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Sweet Step

韓国ドラマと宝塚歌劇の感想を書いています。

宝塚歌劇 星組「ANOTHER WORLD」「Killer Rougeキラー ルージュ」

2018-07-01 | 宝塚歌劇

東京公演が始まってすぐに星組公演観てきました。

お芝居ショーとも、楽しく観れて元気がでる作品でした。

☆ANOTHER WORLD
日本物が苦手なので、日本物というと身構えてしまうのですが
(日本物が苦手なのに、雪組が大好きという矛盾・・・)
こんなに日本物をいうことを意識せず、面白く観られた作品は初めてかもしれません。
あの世の話を面白くというのは、表現がよくないのですが、RAKUGOということで。

ベニー(紅ゆずるさん)がとっても生き生きと演じていて、
ベニーの中でトップとしての立ち位置が決まったのかな。
いつも星組公演を観て思うのが、星組生のチームワークの良さ。
多少つっこみどころがある部分も、星組ならと納得させてしまう勢いがあるという感じです。

はるこちゃん(音波みのりさん)がとても美しくて、
上級生になるにつれての、娘役さんの綺麗さは特筆すべきだと思います。

残念だったのが、わたしの理解力では、最後がよくわかりませんでした。
もう一度観ればわかるかな。


☆Killer Rougeキラー ルージュ
わたしの中では「サイトーショー」という宝塚カテゴリーがあるのですが、
今回も全く裏切らない齋藤先生の「サイトーショー」でした。
安定の、たくさんスターさんの見せ場がある作品でした。
お芝居のときにも感じていたのですが、せおっち(瀬央ゆりやさん)の
大活躍ぶりに、目をみはりました。

星組ですと、こっちゃん(礼真琴さん)とミッキー(天寿光希さん)がお気に入りなのですが、
お二人の素敵さを、たくさん堪能することができました。

観劇のスケジュールで、次の雪組までしばらく間が空いてしまうので、
星組もう一度観ようかライビュで観ようか、悩んでしまいます。




宝塚歌劇 宙組「天は赤い河のほとり」「シトラスの風-Sunrise-」

2018-06-10 | 宝塚歌劇

真風涼帆さん、星風まどかさんのお披露目本公演。
幸運にも2回観ることができました。

☆「天は赤い河のほとり」
この作品が宝塚で上演されることが決まってから、
原作ファンの方から「宝塚でやるんだね。観てみたい」と言われることが多くて
人気のある漫画なのだなあと。
わたしが観たときも、宝塚ファンではない原作ファンの友人と観たのですが、
正直イメージ大丈夫かな?とドキドキしていたのですが、
よくあの長い話を1時間半にまとめたね。カイルがかっこよかったと楽しんでくれたようでした。
今回はカンパニーの教訓?をもとに、観終わってから原作を読んだのですが、
友人がナキアの描かれ方が宝塚ではやさしいと言っていた意味がよくわかりました(汗)
エピソードの入れ替えも多く、小柳先生がいろいろ工夫された様子がうかがえました。

☆「シトラスの風-Sunrise-」
20年前の再演も数年前の全ツも観ているのですが、やっぱりオープニングが好きです。
衣装の色の洪水、とても華やかで、20年前がよみがえってきます。
踊っている宙組生たちの誇らしげな表情もとても印象に残りました。
この作品は宙組の財産なのですね。機会があるごとに再演していってほしいなと思いました。


キキちゃん(芹香斗亜さん)と愛ちゃん(愛月ひかるさん)、
同期2人の並びと様子がとても素敵で、
トップのゆりかちゃんと宙組生で作るこれからの宙組がとても楽しみです。

宝塚歌劇 月組「カンパニー」「BADDY」

2018-06-10 | 宝塚歌劇

ゴールデンウイークに観たのですが、
もっと早い時期に観ておけばリピートできたかもしれないのに
と深い後悔でライブビューイングも観ました。

☆「カンパニー」
原作を読んで入念に予習するばかりがよいものではないと思いました。
「カンパニー」の原作本はとても面白くて読めてよかったなあと思っています。
ただ、それを宝塚歌劇で実現するとなるといろいろ変化を起こさざるを得ないんだなあと
改めて思いました。
逆に原作本を読まずに観た方は、たまきち(珠城りょうさん)の役が
妻と娘に家を出ていかれた、コネ入社でリストラ寸前にバレエ団に出向させられた人だとは
とても想像がつかないと思います。
宝塚バージョンは、原作を知らなくても、話がわかりやすく、
とても現代劇として観やすい作品だなあと思いました。



