りんごの気持ち.blog

信州の四季の景色を散りばめながら書いていきます

どうか無事に

2011-08-30 01:09:36 | こころ模様

小澤征爾さんが治療と検査のため入院することになってしまい、

中国公演は降板することになったと、ニュースで知りました。

SKFのHPに小澤さんの手紙が掲載され、

中国公演をどのように行うか、かなり詳しく説明がされています。

http://www.saito-kinen.com/j/news/detail.php?view=208

このようなときにも総監督としての責務があるのですね。

 

昨年も心配なことはありましたが、今年のSKFも本当に・・。

全日程が無事終了することを心から願っています。

 

そしてまた、来年もSKF松本(名称変更があるかも?)が、

無事開催されますように祈りを込めて。

 

   

<毎年SKFの最終日(オーケストラコンサートの最終日)の最後に

 オケのメンバーの皆さん全員とお客様全員に1本ずつ花が贈られます。

 私がいただいたのは長野県の花・竜胆。

 1本だけを一輪挿しに挿すのはちょっと寂しいし難しいので、

 段々に咲いている花のところで短く切り分けて活けてみました。>


SKF「オーケストラコンサート」

2011-08-30 00:26:20 | 音楽

オーケストラコンサート2日めに行ってきました。

 

今回のチャイコフスキーは、「ロメオ・・」も「交響曲第4番 ヘ短調 作品36」も

残念ながら私の好きな曲、とはなりませんでした。

何だか両方とも混沌とした曲のように感じられ、面白さがよくわからず。

チャイコ、私にはダメなのかなぁ。

去年の「弦楽セレナード/第一楽章」は有名な曲で聴く機会も多く、

わかりやすかったということもあったのかもしれませんし、

小澤さんの厳しい状況を押しての渾身の指揮、そして演奏ということもあって、

ちょっとウルウルもしてしまったのですが。

 

それでもやっぱりSKOの弦は凄いなぁと感じたし、

「交響曲」の熱演が終わったときは、お疲れ様でした、と心から思いました。

 

そんな中、バルトークの「ピアノ協奏曲第3番 ホ長調 Sz.119」は、

ピ-ター・ゼルキンさんのピアノが圧倒的に素晴らしく、

声には出せませんでしたけど、ブラボー!で、即座に立って拍手。

休憩の時に手帳に記した覚え書きはこんな風です。

感動したポイントを記したもの。

 第一楽章:出だしの弦

 第二楽章:ピアノの旋律 日本的な音の響き、 涙

 全体:ピアノの圧倒的な美しさ きらめき、 ソロ(奏者)との魂の音の交歓

 

ピアノと他の楽器との掛け合いのようなところが何カ所かありました。

それはそれは、どの場面もスムースで、

どのくらいの期間、皆で練習を重ねたのか知る術もありませんが、

オケのメンバーとゼルキンさんの信頼関係が

とても固く、しっかりと結ばれているように感じられました。

ゼルキンさんのピアノにすべてが導かれ、時には支えられて完成したような・・。

奏者がゼルキンさんでなくても、ピアノ協奏曲というのはそういうものなのでしょうか。

 

コンサートのすべてが終わっても協奏曲の興奮冷めやらず、

ゼルキンさんのCDを一枚買いました。

「武満徹ピアノ作品集」は持っているので(2006年にサインもしてもらいました)、

「BEETHOVEN SONATAS」(収録曲:13番、14番(月光)、23番(熱情))を、

帰宅の車の中で聴きながら、心地よくクールダウン。

 

今回のオーケストラコンサートの指揮者、

ディエゴ・マテウスさんの指揮の善し悪しは、私などにはわかろうはずもありませんが、

長身でスリムなスタイルの良さが生き、流麗且つ颯爽、溌剌と映りました。

動きが大きく、観ていてわかりやすかったです。 

今回のSKFがマテウスさんの日本デビューとのこと。

ご本人にとって意義深いものになってくれたらと思います。


SKF松本最終日

2011-08-29 00:17:04 | 四季の移ろい

サイトウ・キネン・フェスティバル松本の国内プログラムは今月いっぱいありますが、

SKOの松本での公演は今日が最終日でした。

 

今日が最終日と、うっすらとは思っていましたが、

まったくピンと来ていませんでした。

オーケストラコンサートでの演奏が終わり、

感謝と感動の拍手が続く中、舞台上のオーケストラメンバーに

担当のボランティアさん達から花が渡され始めて、あぁそうかと。

何とも慌ただしい今年のSKFだったなぁというのが偽らざる気持ちです。

いくらまだ、北京~上海とSKFは続くのだと頭ではわかっていても。

 

