昨夜はBB Kingのライヴショーに行ってきた。
場所は、42丁目タイムズスクエア近くのライヴハウス、その名も「BB King」。
(さすがだよね、自分の名が付いたライヴハウスがあるなんて)
BB Kingといえば、福岡時代、出版社で音楽ページを担当していた私は
ブルーノート福岡で行われたショーを一度観ている。
この時点で結構なご高齢なので、一緒に行った同僚らと「(インターナショナルな長旅もそうそうできないだろうから)これがきっと最後のショーになるだろうね」と言いあったのを思い出す。
その彼を、しかもニューヨークで見られるとは夢にも思わず。
さて「BB King」(箱の話ね)はというと、ブルーノートを少し広くした雰囲気。
テーブルに座って、ディナーを食べ、それからライヴを鑑賞するというような流れはブルーノートと全く同じ。
75ドルもしたチケットに加え(日本と違ってアメリカでは、この値段は結構な破格)、
テーブルについて「ミニマム10ドルのオーダーをよろしく!」といったような札を発見。しぶしぶギネスとチキンウイングをオーダー。
飲んでる内に気分が良くなっておかわりしたけど、最後の会計で目玉が飛び出た。
あんな缶のギネスと少量のチキンウイングで、3人で100ドルぐらいとられた!
タックスやチップも入っているとはいえ…。
どうりでウエイター、めっちゃ愛想が良かったわけだ。
観客はというと、98%白人。あとの1%はアジア人と黒人だ。
前座も含めミュージシャンが全員黒人なのに、こんな高額なショーを見られるのがほぼ白人だけというのは、何とも皮肉な話だ。
皮肉っつうか、それがニューヨークの現実なんだけどね。
さてさて、9時前に登場したBB King。
まだ歌う前から、全身から発するオーラは言葉にできないぐらい「すごい」の一言。
出てきた瞬間、全観客が立ち上がって、「BB King!BB King!」というシュプレコール。
そしてそして、魂こもった歌声とギターさばきは言わずもがな。
「すっげ~」と言う以外に全く言葉にならない、自分の乏しいボキャブラリー力が、何とも情けない。
ところで、彼、今年で何歳だと思います?
驚くことに、今年の9月でなんと80歳を迎えるんだとか!!
80歳ですよ! 80歳!!
私なんてきっと80歳ぐらいには、きっとヨボヨボでくたばってそうだけど…。
プレイはずっと座ったままだったものの、声量や声の切れ、その存在感、そしてトーク(ちょい下ネタのバイアグラの話とか(笑))、どれをとってもまったく80歳という高齢を感じさせなかった。
あそこまでいけば、大御所っていうよりも、神様に近い気がする。
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BBキング、もう日本では観られないでしょうねぇ。
んでも高いですね、チケット。他の街のBBキング・ブルース・クラブはもっと安く入れるのに。土地柄なんですかね。ま、御大本人が出てるんじゃ、高くてもしょうがないスか?!
NYにお住まいなんですか?良いですねぇ。友人がそちらに住んでいるので、僕もたまには行くんですが、たまにじゃ納得できなくなってます。いつかオレも住んでやろうと企んでる次第で・・・。
あ、長くなりました、すいません。
また宜しくお願いします・・!
NYのBBキング・ブルース・クラブも普段は比較的安いと思うのですが、やはりアーティストの格によっては$75という破格になるのだと思います。
引越しを考えているとのこと。音楽がお好きならニューヨークはたまらなく刺激的な街だと思いますよ!