会場のザ・ハーモニーホールに入場したら
見えるところだけで3台ものTVカメラがステージや客席を捉えようとしていました。
な、何事?
と思っていましたが、偶然こんなサイトを見つけました。
http://toretate.naganoblog.jp/e538405.html
これは耳寄り情報。
サイトウ・キネンのHPの「関連事業」にもまだ明かされていませんもの。
今年春に松本市に合併となった波田地区(旧波田町)の
松本市波田文化センターで、
来月8日に初めて「街角スクリーンコンサート」があるんですね。
そこでもオケCプログラムを生中継するらしい。
その前に21日に行われた「武満徹メモリアルコンサート」の模様を抜粋で上映とのこと。
ということは、旧市内のいつもの上映箇所でも同じ映像が流されると言うことでしょうか。
東京でも?
詳しいことはSKFの公式HPでの発表を待ちましょう。
さて、コンサート。
プログラムに一部曲の入れ替えがありました。
後半「最後の審判」の替わりに「三月のうた」。
アンコールは「小さな空」でした。
2008年に八ヶ岳音楽堂で聴いたのと同じプログラム、とは聞かされていたのですが、
それはそれ。
2010年の演奏も聴きたいわけです。
それに「サイトウ・キネン・フェステイバル」の中での公演なのですから、
意味合いも違いますしね。
なんて、演奏する皆さんにはそういうことはきっと関係なく、
良い音楽ができれば良いのでしょうけれど。
「フォリオス」のギター独奏に続いて
「不良少年」で4人での演奏が始まりました。
中盤の激しさの後グッとしっとりさせる後段で、
何も知らずに来場した方も
この1曲ですっかりこのプログラム世界の虜になったのでは?
映画音楽ということもあるのでしょうけれど、
繊細、疾走、艶、影、風、光・・。
1曲ごとに、いえ、1曲の中にも、
万華鏡のようにめくるめく展開する音のなんて雄弁なこと。
そして演奏する皆さんがそれぞれカッコ良い。
お客様の拍手も最初から最後まで熱かったです。
休憩時に偶然同じ列にいた友人と遭遇。
友人と一緒に来ていた方は、
「素晴らしい。前半だけでも十分満足した。もうこれで帰っても良い。」と。
まぁ、実際はお帰りにならなかったと思いますが、
それくらい感激したということでしょう。
SKOのメンバーも何名かおいでになってましたが、
その方々の中にも身体全体でリズムを取って楽しんでいる姿もお見受けしました。
コンサート終了後、外に出ても、
皆さん、面白かったねぇ、あの曲のあそこが良かったね、など口々に。
今年は武満徹さんの生誕80周年。
お誕生日は10月なので、一足早いけれど、
小澤さんも谷川さんも会場にいらしていたので、
会場のお客様と皆で武満さんの音楽で楽しんでお祝いしたみたい、と勝手に思いつつ、
私も大満足で帰途に着きました。
画像はサイトウキネンのグッズ。
オペラ「サロメ」に因んだTシャツの上に手拭いとプログラムを置いてみました。
下の画像は手拭いを広げた図です。
濃いっ!でも濃いのが面白くて思わず買ってしまったのですが。
上の画像の四角いのは大介さんの新しいアルバムです。
「大聖堂/追憶のショーロ バリオス名曲集Ⅰ」。
8/25発売予定なのですが予想通り先行販売されてたので即買い。