生物が変化し、多様な種になるとするダーウィンの進化論は、学会を超え、社会に衝撃を与えた。
それでは、サルは人間になるのか(進化の逆方向はあり得ない)というような反論も起こったが、多くの事柄が「自然淘汰説」で説明でき、徐々に世に受け入れられていった。
しかし、ある種が自然淘汰の流れの中で、徐々に変化していく直接的な証拠、例えば一連の変異を示す化石群、はなかった。
オランダの植物学者、ド・フリースは遺伝の研究から「突然変異説」を唱えた。
○ 種の中で異なった形質のものが突然出現し、それが次の世代に遺伝する。
これが積み重なって新しい種を生み出す。
形質の変化
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遺伝情報の変化
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DNAの変化
▽
進化の原動力
(付記)
進化を示す化石は、その後いくつも発見されている 。
始祖鳥:爬虫類から鳥類に変化していく途中の動物化石
ウマの祖先:ヒラコテリウム(5000万年前)
▽
メソヒップス(3000万年前)
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メリキップス(1000万年前)
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ウマ(現在)
参考図:「図説 種の起源」、チャールズ・ダーウィン著、リーキー編、東京書籍、1997
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