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Sweet Step

韓国ドラマと宝塚歌劇の感想を書いています。

宝塚歌劇 月組「All for One」~ダルタニアンと太陽王~

2017-11-26 | 宝塚歌劇

どんなに悲しいことがあっても、どんなに疲れていても、
宝塚を観ると元気をもらえる、まだ頑張れると思える、
そんな場所がわたしにとっても宝塚歌劇です。

ただただ、観ていて楽しくて、すっきりして、元気になって
また観たくなる
「All for One」
はそんな作品です。
わたしの宝塚観劇の目的がそのまま体現されてます。


友人がブルーレイを貸してくれたので、観倒しています。
(一緒に借りた「グランドホテル」がまだ手付かずで。)
まだまだ、見飽きないのでしばらく「All for One」鑑賞がつづきそうです。
この作品に飽きることはあるのでしょうか??


今回の作品で
わたし、はじめて珠城りょうさんがかっこよくみえました。
たまきち、気づくのがおそくてごめんなさい。
たまきちのジュエットダンスのリフトがとても安定感があって、
観ていて、すごく安心します。
ダンスがお上手だったマリコさん(麻路さきさん)を彷彿とさせます。

あと、ありちゃん(暁千星さん)の良さもわかりました!
ありちゃんが悪いわけではないというのはわかっているのですが、
「1789」のフェルゼンが、学年としては健闘しているとわかってはいても、
作品全体の位置づけとして残念で、なんとなくすっきりしない感じだったのですが
今回の「All for One」でありちゃん抜擢の理由もやっと納得できました。
(ありちゃんというと、雪組の愛すみれさんもとても素敵な方ですよね。←脱線)

ちゃぴ(愛希れいかさん)あっての作品ですが、
たまきちの魅力とたまちゃぴコンビの息の合った演技が本当によかったと思います。

あと、三銃士の方々の安定した演技。
脇を支えるキラキラしながらしっかり実力もある月組の皆様。
全ての相乗効果で、こんな素敵な作品になったんだなあと。
ブルーレイ観ながら毎日感動してます。


宝塚歌劇 雪組「琥珀色の雨にぬれて」「“D”ramatic S!」

2017-10-01 | 宝塚歌劇

だいもん(望海風斗さん)のプレお披露目全国ツアー公演行ってきました。

だいもんのお披露目が「琥珀」と決まったとき
名作だけれど、何で琥珀なの??
地元での公演もあったため、姪の宝塚観劇デビューを目論んでいたわたしは
「琥珀」では内容的に観せられない(小学生のため)と、
残念に思っていた自分が恥ずかしいほど、「琥珀」良かったです、

琥珀のよさがわかるということは、わたしも年をとったのだと思いました。

初めて観た「琥珀」は匠ひびきさんの東京のサヨナラ公演。
わたしは社会人なりたてで、とにかく、おとなっぽい話で
話もリチャードの心の機微もよくわかりませんでした。
それが、今回、クロード、シャロン、ルイ、フランソワーズ
それぞれの立場のそれぞれの想い、素敵な台詞に数々にうっとりしました。

だいもんのリチャードは、まさにだいもんのリチャードでした。
何でもできるだいもんですが、やっぱりこういう役を演じるだいもんがわたしは大好きです。
帽子をかぶるすがたがあまりにも素敵で。
あとシャロンへの想いも。たくさんドキドキしました。

まあや(真彩希帆さん)シャロンは、本当はもう少し大人っぽい役なのだと思いますが
わたしはちょうどよかったと思います。
不器用なシャロン、演じながらもだいもんが大好きという気持ちがいつも伝わってきて、
でも、それがとてもよかったです。

ショーの方は、やっぱり新しい場面「希望」がとてもとてもよかったです。
新しい門出、新生雪組もたくさんたくさん応援しようと思いました。
とにかくだいもんとまあやちゃんがとても仲良くて。
気の合う相手役さんとめぐりあえて、だいもん本当によかったです。
まあやちゃんのだいもんへの想いはとんでもなく強いものだと、わたしはずっと感じているので、
だいもんが目指す場所を、まあやちゃんはどこまでも何としてでもついていくので、
だいもんとまあやちゃんのトップコンビのこれからがとても楽しみです。ずっと応援してます。

