そのさきへ -Deep Sky Blue version-

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街角の募金

2004-11-10 15:53:54 | マネー&ポリティックス
自分は最近まで知らなかったのですが、今月あたりからハロプロ系のコンサート会場などで、
中越地震の義捐金を募っているそうです。ヲタの方々の財力はすごいのか、多くの人がお札を
入れているそうです。

それがすごいという話ではなく、先日、蒲田駅前でも「あしなが育英会」の募金活動を行なって慰安した。
普段、それほど気にとめて募金をしようとは思ったりもせず、だからといって完全無視というわけでもないのですが、
そのときは募金をしてもいいかなと思い、財布を見たら、細かいお金がありません。全く無いわけではなかったのですが、
バスで羽田空港行く前に小銭がないと大変な上、お札も大きい金額のものしかなかったので、さすがにそれを
募金するわけにも行かず、その場を急いでバス停へ向かいました。

しかし、よく考えるとここ最近小銭を使うこと自体緩やかながら減ってきているのではないかと思います。
先週やっていたBS2のドラマ「ザ・ホワイトハウス3」でも、1セント銅貨を廃止にする法案を通すロビー家が
ホワイトハウスに訪れたという話がありました。多くの1セント銅貨は1度も使用されることもなく、
造幣局へ戻されるらしいです。

もともとクレジットカードやキャッシュカードをそのまま買い物に使用できる「デビッドカード」での使用も多かった自分の中で、
最近は電車乗るときにはスイカかパスネット、新幹線乗るときにはクレジットカード、一部のコンビニやお店ではエディ、
電話は赤い公衆電話ではなく携帯電話または携帯メール、というふうに、通貨を使わなくても何とかなるケースが
増えてきており、わざわざ通貨を財布から取り出して、お釣りをジャラジャラ響かせることも
減りつつあります。また、買い物の仕方自体も変わって、ふつうにお店で買うのではなく、ネットで注文してカード決済や
振込みという形も増えてきているので、余計に「現生」で払うということも減ってきています。

そうなると、財布の中に硬貨が残ることも減り、困るのが街角の募金活動ではないかと思います。
駅前にエディの機械を置いて「100円募金します」と言ってあのカードをかざしたりするという風景も考えられません。
確かに日本人は現金信仰がまだ強いと言われますが(特に名古屋周辺)、小銭を使う機会が減ることによって、
街角で大声を張り上げての募金活動や、募金すると赤い羽根をつけてくれたりするという募金の風景も
近いうちに様変わりするのかもしれません。

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