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第4話(1)

 種の進化の謎(1)

 生物が変化し、多様な種になるとするダーウィンの進化論は、学会を超え、社会に衝撃を与えた。

 それでは、サルは人間になるのか(進化の逆方向はあり得ない)というような反論も起こったが、多くの事柄が「自然淘汰説」で説明でき、徐々に世に受け入れられていった。

 しかし、ある種が自然淘汰の流れの中で、徐々に変化していく直接的な証拠、例えば一連の変異を示す化石群、はなかった。

 オランダの植物学者、ド・フリースは遺伝の研究から「突然変異説」を唱えた。
 
 ○ 種の中で異なった形質のものが突然出現し、それが次の世代に遺伝する。
    これが積み重なって新しい種を生み出す。

         形質の変化
           ▽
        遺伝情報の変化
           ▽ 
         DNAの変化
           ▽
         進化の原動力

 (付記)
   進化を示す化石は、その後いくつも発見されている 。

    始祖鳥:爬虫類から鳥類に変化していく途中の動物化石

    ウマの祖先:ヒラコテリウム(5000万年前)
            ▽
          メソヒップス(3000万年前)
             ▽  
          メリキップス(1000万年前)
             ▽
            ウマ(現在)

  参考図:「図説 種の起源」、チャールズ・ダーウィン著、リーキー編、東京書籍、1997
      
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