☆「BADDY」
久々にものすごくはまったショーでした。
ここまでショーにはまったのは「ソロモンの指輪」以来です。
全てが凄すぎるショーでした。
としちゃん(宇月颯さん)の歌がもう聴けなくなるのかと思うととてもせつないです。
BADDYはお芝居2本観るのはキツイということで、ストーリーを放棄してショーとして観たのですが、
ストーリーを放棄してもものすごく惹き込まれて、
たまきちとちゃぴ(愛希れいかさん)のデュエットダンスのあまりのレベルの高さに茫然して、
不思議なフィナーレでいつの間にか終わってしまいました。
終わった瞬間から、とにかくもう一度観たいと慌ててライブビューイングのチケットをコンビニで買い、
友人からBADDYの設定についていろいろ教わり、ライブビューイングで感動再び。
有難いことに友人からCDとブルーレイまでお借りできて、「BADDY」でリフレッシュタイムを過ごしています。
BADDYは細部までたくさんのこだわりがあって、飽きません。
上田久美子先生を改めてすごい御方だと思います。


ライブビューイングで観た、千秋楽の退団者の皆さんの挨拶もとても心に響くものでした。
努力していないジェンヌさんっていない。わたしも頑張ろうと。
いつも宝塚を観ると励まされます。






宝塚歌劇 雪組「誠の群像」「SUPER VOYAGER!」

2018-06-10 | 宝塚歌劇

春に観た雪組全国ツアーの感想です。

早く会場についたこともあり、出待ちの様子を遠くから見ることができました。
笑顔でファンに手を振りながら会場に入っていくジェンヌさんたちの素敵さに
開演前からとても幸せな気分になりました。

それでは感想です。
☆「誠の群像」
いつも再演ものを観て思うのが、時間が経って忘れていても
再演を観ているうちに、昔の記憶がよみがえってくる不思議な感覚になります。
初演の大劇場のような華やか?な舞台転換はありませんでしたが、
その分、登場人物たちの心の機微がしっかり伝わってくる作品でした。
やっぱり雪組は日本物しっくりくるなあと感動します。
ジェンヌさんたちが日本物の立振舞いであっぷあっぷすることなく、きちんと演技が出来る。
殺陣の場面が様になる。一朝一夕で身につくものではないと痛感。
雪組の日本物に対する自負を感じました。

☆「SUPER VOYAGER!」
本公演とは違った全国ツアーバージョンも、これはこれでとてもよかったです。
DIAMONDショウタイムは大階段無しでどうなるのかなと思ってたら
大階段無しバージョンもとてもとてもよかったです。

両作品とも雪組の団結力のよさを堪能できた作品でした。

客席降りもう少し後方まで来てほしかったなあ。と若干の心残りはありますが、楽しめました♪


宝塚歌劇 花組「ポーの一族」

2018-04-28 | 宝塚歌劇

みりおちゃん(明日海りおさん)にしかできない作品を
「ハンナのお花屋さん」に続き、立て続けに観ることができて、
幸せな気持ちでいっぱいです。

小池先生の念願の作品、「ポーの一族」
もちろん、みりおちゃんエドガーがあっての作品ですが、
相手役のゆきちゃん(仙名彩世さん)のシーラも
ゆきちゃんがいなかったらこのシーラは成り立たなかったと
今の花組トップコンビだからこそ、このクオリティの高さで完成したのだと
観るたびに感激していました。

フィナーレのデュエットダンスがあまりにも素敵すぎて
初めて観たとき、まさかこの場面で涙が溢れるとは思いませんでした。
みりおちゃんとゆきちゃんのトップコンビは最強です!

