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灌漑施設の整備(1)

2.灌漑施設の整備(1) 

  エチオピア中部に位置するオロミア州中央部の荒地が、プロジェクト実行地として選ばれた。

 テフというエチオピア特産の雑穀畑が一面に広がっていたが、干ばつで耕作が放棄された土地だ。

  海抜は2000メートルを超えているので、ひんやりと気持ちが良い。

 ただし、少し動いただけで、息切れする。

 

  カウンターパートのギルマ君と話をする。

 「地味は肥えているので、水さえあれば、十分収穫できるのですが。」

 「今までは、どんな方法で灌漑していたのですか?」

 「井戸を掘ったり、川から水を引いていましたが、干ばつでそれらは使えなくなりました。」

  中西らが見て回った灌漑水路は手掘りで、取水口もレンガで作った素朴なものだった。

  中西らは、カウンターパートの専門家と一緒に、設計図を描くことから始める。

 〇川からの取水口や重力式灌漑サイトはコンクリートで作る。

 〇灌漑水路は勾配を正確に計測し、掘削する。底には小石を、水路壁には植生工を設置する。

 〇主要な水路は、コンクリート造りとする。

 

 参考図:「灌漑農業改善プロジェクト」、ODA 見える化 サイト

     

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