定)が役に立ちました。

※ この記事はもともと 2018-06-17 22:22:35 にアップされました。表示順が試合順に合うように投稿日時を調整しています。