ちなつちゃん(鳳月杏さん)は相変わらずとても素敵でしたし、
しろきみちゃん(城妃美伶さん)のマーゴットは絶妙でした。

ちなつちゃん、次回の博多座公演。応援しています。


宝塚歌劇 宙組「WEST SIDE STORY」

2018-04-28 | 宝塚歌劇

夏に梅田でも公演があり、キャストが変わり、また違った公演になるのかなと
とても楽しみにしています。

新生宙組のプレお披露目公演。
チケットが取れず、久々の3階席での観劇でした。
少しいろいろと思うことが多い公演でしたので、
3階席で、とても全体のフォーメーションが楽しめ、
作品としていろんな方向性で観ることができてよかったと思っています。

真風涼帆さんと星風まどかさんについては
本お披露目公演を観てから、いろいろ感想を書きたいと思っています。
この作品では、ゆりかちゃんの持ち味と役が合致しているとは思えなかったので、
今は書くのはやめておこうと思います。

みなとくんのリフと、和希そらさんのアニータに釘づけでした。

梅田ではどうなるのかな?と今からとても楽しみです。




宝塚歌劇 雪組「ひかりふる路(みち)」「SUPER VOYAGER」

2018-04-02 | 宝塚歌劇

すっかり更新が滞ってしまいました。

ずっと応援していただいもん(望海風斗さん)のお披露目の本公演。
まあやちゃんの喉の調子がおかしいと知ってから
公演中、ずっとずっと祈る想いでいました。

わたしは幸いにも、観劇時、まあやちゃんの美声を堪能することができました。
そして、幸運なことに、千秋楽の劇場観劇もすることができました。
千秋楽のまあやちゃんは、生で観る分には不都合はなかったのですが、
ライブビューイングを観た友人からは台詞が少し聞き取りにくかったとのこと。
でも、千秋楽3連続で観劇した友人からは、千秋楽がここ最近一番よかったと。

全国ツアーが始まり、まあやちゃんの美声が戻ったとのことで、観劇が今から楽しみです。


今更なので、感想よりも公演の雑感を。

新生雪組、素敵な船出だと思いました。
組替の皆様も大活躍で、アーサ(朝美絢さん)は、わたしの友人が大ファンになった模様です。
(普段公演により観たり観なかったりの友人ですが、今後の雪組公演は必ず観るとのこと)
わたしはひらめちゃん(朝月希和さん)がさきちゃん(彩風咲奈さん)とものすごくお似合いで、
2人のコンビをこれからもいろいろ観られるといいなと期待してます。
あやなちゃん(綾凰華さん)は、下級生を覚えられない私が星組時代から知っていたほど、
いいなと思っていたスターさんだったので、組替えで活躍されている姿を観て、とてもうれしいです。

だいもんはトップスターになって、ますますひかり輝いています。
どんなトップスターさんの軌跡を描かれていくのだろう。
間違いなく、わたしが考えているより、ずっとずっと上の世界を魅せてくれると確信しているので、
だいもんと、だいもんとまあやちゃんのトップコンビと、新生雪組を
たくさんたくさん楽しみたいと思います。





宝塚歌劇 星組「ベルリン、わが愛」「Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)」

2017-12-23 | 宝塚歌劇

星組観てきました。
ライブビューイングで観る「タカラヅカスペシャル」はありますが、
観劇としては、こちらが今年の観劇おさめでした。

わたしはこの両作品、とても楽しく観ることができました。

それぞれの感想です。
☆ベルリン、わが愛
ベニー(紅ゆずるさん)演じるテオの情熱が所狭しと舞台上に散らばって、
テオの映画の情熱とベニーの宝塚愛は通じるなあと思いながら観てました。
「映画が大好き」という感情籠るテオのセリフは、
「宝塚(歌劇)が大好き」と言っているような錯覚を覚えました。
こんな場面が評判よくないのかあと思いながらも、
原田先生がいろいろ工夫されていて、試行錯誤されている様子が伺えました。

☆Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)
「花夢幻」の場面に。わたしが敬愛する一路真輝さんが歌っていたのが思い出されました。
できたら、ことちゃん(礼真琴さん)に歌ってほしかったなあ。
久しぶりの寄り添うデュエットダンス、懐かしかったです。

☆特筆すべきはことちゃんの存在感とあーちゃん(綺咲愛里さん)の美貌。
あーちゃんは演技も歌もダンスも進化されていて、だからこそ、美貌が目をひきました。
実力のある娘役さんの美貌は、あらためて、武器だなあと思いました。
星組の皆さんが、皆ベニーのもとで楽しそうで、それが一番印象に残りました。

まだ観てないかたは、12月24日にライブビューイングもあります。
観るのをやめてしまうには、勿体ない公演だと思いました。
楽しそうな星組生、観てるだけで元気いただけます。