お披露目本公演、今から待ち遠しいです。


宝塚歌劇 花組「邪馬台国の風」「Santé!!」~最高級ワインをあなたに~

2017-10-01 | 宝塚歌劇

お久しぶりの更新となります。
時間も経ったので、覚書みたいに載せておきたいと思います。


今回の花組公演、わたしはお芝居もショーどちらとも気に入りました。

☆「邪馬台国の風」
辻褄があわないところがあるとはいえ
あて書きっていいなあと今回も思った花組公演でした。
前回の「金色の砂漠」とは打って変わった
ヒーローみりお(明日海りおさん)が観ることができて大満足でした。
今回が本公演のトップお披露目公演となるゆきちゃん(仙名彩世)の卑弥呼、
ゆきちゃんだと、どんな風に演じてくれるのだろうとわくわくしていました。
全く期待は裏切られることなく、ゆきちゃんらしい素敵な卑弥呼を演じてくれました。
毎公演キキちゃん(芹香斗亜さん)の成長ぶりには目を見張っているのですが、
悪役クチコヒコ、とってもとってもかっこよかったです。
皆さん、それぞれのスターさんらしさがでた配役で、
わたしはとても楽しんでみることができました。
何よりも、花組がとてもまとまっている雰囲気が舞台上から伝わってきて、
観ていて、心があたたかくなりました。



☆「Santé!!」~最高級ワインをあなたに~
ショーは安定の藤井先生。
黒燕尾の場面は、花組男役が受け継いでいく品格なんだと思いました。
みりおとゆきちゃんのデュエットダンス、どの場面もとてもキレイでした。
ただ、正直観たいところが多すぎて、目が足りなくて、1回観劇だと
消化不良の部分が多々あり、それが残念でした。
新トップコンビによる、みりおちゃんの花組ますます進化しそうです。
だからこそ、キキちゃんの組替えがとても寂しいです。


宝塚歌劇 雪組「幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)」「Dramatic “S”!」

2017-08-11 | 宝塚歌劇

雪組トップコンビ早霧せいなさんと咲妃みゆさんのサヨナラ公演。
お二人だけでなく、思い入れのある方々がたくさん退団されることもあり、
びっくりするくらい、なかなかチケットが確保できなかったのですが、
周りの方々の配慮により、劇場で2回、千秋楽はライブ中継の3回観ることができました。

退団者の方々に心の中で感謝の気持ちを伝えながら観劇しました。


幕末太陽傳。
羽織を投げてひょいときてしまうちぎちゃん佐平次の仕草に
本当にちぎちゃんはすごい人だなと思いました。
ゆうみちゃんは月組のヒロイン時代の印象が強すぎて
雪組に来てから目覚ましい成長を遂げたという印象はなかったのですが
おそめとして舞台に息づくゆうみちゃんを観て、娘1としてゆうみちゃんは
使命を全うされたのだなと思いました。

Dramatic “S”!。
絆の場面は、誰が観てもウルウルしてしまうと思いました。
だいもんとまあやちゃんの並びに、だいもんファンとしては大満足でした。


サヨナラ公演とはいえ
普段どおり、いつもどおりを心がけています。という印象を受けました。
ただ、ちぎちゃんは千秋楽が近づくにつれていっぱいいっぱいという感じで。
千秋楽の退団者挨拶後のカーテンコールがあんなにあっさり終わってしまい
ちぎみゆ以外の退団者の最後の言葉をもっと期待していたわたしとしては
とても寂しかったです。

千秋楽がもっと盛り上がっていたなら、もっと満足できたのかなと
充分満足してますが、サヨナラならではのあと一歩の満足感が得られなかったのが何とも。
贅沢なのはわかってはいるのですが。

宝塚歌劇 星組「THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)」

2017-06-26 | 宝塚歌劇

ベニーこと紅ゆずるさんさんのお披露目公演です。
海外ミュージカルですが、宝塚歌劇として観ると楽しめる作品です。
初演・再演の延長として観てしまうと、「・・・」となります。
初演・再演はその当時の宝塚で歌唱力を誇る方々なので。
というより、上演するにあたりこの作品は「歌唱力のあるスターで」
という要望が作家さんからでていた作品とばかり思っていたので、
ベニーで再演と聞いたときには意外でした。

わたしは2回観劇する機会を持てたのですが、ベニーらしいスカピンでした。
個人的には綺咲愛里さん演じるマルグリット、とても好きな役作りでした。
ベニーのアドリブは面白いけれど、無くても充分楽しめると思います。
ベニーの良さはアドリブではないと断言できるので、そんなにアドリフ要らないです。
突発的なハプニングの収拾能力にベニーはものすごく長けていて、、
組子を守るオーラは半端なく、だから皆ベニーについていくんだなと納得できる場面が
いくつかありました。