今年は、東日本大震災の影響、長野県中部地震の影響を受け、

オーケストラメンバーや指揮者の調整、プログラムの変更、会場の変更、

それらに伴う事務処理や経費の大幅な増加等、本当に大変な年であっただろうと思います。

 

また、新しいプログラムへの試み、海外公演のための諸調整、

小澤さんの復帰、そして体調不良、等々・・。

 

あまりにもいろいろありすぎましたね。

 

いろいろあって何とも慌ただしく、今年のSKF松本は、松本を去っていってしまいました。

寂しいです。

ぽっかり穴の空いたようです。


中国の不思議な役人/青ひげ公の城(2)

2011-08-28 23:23:06 | 音楽

そして、今年のオペラ「青ひげ公の城」。

バレエも面白かったけれど、私にとってはこっちは更にブラボーでした。

「ヴォツェック」以来、おぉ!と思えた舞台。

 

テーマがバレエ「中国の・・」よりも、自分に引き寄せて考えられるものだったからかもしれません。

「青ひげ」は世界文学全集のような本に収められて学校の図書館にあり、

読んだようなな気もしますが、

オペラではどんな風に脚色されているのか知らずに、この日の鑑賞に臨みました。

新妻・ユディートが何を思って不審、怪しいと噂される青ひげ公と結婚したのか。そして城に来たのか。

観ているうちに2つの仮説が浮かびました。

 

仮説1:(ソプラノ歌手の エレーナ・ツィトコーワさんの声に母性的な温かみを感じて)

     孤独な青ひげの心を救うことが出来るのは私だけ。

     愛の力で彼を幸せにしてみせる。

     でも、夫との生活を始める前に、やはり真実は知っておきたい。

仮説2:断れずに結婚はしたけれど、ただただ怖い。怖いから調べずにはいられない。

 

妻は夫に、城の中の部屋の鍵を開けて私に見せてと迫ります。

あなたのことは何でも知りたいの、と。

願いに応えて部屋を1つずつ開け、中を見せる青ひげ。

「武器」(力)の部屋、「財宝」(財力)の部屋、

「土地」(所有する広大な土地が見渡せる部屋)(地位)・・。

これらはすべておまえのものだ、さぁ、私のことをわかっただろう。

もう良いだろう。自分は精一杯おまえに見せたのだ。

部屋を開けることを打ち切りにしたい夫。

最初は鎧のような分厚いガウンに身を包んでいた青ひげは

途中でガウンを脱ぎ、若者のような白く軽い出で立ちになり、

表情も明るく振る舞います。

でも、まだ開いていない部屋があるわ。もっと見せて、と執拗に迫る妻に、

表情険しく再びガウンに身を包み、固く帯を結ぶ青ひげ。

とうとう最後に残った部屋の鍵を開けると、

そこには前妻たちが朝、昼、夜のそれぞれを司るシンボルのようにして居ました。

おののく新妻。

青ひげはユディートに深夜を司るように命じ、冷徹に、

彼女に漆黒のガウンを着させて、前妻たちの部屋へ一緒に閉じ込めてしまいます。

・・という筋だったと思います。

 

エディットの心情は仮説2で良かったのかな?

青ひげ公がガウンを脱いで白い、ローマ時代の若者のような衣装になったときは、

何故そうしたのかわかりませんでした。

でも再びガウンを着た時に、ハッと思いました。

一度は開いた心の扉を、青ひげは絶望からまた閉じてしまったのではないかしらと。

あぁ、君もか、ユディート。君も僕を本当には信じてくれないのか、愛してくれないのかと。

 

彼のことをすべて知りたい、独占したい女性。

彼女のことは愛しているけれど、自分だけの心の部屋は大切に守りたい男性。

そこを守りきれなかった男性が、公開しておきながら、相手の反応に傷ついて、

君なんかもう嫌いだ!と心の中で葬り去る。

そんな男女の性(さが)の違いを描いているのかなと。

さて、自分だけの心の部屋は、例えばどんな部屋なのか。

例えが卑小で我ながら情けないけれど、

例えば、過去に愛した女性をずっと忘れられず、

心のどこかに偶像化して大切にしまっておきたい男性の心の部屋、とかね。

もちろん、自分だけの部屋は男女問わず、他にもたくさんあって、

いくら愛しい人、親しい人にでも、踏み込んで欲しくない領域があり、

古今東西、老若男女、そこを超えると諍いが起きるという。

違うかしら。

 

