君の三歩と僕の五歩
君はとても背が高い 僕は小柄な方なのに
だから僕が五歩で進む距離を 君は三歩で歩く
でも隣に並んで歩けるように 君はゆっくり歩く
そんな気遣いが嬉しくて 僕は君が大好きだ
いつも僕の話を 優しい笑顔で聴いてくれる
僕が落ち込むと 励ましてくれる
僕が笑うと君も笑う 陽だまりのような存在
君はとても頭が良い 僕の勉強を見てくれる
だから僕は君に憧れている つい甘えてしまう
だけど本当は頑張らなきゃって 解っている
君と同じ大学に入りたいから 僕も勉強した
晴れてこの春 同じ大学に通っている
全部君のおかげ ありがとう
いつも隣に居てくれる とても大切な人なんだ
君の声はとても落ち着く だから安心できる
どんなに緊張していても 君に会うと解ける
僕にとっては魔法使い 僕に勇気をくれる
本当に君はすごい人だね 何でも出来る
辛そうな顔は 絶対に見せない
僕より努力してるのに 悔しいな
流石に口には出せないけれど 感謝してるんだ
幼い頃から君の背を見て 追いかけていた
いつか隣に並べる様に それを君は知っていた
だから先を歩いていても 立ち止まり振り返る
早くおいでとばかりに 手を差し伸べる
本当に君は 優しい人だね
君が居てくれたから 今の僕が居る
そんな事を言ったらきっと 君は照れるかな