ことちゃん(礼真琴さん)のショーブランを観て、本当にちえちゃん(柚希礼音さん)が
大好きなんだなと改めて感じたショーブランでした。
もちろん、ことちゃんらしさもたくさん出てましたが、
ことちゃんの葛藤の軌跡をこれほど感じた役はありませんでした。
とは言え、ことちゃん、とっても楽しそうに歌い、演じられていましたね。

次作のベニーがとても気になります。
わたしはこの公演を通して、人としてベニーの素晴らしさをたくさん感じました。
千秋楽挨拶。「わたしは稽古場では出来が悪く、周りに支えられて・・・」と
涙ながらに話すベニーの謙虚な姿に、じーんと来ました。
宝塚という場所は、上手い人がトップになるわけではなく、
人として優れている人がトップになるのだと、改めて感じました。
だからこそ、組子もファンもトップスターに魅了されるのだと。

ベニーの星組を楽しみたいと思います。


宝塚歌劇 宙組「王妃の館」「VIVA! FESTA!」

2017-05-01 | 宝塚歌劇

私が劇場で観たのは千秋楽一週間前でした。千秋楽はライブ中継で観ました。
今回の宙組公演、とっても気に入りました。

両作品ともオリジナル作品の良さを存分に味わえた作品でした。
(←宝塚を初めて観る方にオススメしたいのがこういう公演です)

お芝居はりくくん(蒼羽りくさん)の演技に
久しぶりに大笑いさせていただきました。りくくんありがとうございます。
まあくん(朝夏まなとさん)ゆりかちゃん(真風涼帆さん)のかけあい、
あいちゃん(愛月ひかるさん)の幅広い役作り(←あいちゃんはサンクチュアリのような役が
似合うスターさんだと思うのですが、三枚目の役もとても上手でびっくりしました)
まあくんの宙組が充実している様子を存分に堪能しました。


ショーも、よさこい、前方席だったせいか、すごい迫力で、みなとくん(桜木みなとさん)がカッコよくて。
大はしゃぎしました。
千秋楽のライブ中継を観る予定が決まっていたので、劇場ではみりおん(実咲凛音さん)とみなとくんを中心に観ました。
まあくんみりおんのデュエットダンス、ただただ凄かったです。
みりおんと踊るまあくんが無表情なのは、みりおんを一番綺麗にみえるよう引き立てるため、なのと、
多分表情を出したらみりおんへの想いが溢れ出しちゃうからなんだろうなと。
劇場で観たときにはまあくんが辛そうに見えて気になっていたのですが、
千秋楽のデュエットダンスは、まあくんにも笑顔が見えて、とても安心しました。

まあくんのみりおんへの想い、これだけトップスターに想われる娘1は稀有で、
本当にみりおん幸せだなあと思います。

みりおんはみりおんで、劇場で観たときは、
銀橋を渡るみりおんに彼女に感じたことがなかったさみしさを感じました。
次期娘1を置かずにまあくん退団決定の今は、添い遂げ退団の未練と
最後までまあさまを支えてあげたいという気持ちを、銀橋を渡るみりおんから伝わってきました。
千秋楽のみりおんは、自分のありったけの想いをまあくんに向けていました。
みりおん、とても綺麗でした。

特筆すべきは、みりおんサヨナラショー。とにかく言葉に言い尽くせない程素敵でした。
実咲凜音の「格」を感じさせるものでした。
双頭の鷲の王妃は、みりおんしかあのレベルで演じることはできないのではないのでしょうか。

退団挨拶、カーテンコール、ずっとずっと聞きたかったみりおんの「まあ様」が
最後の最後に聞くことができて、とても満足でした。


宝塚歌劇 花組「仮面のロマネスク」「EXCITER!!2017」

2017-04-25 | 宝塚歌劇

花組全国ツアー神奈川公演の感想です。

演目が発表され、「仮面のロマネスク」「EXCITER!!」と分かったときから
ゆきちゃん(仙名彩世さん)の娘1初公演ということも含め、
是非観に行きたいと思っていました。行くことができてよかったです。

両作品とも大好きな作品で、たくさんたくさんオペラと目を駆使して観てきました。
思い入れの強い作品な分、すこし辛口の感想になってしまっています。
いつものお断りですが、このブログ内の記事は全て個人の感想です。ご了承ください。