チケット発売日の前夜、

小澤幹雄さんが「やわらかクラシック」と題して講演をしてくださった際、

他の方々が演じた「青ひげ公の城」のDVDを少し見せてくれました。

それを観たときは、これは正直、退屈してしまいそうだなぁと思ったものでしたが、

いやいや、やっぱり生の舞台は訴えてくるものが違いますね。

今回は登場人物の内面をダンサーが演じるという演出がされていたようですが、

それがなくても、

ソリストの歌唱、仕草、照明などで伝わってきたように思いました。

 

小澤征爾さんが指揮をされたら、また違う感想を持ったでしょうか。


中国の不思議な役人/青ひげ公の城(1)

2011-08-27 01:23:40 | 音楽

SKF2011、3つめのチケットはバルトークのバレエとオペラ。

小澤さんの体調が回復せず、再度の指揮者交替となった25日の公演。

正直に言えば、小澤さんの指揮により演奏されることを見越して、

私にしてみれば”清水の舞台”のA席、3階バルコニー1列目を買ったのでしたが・・。

でも、肺炎は侮れません。

小澤さんには27日の最終公演にも、どうか無理をなさらないようにご判断をと祈るばかりです。

 

小澤さん指揮の演奏は聴けなかったけれど、公演は素晴らしいものでした。

舞台全体も、字幕もよく見えましたし、A席はやはりそれなりの価値があるのですね。

私の座った席からは、会場内が明るいうちはオケピもよく見え、

バレエとオペラの幕間に弦のパートリーダー(というのでしょうか?)らしき方々が集まって、

打ち合わせをしているらしい様子まで。

三谷幸喜さんのお芝居、「オケピ!」。観たことないけれど、とっても観たくなってしまいました。

 

バレエ「中国の不思議な役人」

白鳥の湖、くるみ割り人形くらいしか知らない(しかも生で観たことはない)私にとって、

この日は初バレエ鑑賞でした。

SKFでやらなければ、たぶんこの先も一度も観ることはなかったでしょう。

へぇ~、これもバレエなんだ、

思っていたよりずっとわかりやすいものなんだなというのが一番の感想です。

鍛えられたダンサーの美しい、大きく激しい動き。

鮮やかな衣装。

動く大道具(机や衝立様のもの)。

ステージの奥行きや高さ、床下までを生かした舞台装置と光の演出。

場面を盛り上げ引き立て、リードする音楽。

初日を観た方のブログやツイッターで絶賛されていたので楽しみにしていたのですが、

これは確かにいろいろな面から刺激的で面白かったです。

他のものも観てみたいなと思いました。

 

SKFで新しいものにまた出会えました。

過去において、一般的には、暗くて・・と不評だったらしいオペラ「ボツェック」も、

私にとっては初めてのオペラ鑑賞(この時は一般公開のゲネプロに当選)でしたが、

これ、面白い~と思えたラッキーなものだったのです。

衣装も、舞台装置も、照明も、音楽も。

オペラ苦手かもと食わず嫌いでいたのが払拭された記念のオペラです。

 

そして、今年のオペラ「青ひげ公の城」。

バレエも面白かったけれど、私にとってはこっちは更にブラボーでした。

「ボツェック」以来、おぉ!と思えた舞台。

((2)へ続けます) 


武満徹メモリアルコンサート

2011-08-27 00:09:32 | 音楽

一昨日からpcが不調です。しょっちゅう画面がフリーズします。

効率の悪いこと・・トホホ。

 

さて、SKF2011。

私が買った2つめチケットは、

毎年欠かさず行っている「武満徹メモリアルコンサート」。

小澤総監督の長年のラブコールに応えて、ピアニストのピーター・ゼルキンさんが来松。

 

ゼルキンさんの演奏は2006年に八ヶ岳音楽堂で初めて聴きました。

その時の記事

http://blog.goo.ne.jp/kaorinishina/e/f6880603e94550576e0d5f1a1890b4a7

 

24日のプログラム

武満徹:遮られない休息
    フォー・アウェイ
    閉じた眼ー瀧口修造の追憶にー
    雨の樹 素描
    閉じた眼Ⅱ

休憩

ベートーヴェン:ディアベッリの主題による33の変奏曲ハ長調op.120

 

