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こんな時期にマリナーズについて語る

2004-10-16 02:14:55 | MLB
An influx of youth would extricate M's

「最強コンビ!!」というヲタ向けブログ(ウソ)とかいいながらも、ここ最近はメジャーリーグネタばかりに
なってしまいました・・・別に仕事帰りハロショ行っちゃったり(関係ないし)日曜日は名古屋まで娘。さんのライブを
見に行くことになっちゃったし(そういう問題でもないし)。でも秋はメジャーリーグ最終盤ということで
どーしてもそっち方面の話が多くなります。ちなみに名古屋行くと行っても実家には帰りません。

で、ほとんど多くの日本人がマリナーズというチームの存在すら忘れかけているであろうこの時期に、
The Sporting Newsの名物記者Ken Rosenthalが言うところによると、
マリナーズは若手を入れることで活性化する(extricateとは「救い出す」という意味だけどむしろこっちの方が適切かも)、
とのことで、ベルトランやベルトレイ、ソリアーノあたりまでの名前を出しています。今シーズンの失敗は
オーリリアやスピージオなどのベテランを獲ったのが間違いだったというわけです。確かに戦力補強とは言いがたい
選手を獲ったということは当たってます。

また、こういう選手を獲りに行くことが可能と主張する裏には、資金面での余裕があると言ってます。
NFL風にいうところの「サラリーキャップ」の余裕があるとのことで、マリナーズは9000万ドルの予算(某チームの試算による)に対して、
2900万ドル分余裕があるそうです。さらにマリナーズ及びその傘下には有望な若手選手がいないから(確かに今シーズン後半に出てきた
若い選手達はそれほど伸びそうな雰囲気はない)、ブーンやウィンをトレード要因として出せば、
若手の有望選手を獲得できるとさえ言っています。それを踏まえて、「マリナーズはどん底を見たが、
多くのチームと違い、そこから這い上がれるだけの資源を持っている」と結んでいます。

本当にこうなるかどうかはわかりませんが、事実としてはこういうことは日本では全く報道されないということです。
恐らくこの記事を日本で紹介しているのはここだけです(笑)それもそのはず、「イチロー」の文字なんて
どこにも出てきません。さすがに「イチローをトレードに出して若手を獲れ」とまでは言えないしありえないのですけど。
まぁイチローが出てこなければ興味を持つ日本人も多そうではなさそうですね。

ただ、この記事が言うように他のチームからスター選手を獲るなんていう形を選んだら、
かつてのマリナーズがお得意だった生え抜きの若手がバリバリ活躍するマリナーズではなくなってしまい、
つまらないチームになりそうです。正直なところ悪名高きキングドームで生え抜きの選手が暴れまくっていた頃の
マリナーズの方が好きでした。ここまでの資金的余裕ができたのがイチローのおかげということになれば、ある意味皮肉な感じもしてきます。

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