ダーウィンは遺伝のメカニズムを知らなかった。
そのため、用・不用により生じた小さな変異は子孫に受け継がれていく(遺伝する)と考えた。
しかし、その後の遺伝子の研究により、
○ ある個体が後天的に獲得した形質は遺伝しない
ことが、明らかになった。
従って、現在の進化に関する考えは、ダーウィンの考えをベースに、遺伝研究の成果を取り入れた「総合説」が主流になっている。
○ 進化は、突然変異により新しい形質が生まれると、元の形質との間に競合が
起こり、その中で自然選択が行われ、有利な形質だけが残っていく。
進化はとてつもなく長い時間をかけて起こる現象であり、実証は困難で、「総合説」もあくまで仮説である。
しかし、地球教の生物が徐々に進化してきたことは、多くの化石が示している。
単細胞生物の出現:先カンブリア紀
多細胞生物の出現: 〃
三葉虫隆盛 :古生代
魚類出現 : 〃
昆虫出現 : 〃
両生類出現 : 〃
爬虫類出現 : 〃
爬虫類隆盛 :中世代
恐竜、哺乳類出現: 〃
恐竜隆盛 : 〃
恐竜絶滅 :新生代
哺乳類隆盛 : 〃
ヒトの出現 : 〃
参考図:「ずかん 細菌」、ネイチャー&サイエンス(社)編、技術評論社、2016
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