会場は、ザ・ハーモニーホールから県民文化会館大ホールへ異動しました。

なので、八ヶ岳の時の響きとは違ったし、ハーモニーホールともきっと違いました。

文化会館では音が大きく、よく響くように聴こえました。

大ホール向けに演奏なさったのでしょうか。

けれど、私自身の問題として、大きな会場だと

曲への集中力や、音をじっくり味わう感覚が散漫になってしまったので、

奏者との距離感、親密感なども含め、やはりハーモニーホールのほうが好きだなぁ。

ゼルキンさんにも是非そこで弾いていただきたかったです。

今回は仕方ないですけど。

 

前半、すべての曲が終わってから立ち上がってお辞儀をされました。

ゼルキンさんのお辞儀って日本式ではなかったでしょうか。

手を大腿部の前にしっかり持ってきて丁寧になさる。

日本文化に敬意を払ってくださっているのかなと思いましたが、単なるご本人の癖なのでしょうか。

 

後半はベートーヴェン。

この曲は初めて聴きましたが、他の方が弾くのと相当違うのではないかと勝手に感じました。

私のごく乏しい鑑賞経験の中では、変奏曲というと、

次から次へと繋がって展開するイメージでした。

でも、この曲は、1曲ごとにメリハリがあって(メリハリを付けて?)

何曲(奏)めとカウントできることが単純に面白かったし、

これってベートーヴェン?という驚きも感じました。

昨年か、一昨年だったかに、

SKFのふれあいコンサートでベートーヴェンの曲を聴いたときに、

随分モダンな感じだなぁ、ジャズみたいだなぁと感じた曲があったのですが、

今回また違った印象の曲に出会えました。

この曲が初演されたときは、もしかしたら、現代曲と称されたのかしらと想像するほどに。

 

ゼルキンさんは、このあと、オーケストラコンサートにも出演されます。

また違った顔(演奏スタイル)を見せてくださるのではなかろうかと楽しみです。


ご快癒を

2011-08-24 00:51:05 | こころ模様

小澤さんが23日のオペラの指揮を休まれたとのこと。

肺炎なんて・・。

21日の公演の評判もとても良く、

お元気そうと思っていただけにショックです。

 

今年のSKFは新たな試みも多くあり、

その分、精力的に活動をされいたのではなかろうかと勝手に推察します。

お疲れが出たのでしょうか。

それに急激な気候の変化もありました。

 

23日は休んで、25,27日は予定通りに指揮をされる見通しとのこと。

私もこれからのチケットを持っていて、楽しみにしている一人ですが、

どうか無理をされないようにしていただきたいです。

もちろん、小澤さんの指揮で聴けないのなら、それはとても残念ですけど、

小澤さんがお元気でいらしてこその、今のSKFなのですから。

 

ご快癒をお祈りしています。


ザ・ハーモニーホ-ル

2011-08-22 21:56:41 | 音楽

大量に宣伝されている映画「神様のカルテ」ですが、

それは此処が映画の舞台(ロケ地)、松本だからでしょうか?

その映画音楽をピアニストの辻井伸行さんが手がけたと知りました。

なんと、録音は(全部かどうかはわかりませんが)、

今回のSKFでもコンサート会場になるはずだった、

ザ・ハーモニーホール(音文ホール)で行われたとのこと。

http://eiga.com/news/20110415/22/

 

昔、矢野顕子さんがこのホールで録音したことがあるというのは知っていましたが、

やっぱり録音に耐えるホールだったのですね。

本当に今、震災の影響で使用できなくなっているのは残念無念です。

小ホールは使えるようですが。

 

改めてホールの元気な(?)復帰を待ちわびます。

 

映画はまだ観ていませんが、

これを機会に1度は聴いてみたかった辻井さんの演奏、

サントラでも、買っちゃおうかな。


ふれあいコンサートⅡ(2)

2011-08-22 00:50:23 | 音楽

この日は、スィート・シネマ・ミュージックとしてすべて映画音楽をアレンジしたもの。

プログラムには一部を除いて<映画「○○」より>と記されていたので、

曲名として記録して良いのかわからないけれど、

まず、渡辺香津美さんが登場し、

ソロで「オーバー・ザ・レインボウ」(「オズの魔法使い」より)を演奏。

次の「シェルブールの雨傘」で鈴木大介さんが加わり、

「イル・ポスティーノ」で、cobaさん、

ヤヒロ トモヒロさんが最後に加わって、「ヘンリー・マンシーニ・メドレー」。

前半の最後は「ホゼー・トレス2」。

一人ずつ加わることで、こんなふうになるんだというのがとってもよくわかって、

会場には子どもさんはいないようだったけれど、

いたら、きっと面白かっただろうなと思う。

 

