Sweet Step

韓国ドラマと宝塚歌劇の感想を書いています。

宝塚歌劇 雪組「黒い瞳」「ロック・オン!」

2011-04-23 | 宝塚歌劇
雪組全国ツアー初日行ってきました。
はじめての千葉県市川市。東京から近いんですね。
甘いもの好きなわたしは、帰り道しっかりドルチアで
ケーキをお土産に買って帰りました。

さて、感想です。
みみちゃんの娘役トップお披露目初日ということで
組長さんの挨拶では、その話題に触れるかなと
少し期待していたのですが
地震への被害者への励ましと募金の呼びかけで終わりました。

☆「黒い瞳」について
やっぱり、いいお話ですね。(しみじみ)
初演のヒロインのゆうこちゃん(風花舞さん)がくるくる踊るのが
印象に残っていたのですが
みみちゃん(舞羽美海さん)も可憐にくるくる踊ってくれました。
今日のみみちゃんのダンスを観て
演技力と歌唱力がついて、得意のダンスの表現力も磨かれていると感じました。
キムちゃん(音月桂さん)のニコライも好きです。期待どおりでした。
まっつ(未涼亜希さん)のプガチョフも、かおりちゃん(晴華みどりさん)のエカテリーナⅡ世もよかったです。
コマちゃん(沙央くらまさん)の悪役は、ちょっと弱かったかな。
でも全体的にとっても雪組らしい、よい出来だったと思います。

☆「ロック・オン!」について
客席参加型のショーということで、最初からノリノリで客席にたくさんスターさんが降りてくれました。
キムちゃんとてもサービス旺盛です。
でも全体的なショーの組み立てが、今の雪組に合っていたかというと、ちょっと悩んでしまうところがありました。
ただ、このショーでは、まっつがいかに素晴らしいダンサーであるかを知ることができます。
まっつに目がくぎ付けになってしまう場面がたくさんありました。
3番手格にさきちゃん(彩風咲奈さん)とみえる場面がたくさんあり
ひろみちゃん(彩那音さん)とコマちゃんがいるので、釈然としなかったです。
第2章のピアノの場面のピアニスト(初演時は2番手だったキムちゃんが演じてます)が
さきちゃんだったのにはとてもびっくりしました。
確かにさきちゃんは長身で見映えしますが、でもショーで3番手格になるほどダンスが上手かというと
正直まだまだではないのかなと思いました。
娘2も残念でした。(休演しなければ夢華さんの予定だったのでしょうか?)


ショーに関してはかなり辛口な意見になってしまったのですが
でも、新星雪組トップコンビお披露目公演、とても満足してます。
そして、今日もまた新星雪組にまっつは欠かせないと思いました(笑)

次回の「ハウ・トゥー・サクシード」も楽しみです。
この公演は著作権の関係でDVD化はされないとのこと。
初演は花組娘役トップの純名里沙さんのサヨナラ公演でした。
1回は観ることは決まっているのですが、DVD化されないなら
もう1回観た方がいいかなあと悩んでます。







宝塚歌劇 花組「愛のプレリュード」「Le Paradis!!(ル パラディ)」

2011-04-17 | 宝塚歌劇

サヨナラ公演って、特別なものだとわたしは思ってます。
見納めだからトップさんが素敵なら何でも有り!みたいなところがあり
それが許される公演だと思ってます。
なので宝塚初観劇の友達を、サヨナラ公演には誘いません。
なんでもない場面で客席ですすり泣く声が聞こえるなんて
初観劇の人にはクエスチョンマークがついてしまうと思うので。

そんなわけで
真飛さんのサヨナラ公演行ってきました。
わたしが行った日は開演直前に地震があり、舞台装置点検のため20分遅れのスタートでした。

お芝居は、やっぱりスーツ物は花組だなあと感じさせる出来でした。
ただ、タイトルが何故「愛のプレリュード」なのかわかりませんでした。
話の組み立ては月組の「ラストプレイ」を彷彿とさせるもので
真飛さん演じるフレディと壮さん演じるジョセフがメインで、蘭はなちゃんは二人を取り持つ役どころでした。
「ラストプレイ」は当時娘1不在の月組ならではの話だと思っていたので、
娘1がいる花組でこんなお話が展開されるとは思わなかったので意外でした。
個人的には、話の展開に多少の無理はあっても素敵なゆうちゃんをたくさん観られたのでよかったです。
ゆうちゃんの演技はまさに円熟の極みで、えりたんはゆうちゃんとこんなにガッチリ芝居ができて、
いい経験になっただろうなと思いました。
蘭はなちゃんは、歌と芝居、たくさん頑張らないと次回作きついだろうな(観る側が)と思いました。
花組って学年が高い方が多いし、やっぱり安定してますね。
わたしの場合、昔の派手な花組のイメージが強いせいか、今の花組って地味だなあと思ってしまうのですが、スーツを着こなして颯爽と歩く花組生たちはやっぱりすごいと思いました。

ショーは評判どおりの出来で、藤井先生作品にはハズレがありません。
黒燕尾の場面はもちろん、わたしはオープニングの群舞がとても好きです。花組らしい踊りだと思います。
ショーは見どころがたくさんあり、ゆうちゃんのサヨナラにぴったりな作品だと大満足です。

ショーの後、組長さんとゆうちゃんからこのたびの地震に関しての挨拶があり、
終演後は義援金呼びかけでゆうちゃんえりたんをはじめとするジェンヌ数人がロビーに立ってました。
初日はともかく、毎公演ゆうちゃんがロビーに立っているとは思わなかったのでびっくりしました。
24日までの千秋楽までサヨナラムードはますます盛り上がるだろうなと思いました。


DVD 雪組「ロミオとジュリエット」

2011-04-02 | 宝塚歌劇

雪組の「ロミオとジュリエット」のDVDを見倒しています。
やっぱりDVDは東京公演バージョンも作って欲しいなあと切に思います。
わたしが観たのは東京公演だったので、
1月中旬の大劇場公演を収録したこのDVDは確かに充分楽しめるのですが、
東京公演の方がより良くなっているし、
キムちゃんやまっつの声がもっと艶やかだったと思うので残念です。
もちろんみみジュリエットの進歩も。
DVDだと何度も見れるので、
どうしても主要人物に視線が行きがちな生の舞台とは違って
いろんな角度から見ることが出来て、新しい発見をしています。
そして、改めて、まっつの功績を感じてます。

この雪組「ロミオとジュリエット」をみて
やっぱりトップが歌えるのは素晴らしい!
と痛感しました。
その上、まっつを筆頭に主要キャストに歌える方が多かったですし
組全体のアンサンブルもレベルが高かったと思います。
タカラヅカ独自の様式美は必ず根底にあるものとして
タカラヅカにおいて歌唱力というのはスター性やダンスと比べると
重視されていないと感じているので
歌が上手いトップさんが出ると得した気分になります。
客席が後ろになればなるほど姿は見えなくなりますが
声は2階席の後ろまでしっかり届くので
やっぱり歌えるって大切だと思います。
(今回のような歌中心のミュージカルは特に)
あとは配役のバランスもよかったと思います。
まっつならティボルトもできたと思いますが
そしたら、キムロミオとまっつベンヴォーリオのスペシャルなハモリや
まっつの「どうしたら伝えよう」が聴けなかったと思うと、
やっぱりまっつがベンヴォーリオでよかったと思います。
キタロウのティボルトは斬新で別の意味で印象に残りましたし。
やっぱりタカラヅカでも歌は重要です♪