宝塚歌劇 宙組「神々の土地」「クラシカルビジュー」

2017-11-26 | 宝塚歌劇

まあくん(朝夏まなとさん)おつかれさまでした。

わたしはまあくんの花組時代はだいもん(望海風斗さん)を観るのに忙しくて、
まあくんをきちんと観るようになったのは、宙組に組替えになってからでした。
銀河英雄伝説のキルヒアイスを観て、当たり前ですが、真ん中に立つ人だと思いました。

毎公演まあくんのダンス、とても魅了されました。
デュエットダンス大好きなわたしは、まあみりのデュエットダンスが好きすぎて、
特に実咲凛音サヨナラショーのデュエットダンスは忘れられません。

そんな状態なので
みりおんがいなくてとても寂しかった公演ではありますが、感想です。

☆神々の土地
ウエクミ(上田久美子先生)のロシア物。
とにかく美しく大人っぽい作品でした。
ドミトリーがとてもよい青年で、まあくんがとても丁寧に演じていると感じました。
歌劇誌のゆうりちゃん(怜美うららさん)へのウエクミの送る言葉を読んで
イリナはゆうりちゃんに特化した役なのかなと思いました。
どんな場面でも、ゆうりちゃんが一番きれいにみえました。
千秋楽はライブビューイングで観たのですが、お芝居の終盤、
ロシアの平原でドミトリーとイリナが雪遊びをする場面、
お芝居をしながらゆうりちゃんは泣いてました。
その涙はダイヤモンドのようにとてもきれいな涙で、
こんな風に泣けて卒業できるゆうりちゃん、今までのたくさんの努力が実った瞬間を観ました。

☆クラシカルビジュー
ショーは前々から感じていたのですが、わたしは稲葉先生の感性が理解できないようで、
あまりよい印象が残りませんでした。
まあくんの出番が少なすぎてびっくりしただけでなく、
ダンサースターをこんな風につかうの?
デュエットダンスがないのだから、見せ場が黒燕尾なのにこれでいいの?
「?」「?」がついているうちにフィナーレになってしまったという・・・。
千秋楽ライブビューイングのサヨナラショーで、
サヨナラならではの感動を満喫できました。

☆千秋楽ライブビューイング
いつも感じるのが、組長さんの組子への愛。
組子ひとりひとりに組長さんはたくさんの愛を持たれているのだなと感じます。
退団の挨拶で、大階段から降りてくるまあくんが黒燕尾で、
元花組生らしい、男役の美学を感じました。
退団者の皆さま、とてもよいお顔をされていて、本当に素晴らしいことだと思いました。

「ゆりかー」と投げキッスで、トップとしてのまあ様と昔のまあくんが観れて、幸せでした。

宝塚歌劇 花組「ハンナのお花屋さん —Hanna’s Florist—」

2017-11-26 | 宝塚歌劇

「ハンナのお花屋さん —Hanna’s Florist—」
こんなみりおちゃん(明日海りおさん)が観たかった。

「仮面のロマネスク」の全国ツアーを観たとき、
みりおちゃんにしかできない役をやってほしいなあと思いました。
今回のこの「ハンナのお花屋さん」は、このクリスの役は、
まさにみりおちゃんしかできない役でした。

そして、ミアもゆきちゃん(仙名彩世さん)しか出来ない役でした。
ミアは難役で、出番も少なくて、
この役をしっかりヒロインとしての位置づけで演じられるのはゆきちゃんならでは。

何よりも、あんなにクリスとミアの絡みが少ないのに、
クリスとミアが心通わす関係になることを、観る側に違和感なく表現する
みりゆきコンビのいかに息のあった関係性を、目の当たりにして、
とってもとってもうれしくなりました。

この作品は、とても心が洗われて、きれいな涙を流すことができます。
ヒーリング効果があるというか、デトックス作用があるというか。
誰しも後悔のない生き方なんてできなくて、
だからといって、自分を責めて暮らすのではなく、
自分の過ちを認め、自分を赦す、
それが自分も周りも幸せになるプロセスだと、
みりおクリスが教えてくれました。

何度も何度も言いますが、このクリスはみりおちゃんでなければできなかった。

景子先生には、正直ゆきちゃんの待遇をもう少しよくしていただきたかった。

花組の皆さんは、タカラジェンヌとしての、花組生としての意識がとても高くて、
すごく皆さんいい役割を果たされているなあと思いました。
「はいからさんが通る」はチケットが確保できず、観劇できなかったのですが、
こちらのチームの花組の皆さんも頑張っているのだろうなと思えました。