ライブハウスではないので、立ったりは出来なし、

身体を動かすことも雰囲気的に難しいのだけれど、

前半だけでも会場は大盛り上がり。

そういうのって、熱気とか、拍手の感じで奏者にちゃんと伝わるのかしら。

伝わって欲しいなぁ。

 

休憩を挟んで、後半。

「マイナー・スウィング」(「ルシアンの青春」より)

「フェリーニのアマルコルド」

「黒いオルフェ」

「ニュー・シネマ・パラダイス」

「アクアレラ・ドゥ・ブラジル」(「未来世紀ブラジル」より)

 

ヤヒロさんが「黒いオルフェ」を見てパーカッショニストになろうと思ったと、

冒頭(導入)部分、タンバリンでソロを始めた。

あれも、小学生とか観たら、絶対興味を持つだろう。

 

アンコールは「写楽」

 

一昨年かの八ヶ岳高原音楽堂でのコンサートも聴いたのだけど、

アレンジを少し変えてあるように感じたものもあったし、

それぞれのソロや掛け合いなど、Jazzyに進行する場面はやっぱり楽しかった。

アンコール、1曲だけだったけど、もっともっと聴きたかったな。

ホールを出ても立ち去りがたい気持ちが強くて、

しばらくエントランスで雨を見ながらクールダウン。

 

大介さんファンの私としては、

先月末の軽井沢で接した演奏とは、また違ったスタイルに触れることができて大満足。

ソロの演奏会には最近機会がなくて行けてないけど、

是非、なるべく早く!と、この日の演奏を聴いて、心新たにしたのでした。


ふれあいコンサートⅡ(1)

2011-08-20 23:59:41 | 音楽

SKF「ふれあいコンサートⅡ」へ。

雨のためか道が混んでいて、開演3分前の会場へぎりぎり飛び込んだ。

 

もともとコンサートが開かれる予定だったザ・ハーモニーホールの大ホールは、

6月30日の松本市の震災のため使用ができなくなって、

県松本文化会館の中ホールに場所を移しての開催。

ここは文化会館大ホールやハーモニーホールと違って平席なので、

演奏者の手元などは後ろに行けば行くほど見えづらい。

よほど後ろに行けば階段席になるのだけど。

あと、響きもそれなりに、なので、残念だけど、こればっかりは仕方がない。

無事にフェスティバルやこのプログラムの開催がされたことだけでも有り難いのだもの。

それでも、会場移動のお詫びとお礼の印として

「ご来場の皆様へ」と、もぎりのところで、全員に、SKFのオリジナルストラップが配付された。

裏面にはなんと、「CHAMBER CONCERT Ⅱ August 20,2011」と、刻印までしてある。

こんな気配りがあろうとは。

地元民は会場のことを知っている人も多いから、最初から覚悟はしているけれど、

確かに県外などから苦労して来られた方もいらっしゃる。

こうした配慮で少しでも心を和ましていただければ嬉しいなぁと、私も願わずにはいられなかったし、

併せて、今回の震災に関連して、本当に様々な動きがあったのだなと窺い知った。

 

さて、私の席は前から9列目のほぼ中央。

前のお客様の肩越しに、観ようと思って身体をよじれば、正面プレイヤーの手元が半分くらいは見える位置。

そして、正面プレイヤーは鈴木大介さん。


いきなり秋

2011-08-20 15:38:41 | 四季の移ろい

いきなり秋になりました。

半袖ポロも肌寒いくらい。

こんな気候の急な変化があると、旅人の皆さんは困ってしまうでしょうね。

 

旅人と言えば、SKFのために

日本全国、世界各国から来られている皆さん。

出演者やスタッフさんや、お客様、

皆さんの体調が崩れませんように。

 

これから私も、私にとって今年の初SKFプログラム

「ふれあいコンサートⅡ」を楽しみに出掛けます。

長袖来て行こうかしら。


タリーズ、好き

2011-08-19 00:05:25 | 何食べる?

