Enjoy Football -女子サッカー日記-

サッカーを楽しみたい。より深く。たくさんの子ども達と。たくさんの女の子達と。たくさんの仲間と。

福岡大学スポーツ科学部 教育職員副手

2006年03月08日 | sports
タイトルの名称は私がサッカーコーチとしてスタートをきったときの職業の正式名称。

昨日はこの時代の職場仲間・先輩と久しぶりに会った。
そのほとんどが数年前に契約期間が切れて仕事が終わった時以来、会っていない方ばかりだったが、みんなあんまり変わっていなかった。
そして生活の柱となっている活動もほとんど変わっていなかった・・・。


この職場で一緒に過ごした方々はサッカーコーチとして、スポーツ指導者としての私にたくさんの影響を与えてくれた方々。コーチとしてのスタートをきったときに、あの環境にいられたことは、幸運だったと心底思う。


当時の職場はほとんどが自分より年上。半数以上は修士(院)を修了している助手の方々。スポーツを科学として研究していたり、現場でのコーチ経験が豊富な諸先輩、そしてトップアスリートとして競技生活を送っていた方、まだ競技を継続してストイックにトレーニングに励んでいる方、健康スポーツ・レクリエーションスポーツのスペシャリスト。

競技種目は、陸上・柔道・レスリング・ラグビー・水泳・卓球・サッカー・剣道・野球・テニス・体操・新体操。
そしてそのほとんどが全国レベル。中には世界レベルの人もいた。


スポーツを、コーチングを多面的に捉えるには最高の環境。


そして、体育会系特有の熱い・そして人間味あふれた雰囲気。
職場としても仲間意識がすごく強くて、練習から帰ったら、誰もいない(ジョッカーの練習が終わるのは他のクラブに比べ結構遅かったのです)部屋の私の机の上に「○○しげ集合」「○ずま集合」と書置きがあり、言ってみたら何気ない面白トークやら、真面目な人生論、熱い現場スポーツトークが盛りだくさん。
本当に楽しかったし、良い勉強になった。もちろん多少のアルコールが入った「飲みニケーション」だったが・・・。

でもそんな仲間意識あった職場だったので、種目を超えて、競技レベルの違いを超えて、性別を超えて、専攻を超えて思う存分いろいろなことを勉強できた。
疑問に思ったことはすぐに聞ける雰囲気だったし、コーチングの悩み相談もすぐにできる人達だったし、人間的にも尊敬できる人がたくさんいた。

そしてみんなそれぞれに『こだわり』を持っていた。
妥協して信念を簡単に曲げるような人は少なかった。
だから、時にはコーチングの考え方で熱い議論になった。
コーチング経験も人生経験も豊富な先輩であっても、大学卒業したての若輩者の私の考えを真摯に聞いてくれたし、そんな私と真剣な議論をしてくれた。
時には考えをへし折られることもあったけど、それは経験のなさや年齢が若いという理由ではなく、同じ指導者の立場で同等のレベルで議論してくれた結果だった。



あんな環境は望んでもなかなか身をおけないだろう。
それくらい恵まれた環境だった。
思う存分コーチングに没頭できた。
他の種目のコーチと切磋琢磨できた。


昨日はそんな時代の仲間・先輩と会った。

当時の思い出がたくさんよみがえった。
あの頃があってこその『今』と久しぶりに当時のことを思い出した。





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2 コメント

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Unknown (昆布)
2006-03-15 19:33:15
私は、指導はしていませんでしたが、

この2年間で、コーチングの話は

もちろん、色んな事を話まくって

討論しまくったり

べんきょうしたりいろいろ

学んだ気がします

この2年間は先輩が言うように

とても意味のある2年間でした

私はとても幸せ者です
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Unknown (監督)
2006-03-22 01:48:42
終わるときに意味のある時間と言えることは幸せだし、それこそが頑張った結果だと思います。

2年間お疲れ様でした!!
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