酔いどれ烏の夢物語

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酔いどれ烏の夢物語 春の花束

2023-02-27 23:33:23 | ポエム

     

     春の花束

君に花束を贈ろう 僕の想いが伝わる様に

どんな言葉を探しても 僕の気持ちを表せない

春の花束を贈ろう 綺麗なリボンで飾って

君の笑顔が見たいから それが僕の願いだから

 

君と公園に行こう 春の花が満開になったら

君の好きな紅茶を淹れて サンドイッチを持って

寒くないように ひざ掛けも持って行こう

君の笑顔が見たいから それが僕の幸せだから

 

僕を暗い世界から 救い出してくれた君への

僕からのプレゼント 喜んでくれるかな

いつも僕の味方で 決して僕を見捨てなかった

君の笑顔が眩しくて 僕も笑えるようになった

 

春の花束を贈ろう 君の笑顔が見たいから

君の好きなチューリップ 花を支える真っ直ぐな茎

まるで君のようだ 言葉にすると上手く言えない

だから君に花束を贈ろう 僕の気持ちを込めて

 

 

 

 


酔いどれ烏の夢物語 雪の朝

2023-02-20 17:19:16 | ポエム

     

     雪の朝

ある雪の朝 コーヒーを買いに出た

昨夜から降り始めた雪は

思っていたよりも積もってい

自宅で仕事をするようになって

朝に外に出るのは久しぶりだ

まるで長い眠りから覚めたように

朝の空気が清々しく感じられた

 

出勤するだろう人々をしり目に

僕はコンビニに向かった

コーヒーと軽い朝食を買った

たった数分の家までの時間は

丁度いい散歩になった気がする

通勤ラッシュの煩わしさも

職場での騒々しさからも解放された

 

電話以外で誰かと話す事もなく

社会から隔離された感じだ

だがそれも悪くないと思った

こんな風に何にも縛られず

自分の好きな時間に仕事をして

休憩したい時に休める

時間に関係なく没頭できる環境

 

そう言えば子供の頃からそうだった

何かに夢中になると際限なく

誰からも邪魔されたくないのだ

夜は好きな音楽を聴きながら

ゆっくりとジンをロックで楽しむ

そんな風に僕は生きて行くのだろう

これからも楽しく生きて行くのだろう

 

 

 


酔いどれ烏の夢物語 ダンディライオン

2023-02-19 17:32:52 | ポエム

       

     ダンディライオン

まだ空気は冷たいけれど 太陽は暖かく

確実に春がそこまで来ている気配だ

川沿いの公園のベンチに座り 

ぼんやりとしていると 声を掛けられた

お休みですか? 振り向くと青年が立っていた

見覚えがある 確か同じマンションの住人だ

二、三度話したことがある 大学生らしい

もうタンポポが咲いているんですね

確かに野原の所々に 群生していた

なんだか故郷を思い出させる風景だと思った

 

知っています? タンポポが『ダンディライオン』

そう名付けられた由来 彼はそう訊いた

花がライオンに似ているから?

そう思いますよね、僕もそう思ってました

違うの?俺は訊いた 彼は笑って答えてくれた

正確には『dent de lion』と言うそうです

フランス語でライオンの歯という意味です

そう言って彼はタンポポの葉を摘んで

このギザギザがライオンの歯みたいだと

可笑しいですよね葉っぱの方が名前の由来って

 

そんな雑談を 三十分程して別れた

何て事は無い 一年以上も前の記憶だ

春はいつも俺を憂鬱にさせる

コンビニでも寄って帰ろうと思った時

声を掛けられた 聞き覚えがある声だ

振り向くとあの時の彼が立っていた

少し大人びたような気がする

お久しぶりです 一年ぶりかな?

カナダに行ってました お土産があるんです 

良かったら一緒にビールでも飲みませんか?

 

彼はカナダで就職先の研修に行っていたらしい

どうやら今年の春は憂鬱にならずに済みそうだ

 


酔いどれ烏の夢物語 いつか きっと

2023-02-12 12:08:30 | ポエム

      

     いつか きっと

言葉には限界があると ふと、思った

伝えたい想いは沢山あるのに

その想いをどんな言葉で伝えたら良いのか

今の僕には解らない 探して 探して

だけど 見つからない 悔しいな

君はどんどん先に進んで行く

僕を取り残して 遥か先へと

僕はどうしたら君に追いつけるのかな?

 

君の見ている景色は どんなかな?

きっと素晴らしい景色なんだろう

今の僕には想像もつかない事だろう

沢山の夢を描き 夢見て あきらめ

だけど 心は 今でも

僕の理想を追い求めている

叶わない事を 多分知ってる

それでも僕はあきらめきれない 

 

ねぇ、君は今 笑えてる?

例え辛い事ばかりの人生でも

楽しい時間はきっとあった筈

だから嘘は要らない 要らないんだ

今は 素直に あるがまま

君の笑顔が見たいから

僕の憧れの人は 君だから

僕もいつか追いついて見せるから


酔いどれ烏の夢物語 ファン

2023-02-07 16:36:14 | ポエム

    

      ファン

君に伝えたいことがあった筈なのに

顔を見ると何も言えなくなってしまう

君はいつでもキラキラとしていて

傍に居る事さえ 僕はためらってしまう

君の天性の魅力は 人から羨まれる

でも僕は知っている 君が努力を惜しまない

だからこそ誰よりも 輝いて見えるのだと

 

誰よりも近くで見てきた僕だから

いつだって僕は君の味方でいられる

いつも笑顔を絶やさない君

上手くいかなくって悔し涙を流す時は

君のきらめきが 損なわれないように

僕が君の盾になろう 君が顔を上げるまで

だから安心して 君は君の思うままに

 

時が来れば 君は羽ばたいて行く

僕には無い その美しく強い翼で

きっとみんな君の虜になる

だから安心して君は君のステージへ

誰よりも強く 輝いていて欲しい

僕は君のファンだから 応援してるから 

スポットライトは 君を照らしている

 

だから安心して君は君の思うように

たとえ君が遠くへ行ってしまっても

僕はきっと君を見つけられる

だって僕は君の輝きを知っているから