すっごく久し振りに国道19号沿いのタリーズで休憩。

「ピンクグレープフルーツスワークル」なるものを注文してみました。

パネルは見るからにフローズンドリンクだったから、

飲むときに食道が痛くなっちゃうかなと少し心配したけれど、

氷氷してなくて、喉ごしがスムースで。

あれって細かーい空気を一杯含ませるのかなぁ?

ゆっくり飲んでも温くも水っぽくもならず、酸味も甘みもちょうど良く、

実に快適な飲み物でした。

また、飲みたい!

それにしても、スワークルって何?とHPで調べてみたら、

渦と輪の英単語を合わせたタリーズ独自のネーミングなんですね。

 

思えば何年か前、東京駅周辺を散策しているうち、

気づけばへとへとになっていた私と連れ合いが、

どこでも良いから一休みしようと入ったお店はタリーズで、

そこで飲んだ温かい甘い系のビバレッジのなんて美味しかったこと。

 

松本の駅前にもお店はあって、

そこもなかなか行けないんだけれど、

先日飲んだアイスコーヒーは、なんとも言えず、美味しかったなぁ。

奥行きがあって、でもすっきりしていて、自然なまろやかな甘さがあって。

 

以前、誰かにスターバックスとタリーズとどっちが好き?と聞かれ、

何となくタリーズと答えてみたけど、

うん、タリーズ、好きです。


松本市美術館へ

2011-08-18 01:28:54 | 映画・演劇・ドラマ・美術

15、16日もお盆休みだったのですが、

代替が利かない業務をこなすために出勤した振り替えで、

17日の午後はお休みをいただきました。

 

で、松本市美術館へ。

http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/p3/p3-html/p3-kikaku03.html

今は企画展として写真家「土門拳の昭和展」を開催中です。

土門さんの名前は、

私が幼い頃に父が買ってきた写真雑誌で何度か見た覚えがありました。

今日観た作品の被写体は動いていたり、止まっていたり、ただ、そこにあったりと様々。

でも、実際は生命のないものにも、まるで血が通っているような、

力が漲っているような迫力があり、

観ているだけで自分の身の内側まで充実してくるような気がしました。

 

同一館内2Fの多目的ホールと市民ギャラリーでは

「サイトウ・キネン・フェスティバル松本20回記念展」が催されていました。

ホールでは10時、13時、15時(だったかな)のそれぞれに、

内容の違うNHKの、サイトウ・キネン関係のビデオが上映されていて興味を引かれ、

13時からのものは途中から、15時からのものも、両方観てしまいました。

また、ギャラリーには想像以上に多数の展示物があって、びっくり。

これまでのポスター、様々な場面の写真パネル、

有名デザイナーの作成したオペラの衣装、

小澤さんの私物(指揮棒、書き込みのしてある楽譜、眼鏡など)、

オフィシャルグッズの一部(昔のTシャツ、カッコ良いものがたくさんで、欲しいくらい)。

こちらの展示は無料なので、

サイトウ・キネンに少しでも興味のある方は、是非是非観て欲しいなぁと思いました。

私はかなり楽しめたので。


聴こえなくなりました

2011-08-17 23:30:40 | こんなこと

今年の1月と6月に行った健康診断の聴力検査で、

2回とも右耳で高音域(4000Hz)がわかりませんでした。

原因はたぶん加齢でしょう。

 

そのせいか、前記事に書いた「虫の声」は、

昨夜、1Fに居たときは聴こえたのですが、2Fではまったく聴こえず。

家人は、こんなに聴こえるのに何故?と、不思議がっていました。

もしかしたら、コオロギは昨日が初鳴きでなく、

もう少し前から鳴いていたのかもしれません。

 

開幕しているSKFのプログラムにも、

周りに人には聴こえるのに、私には聴こえない音がきっとあるのでしょう。

寂しいですが、プロの演奏家でも評論家でもないのですから、

聴こえないものは仕方ないとあっさり諦めて。


夏が往く

2011-08-17 00:07:42 | 四季の移ろい

コオロギの初鳴きを聴きました。

 

一昨日裏庭の草取りをしたときに、

アマガエルと一緒に草陰からピョンピョンと多数が飛び出してきたので、

少し前から居たことは居たんですね。

一旦は、夜中になると窓を閉めて、扇風機も止めて寝るほど涼しくなったのに、

立秋明けから逆に夜通し暑くなってしまったのて、

まだ時期じゃないと、伺っていたのでしょう。

 

まだ微かな声(羽音)でしたけど、

送り盆を済ませた夜に、夏も往こうとしていることを確かに感じたのでした。