カンテレあんさんぶる

5弦カンテレの運指法(フィンガリング)

最近よくある質問です。
5弦カンテレで練習する時の運指法。

1991年、北海道フィンランド協会の招聘で初めて札幌にカンテレ奏者ミンナ・ラスキネンさんがいらして1週間ほどカンテレの講習会が開催されその時に習った運指法は

カンテレの長い弦から第1弦、第2弦、第3弦、第4弦、第5弦という。

1)基本的な指使い
第1弦-右人差し指
第2弦-左薬指
第3弦-左中指
第4弦-左人差し指
第5弦-右親指

でした。私も初めて指導する際はこれが”基本の指使い”ですと必ず言います。
そして私が作った5弦カンテレDVDにもそのように言っています。

私が5弦カンテレを本格的に指導を始めてから7年の歳月が経ちました。
この間、フィンランドのカンテレキャンプに参加して本場の先生に習ったりまた自分自身色々な曲を弾いてみるとこの運指法では弾けない曲が沢山あります。

例えば

2)5弦カンテレの中でも最もポピュラ-な”嘆きの少女”は右手、左手人差し指のみを使用しての奏法(お箸弾きとも言います)

3)”コネビッツアの鐘の音”のように
第1弦-右中指
第2弦-右中指
第3弦-左中指
第4弦-左人差し指
第5弦-右親指

4)コ-ド(和音)を使用しての演奏の時は左手人差し指と中指で弦を押さえ移動する方法(テキストをお持ちの方は32ペ-ジ)小さなジャイアント

5)コ-ドと弾く方法のミックススタイル(テキスト44ペ-ジ)

6)アンティ・ラントネンスタイル(テキスト48ペ-ジ)
第1弦-右人差し指
第2弦-左薬指
第3弦-左中指
第4弦-左人差し指
第5弦-右人差し指

7)左手人差し指で第5弦を常に弾き動く音を右手人差し指や中指などを使う方法

極めれば5弦カンテレの運指はご自分で弾き易い指を使用して弾くのが一番良いかと思います。
最近はレッスンの中でもよくこのように言います。そうすると皆自由に楽しそうに弾いています。特に初めて楽器を習われる方は左手がなかなか動かず精神的に落ち込む人もいます。
左手が思うように動かなければ最初は動き易い右手だけで弾いても良いかと思います。

その他、マッタニ-奏法(これも4通りあります)やハ-モニックス奏法(これもいくつか方法があります)

この様に5弦カンテレは極めれば非常に奥が深く楽しい楽器です。

5弦カンテレは持ち運びも非常に簡単でお値段もリ-ズナブル、また一人で弾いてもアンサンブルで弾いても十分にあなたの心を癒してくれる楽器です。

是非皆さんも始めてみませんか?
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ウェブレッスン」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事