☆仮面のロマネスク
大好きな作品で、みりおちゃん(明日海りおさん)もゆきちゃんも演技派なのに
何故かしっくりこなくて、初演の雪組を観返しました。
初演雪組をみて、違和感がわかりました。
わたしは初演雪組の「仮面のロマネスク」のラストシーンが大好きだったのです。
だから、今回の花組公演が、しっくりこなかったのです。
あと初演のゆりちゃん(星奈優里さん)のトゥールベル夫人が好きすぎて。
ヴァルモンとメルトゥイユ夫人のお付きも
瞳子ちゃん(安蘭けいさん)とまひるちゃん(紺野まひるさん)コンビで、ものすごくよかったのです。
初演のゆきちゃん(高嶺ふぶきさん)は、退団公演ということもあり、
彼女の持ち味の美貌と色気で、いかにいやらしくできるか、本当に楽しんで演じてました。
ゆりちゃんのトゥールベル夫人のドレス捌きに惚れ惚れしました。
身のこなしの美しさは、踊れる娘役ゆりちゃんの強みですね。
彼女がこの役で星組のマリコさん(麻路さきさん)の相手役に選ばれたのを思い出します。
当時のゆりちゃん、必死にこの役に体当たりしてました。
←花ちゃんよりゆりちゃんの方が上級生で、タイミング的に当時のゆりちゃんは娘1になれるか厳しかったのです。
初演の雪組にも再演の花組でもまゆみさん(五峰亜季さん)や圭子さん(美穂圭子さん)も出ていて、
両公演とも懐かしく観ました。
初演雪組の当時、わたしが一番宝塚ファンを頑張っていたので、その分思い入れが強すぎるのだと思います。

☆EXCITER!!2017
2017がタイトルについた時点で、初演と再演とは別物と思って観るものとは分かっているのですが
こちらの作品もかなり思い入れが強くて。
エキサイターはやっぱり大階段が欲しい。
2番手ゆずかれーちゃん(柚香光さん)3番手あきら(瀬戸かずやさん)で、順当なのですが、
もう少しマイテイ(水美舞斗さん)の扱いを大きくしたの方が収まりはよかったと思われます。
オープニングのまっつ(未涼亜希さん)のソロをあきらが歌っていて、何とも。
歌える花娘のくみちゃん(芽吹幸奈さん)や音くり寿ちゃんがキキちゃんチームというのが残念でした。
ドリームガールの歌手がべーちゃん(桜咲彩花さん)でしたが、
べーちゃんにはフロアでみりおちゃんと絡んでほしかったです。


☆その他の感想
しろきみちゃん(城妃美伶さん)は、いつ娘1になってもいい状態ですね。あとはご縁があれば。
みりおちゃんとゆきちゃんの相性は、ミーマイのビルとマリアおばさまとのやりとりの空気感から、
合うだろうと思ってましたが、やっぱり合いますね。
ゆきちゃんのメルトゥイユ夫人、とても素敵でした。EXCITER!!もゆきちゃんの表現力に感動しました。
みりおちゃんのヴァルモンは素敵でしたが、もっとみりおちゃんには合う役があるのでは。
みりおちゃんにしかできない役をたくさん演じていただきたいです。
みりおちゃんでなければ演じられない役がたくさんあるので。

宝塚歌劇 月組「グランドホテル」「カルーセル輪舞曲(ロンド)」

2017-04-09 | 宝塚歌劇

「グランドホテル」の役替わりが4パターンもあるこの公演。
全ては無理でも2パターンは観て、それぞれの役替わりは観ておこうと思っていたのですが、
わたしが生きてきた中で一番悲しい出来事があり、
千秋楽間際のエリックがアーサ(朝美絢さん)、ラファエラがありちゃん(暁千星さん)、
フラムシェンがうみちゃん(海乃美月さん)のパターンを観ました。

この時期、泣いてばかりいて、日常生活がきちんと送れていない状態で、
家族の勧めもあり、「日常生活を取り戻すため」の一歩として、観劇に出かけました。
一緒に観劇した常日頃とてもお世話になっている友人にも、たくさん心づかいをいただき、
どうにか観ることができました。

心身ともにボロボロで、こんな状態でも観たいと思ったのは、
わたしがいつも宝塚からたくさんの元気をもらうからです。
それは、やっぱり間違っていませんでした。
正直連日の睡眠不足で、途中記憶がない部分はあるのですが
あまりにもみやちゃん(美弥るりかさん)のオットーが素晴らしくて
たまきち(珠城りょうさん)の男爵も、ちゃぴ(愛希れいかさん)のバレリーナも
とっても合ってて、新生月組の素敵な船出だと思いました。
あと、アーサの成長ぶりにビックリしました。エリックの人柄がとても伝わりました。
いつの間にこれだけ自然に役になりきることができる人になったのだろう。
さすが月組生だと思いました。雪組でも大活躍されますね。

月組生のたくさんの細かい役づくりやダンス、きちんと観れなかったのがとても心残りです。


「カルーセル輪舞」はショーなので、心を無にして楽しめました。
みやちゃんとアーサのキラキラオーラに、心が洗われました。
たまきちとちゃぴの相性もとてもよく、ダンスシーンが今後ますます楽しみです。
こちらはお正月のNHK放送の録画であとでゆっくり楽しみます。



松岡修造さんがおっしゃた
「宝塚歌劇団を小さい頃から、また現役中も観劇していましたが、
僕を含め沢山の人に元気と幸せを与えてくれる場所だと思っています。
宝塚歌劇団は、人を応援できる力がある。」


この言葉、本当に本当に痛感してます。
泣かない日はありませんが、日常生活を過ごしてます。








宝塚歌劇 雪組「星逢一夜」「Greatest HITS!」

2017-02-24 | 宝塚歌劇

中日劇場で再演された2つの作品を観てきました。

☆星逢一夜
再演とはいえ、いろんな修正がされていて、あらすじは変わらないのに、
観終わったとき、初演と大分変わった印象を受けました。
間違いなく、今回の再演の方が、作品自体がまとまり、わかりやすいし、完成度が高いです。
ただ、初演をかなり入れ込んでいるわたしには、完璧すぎて落ち着きませんでした(苦笑)
本当に、今回の方が絶対作品としての完成度が高いのに、高すぎて居心地が悪い、
そんな感じなのです。
多分、初演での、脚本では書ききれなかった晴興、泉、源太の気持ちを、3人が演技で埋めていた
あの何ともいえない繊細な空気感を、わたしはとても愛でていたのです。
こちらは初演とは別の作品として、後でゆっくり自分の中で整理して、楽しみたいと思っています。

☆Greatest HITS!
こちらもすごく観やすかったです。
季節感のある場面が多かった初演は、観劇時期で違和感を感じてしまったところもあり、
今回、季節感のある場面が無くなったせいか、すっきり、純粋に今の雪組のショーを楽しめました。
たくさん客席降りもあって、大感激でした。

ちぎちゃんの雪組の集大成のような2本立てでした。
観ることができて本当によかったです。

宝塚歌劇 星組「オーム・シャンティ・オーム -恋する輪廻-」

2017-01-15 | 宝塚歌劇

ベニー(紅ゆずるさん)のプレお披露目公演。
ベニーと小柳先生のタッグなら、絶対期待できるはず!と思っていったところ、想像どおりでした。
素直にあまり考えずに、楽しく観ることができる作品です。
先週観た花組の「金色の砂漠」の世界感が重かったせいか、バランスがちょうどよかったです。

いつも感じることですが、ベニーの特性と役柄がはまると本当にベニーはすごいです。
物語のちょっとした違和感があったりしても、ベニーの力技で乗り越えてしまいます。
トップスター就任おめでとうございます。

ベニーの相手役、娘1のあーちゃん(綺咲愛里さん)
やっぱりぱっと目を惹くのは、綺麗さ。どこにいても目立つ美しさはやっぱり娘1ですね。
今回あーちゃんの歌がかなり上手くなっていてびっくりしました。
たくさん頑張られてますね。次作のマルグリットもとても期待出来そうです。

初?の悪役とおじさん役と思われる、ベニー演じるオームの敵役、ムケーシュを演じたコトちゃん。(礼真琴さん)
小柄なコトちゃんには分が悪い役だなと思いましたが、それを補うように、演技と歌で魅せるコトちゃん、とても見ごたえがありました。

せおっち(瀬央ゆりやさん)がベニーの親友役で、出番も役の比重もとても大きく、びっくりしました。
星組新体制、いろいろ変化がありそうです。


オームの台詞ではありませんが、「ハッピーでなければエンドでない」
わたしはやはりハッピーエンドが大好きなので、小柳先生の作品、本当に大好きです。
ただ、今回小柳先生の演出にしてはめづらしく、
亡くなる場面が2場面あったのですが、2場面ともわかりにくかったのが残念です。


夏には大阪で上演も決まったようで。
大阪だともっとベニーが弾けそうで、とても楽しみですね♪